個別相談★オカメインコさん★発情抑制は食餌量コントロールで

オカメインコさん(4才、女の子)の発情抑制についてご紹介させていただきます。
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ここ2年ほど、換羽期を除いて、ほぼ毎月3個ほど卵を産み続けています。
小鳥の病院にて、毎月診察を受けており、食事制限で調整していますが難しいです。
飛ぶこともなるべくさせていますが、足りないようです。フォージングをうまく取り入れたいと考えています。
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とのことで、個別相談をご利用くださいました。

飼い主さまはすでに、オカメさんが卵を産むのがどのようなタイミングかをきちんと観察してくださっていたので、あとは取り組みあるのみ!という感じでした。

発情の要件は・・・
1)豊富な食べ物
2)ストレスフリーな生活
3)温度変化がない(快適な温度)
4)日照時間が長い
5)発情対象がある
などが挙げられますが、一番、発情に影響を及ぼしているのは1)の「豊富な食べ物」が関係しているようです。
今回のオカメインコさんの場合もそうです。
■ベスト体重は95~96g (※鳥さんの骨格によってベスト体重は異なります)
■体重が100gを超えるとすぐに体重がはねあがり、卵を産む
■発情対象のものは特にない
■97g~98gをキープして、8月末に卵を1個産む、9月は卵は産まなかった
以上のことから、食事制限が一番の発情抑制につながると飼い主さまご自身もお気付きでした。
しかしながら、オカメインコさん側は食事を制限される意味が分かりませんので、「お腹が空いた!」「足りないぞっ」と抗議するでしょう。食べることだけに意識があるようで、遊ばない、飛びたくない、というのが第1回目でおうかがいした状況だったので、これだけ食に対して執着があるのであれば、フォージングには持ってこいですし、遊ぶ、そして飛ぶ動機付けもきっとできると確信しました。

【ご提案内容】
①エサ入れの数を増やす。⇒あっちに行って食べて、こっちに行って食べて、動く動機付けになる。
②シードが主食だけど、この機会にペレットに切り替えていく。
③段ボールや薬包紙にシードを入れて食べにくく。
ケージの外には止まれるようにと止まり木をぶら下げているけれど、なかなか近づいてくれないとのことでした。これにも自ら飛んでいくくらいの動機付け、つまりエサを隠す工夫が必要になります。なので、第2回目のご相談の際に、この止まり木を持参していただくことにしました。

初めての場所や人(=トレーナー)に対して、物怖じしないオカメインコさん↓
20161002るうちゃん2
20161002るうちゃん1
スマホで撮りまくっていたら「何よっ!」という感じに。

そして、第1回目のご相談から1か月ちょっと経った11月19日に第2回目のご相談にお越しいただきました。

この時、換羽中とのことで体重は下がり気味でした。
ということは、体重がキープできているということで産卵はせずに過ごせたようです。
換羽の時は、羽根を生やすためにエネルギーが必要なので、この時期は食餌量は厳しくなり過ぎず、まずは元気に換羽期を乗り切ってもらいつつ、今後は換羽が終わっても体重をキープしていくことが目標です。

この日は、ぶらんこにしている止まり木を持参していただいたので、この止まり木に溝を作って、その中にシードを入れてみることにしました。実は止まり木にとまるのがあまり好きではないというオカメインコさんですが、果たしてどんな反応を見せてくれるでしょうか。
最初は、飼い主さまの肩にとまった状態からスタート。
20161119るうちゃん1
どんなおもちゃやフォージングもそうですが、最初のスタートは本当に簡単なところからです。

そして、少しエサが入っている穴の位置を動かして、一歩、止まり木に足をかけないとゲットできないようにしてみました。
20161119るうちゃん2
ご飯♪ご飯♪
という感じで、すんなり止まり木にのってくれました。
さすが食いしん坊さんです。(←褒め言葉)

止まり木をつたって、オカメインコさんからは反対側にある穴に入っているエサも難なくクリア!
20161119るうちゃん3
20161119るうちゃん7
「ほぉ~、この止まり木はなかなか魅力的ね♪モグモグ♪」

20161119るうちゃん5
止まり木自体が大きいものではないので、止まり木に開けた穴は本当に小さく、エサもアッという間に食べてしまいます。次の段階としては、その場に滞在して遊びながら中身をゲットできるような工夫が必要ということで、マンチボールにも挑戦!
マンチボールの中にはもちろん大好きな物が仕込んであるので、マンチボールを破壊せざるを得ません。
これぞ動機付けです。

20161119るうちゃん6
「なかなか学習してくれなくて」といフォージングスピンも、まずは簡単なところからスタートすることが大切です。
これだけ食に関心がある鳥さんであれば(←賛辞です)、きっと「回せば出てくる!」と関連付けができると確信しています。
単に食餌量を減らすだけでは鳥さんにとっては不満が募る一方だと思います。
頭を使ってエサをゲットするフォージングは、食事にも時間がかかりますし、思考を促し、エネルギーを消費できます。これからもぜひ、鳥さんとの知恵比べを楽しんでいただけたらいいなと思っています。

発情を繰り返す鳥さんには、食事量のコントロールがとても有効だと考えていますが、刺激も大切だと考えます。
なので、ぜひ鳥さん同伴OK(条件付き)のセミナーの際にはご参加いただきたいです。鳥さん同士の社会化の場にもなり、且つ刺激にもなったらいいなと思いますので、お気軽にご参加いただきたいと思っています。
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