鳥さん個別相談★ホンキバタンさん★これからの長いお付き合いのために

1月15日に、ホンキバタンさん(1才、男の子)が鳥さん個別相談をご利用くださいました。

ご相談内容としては・・・
咬み付き改善
とのことでしたが、よくよくお話をおうかがいすると、
●鳥さんを飼うのが初めてなので、とにかくなんでも教えてほしい
●ステップアップのトレーニングがうまくいかない
●ステップアップの時に咬まれるので腰が引けてしまう
●鳥さんのことを思うと、誰に対してもフレンドリーになってもらいたい
とのことでした。
ヒアリングをしながら、飼い主さまとホンキバタンさんとの様子をじっくり観察させていただきましたが、基本的な鳥さんとの接し方やルールの教え方についてまずは飼い主さまがしっかりと知っておいていただきたいと思い、これらについてこまごまとお伝えさせていただきました。

実は、ホンキバタンさんはお迎えしてからまだ2週間程度です。
そして、1才。しかも、男の子!
ペットショップにいた頃は、だいぶ慣れていたのでお迎えを決断されたそうですが、実際にお迎えをしてみたらステップアップの時に咬まれるので腰が引けてしまって、、、というのが現在の状況です。

まずは、ゆっくりと今の環境や生活リズムに慣れてもらうのが先決だということをお伝えして、じっくりと半年かけてくらいの気持ちで、のんびりやってはどうですか?とご提案しました。
個別相談に来てくれたホンキバタンさんは、最初はキャリーから出てくるのに時間がかかりましたが、しばらくしたらご褒美目当てに出てきてくれました。よく一人遊びもできるそうなので、ぜひこれから先もその一人遊びを伸ばしていけたらいいなと思いました。
そして、ステップアップの練習についてお伝えして、実践していただくと、ヨイショッと腕にのってくれました。
ところが、鳥さんが腕に両足をのせたらすぐに、腕を動かしてしまっていたので、本当に小さいステップを刻む必要があるということをお伝えすると、「そうなんですね!焦りすぎてました。。。」とおっしゃっていました。

●今までやってきたこと:
腕にのるとすぐに腕を上げる、動かす ⇒ 鳥さんはびっくり!ステップアップして腕に掴るということにまだ慣れていないので、腕にのると動く!怖い!という印象がついてしまい、ステップアップを拒否するように。

●改善点:
腕は動かさないようにしっかりと固定する。両足が腕にのってもすぐに動かさない。
両足が腕にのった状態でご褒美をあげて、今度は腕からおりてもらうか、鳥さんの意思でいつでも下りれるようにする。
両足が腕にのっている状態が継続できるようになったら、少しだけ腕を持ち上げてみる。
そして、すぐに下ろす。
少しずつ、鳥さんが腕にのった状態で上下に動かしてみたり、左右に動かしてみたり、ご褒美は継続してあげながらこれらのことをステップを踏んで実践。

「おいで」トレーニングもやりながら、腕に誘導している様子↓
20170115レオちゃん1
20170115レオちゃん2
両足をのせてくれましたが、まだまだ信用できないぜ!という感じで片足は腕にのせて、もう一方の片足はテーブルの上で踏ん張る様子が観られました。
そして、「今、これ咬みましたよね」と飼い主さまが思う「咬む」の様子も、実は鳥さんは咬もうとしているのではない様子でしたが、なにせ鳥さんと一緒に暮らすのは初めての方には、きっとクチバシが手に触れただけでも「怖い!」と思ってしまうのは仕方がないことかなと感じました。
クチバシは鳥さんにとっては第3の足(手?)のようなものなので、咬む目的じゃなくても使うことはよくあります。
ただし、飼い主さまには、甘噛みから本気咬みに発展することは珍しいことではないので、クチバシが人の肌に触れたらご褒美はなしでというルールの元トレーニングを継続していただくようにご提案させていただきました。その方が、ホンキバタンさんの飼い主さまにとっては合っているのではないかなと判断しました。
これからじっくりとご家庭で焦らず、トレーニングを遊びの一環として継続をしていただけたらと思います。

20170115レオちゃん3
個別相談が終了する頃のホンキバタンさん↑
いろいろなことを実践していただいた結果、お疲れのご様子。
ある段階で、ご褒美を見せるとクルリとターンして、「はい、ちょうだい」の様子を見せていたので、「あれ?ターン教えました?」とおうかがいすると、飼い主さまは教えたことはないとのことで、ショップできっと教わっていたのでしょう。そして、こんなターンができるとは知らなかったそうです。鳥さんに思考してもらうためのトレーニングとして、いろいろ覚えてくれそうなタイプの鳥さんだと感じました。
ショップまでお越しいただくのにも時間がかかったそうなので、本当にお疲れ様でした!

白色オウムの特にオスの場合は、ぜひとも基本的な応用行動分析学について、全ての飼い主さまに知っておいていただきたい事柄です。これは、これから長いお付き合いとなる鳥さんとの暮らしをよりよくしていくためには欠かせないと感じています。万が一、成長過程で、あるいは人が知らず知らずに教えてしまったとは言え、鳥さんが豹変した!の時も慌てず騒がず、一貫したルールの元接することで、関係性をこじらせずに済みます。

今回、お越しいただいた飼い主さまには、白色オウムのオスと暮らしていくためにはもっともっとお伝えしたいことがありましたが、初回は基本中の基本をお伝えしてまずは実践していただくことにしました。
第2回目は、ご相談内容的に急を要さないと判断したので、暖かくなった頃にお越しいただくことに。

ちなみに、トレーナーは一発で「この人キライ!」の烙印を押されてしまいました。。。
どうやら、この日来ていたシャツの色がお気に召さなかったようです。
明るい水色のTシャツを着ていたのですが、試しに上から白っぽい服をはおると「おいで」で近づいて来てくれてカキカキもOKだったのですが、上着を脱いだ状態、つまり明るい水色のTシャツに戻るとまた背中の羽毛を逆立ててフシューッ!と言われました。。。もちろん、近づいて来てもくれませんっ。
2回ほど繰り返して、同じ反応だったのできっとこの色(=明るい水色)がキライなんですね~と飼い主さまと話をしてました。

ホンキバタンさんはまだまだお迎えされたばかりで、まずは環境に慣れていくところからだと思います。
次回お会いする時は、お伝えした接し方の成果が出て、もっと飼い主さまとの信頼関係が築けているといいなと思っています。
そして、次回お会いする時は絶対に明るい水色のTシャツは避けよう!と思う反面、もう一度同じシャツで会ったらどんな反応を示すかも観てみたいという気持ちもあり、、、何枚か用意しておきたいと思います。
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