「小鳥のキモチvol.4」(学研)発売と個別相談★サザナミインコさん★咬みつき改善

11月14日に「小鳥のキモチvol.4」が発売になりました!

小鳥のキモチvol4

横浜小鳥の病院の海老沢院長とBGSバードトレーナーの柴田が一部監修を務めさせていただきました。
---------------
※巻頭特集
飼い主さんにわかってもらいたい、鳥さんのしてほしいことを、テーマごとにかわいい写真とともに展開。
鳥目線の「こうしてほしい!」という飼い主さんも察知できなかった「小鳥のキモチ」を解説。
かわいい小鳥の2017年カレンダー付録付き。
---------------
もしよろしければ、ご一読いただけましたら嬉しいです。

そして、初回:8月21日と、第二回目:10月5日にお越しいただいたサザナイミンコさんの咬みつき改善についてご紹介させていただきます。

ご相談内容は、「咬みつき改善」です。

サザナミインコさんは2才で、今年の春頃から咬みつくようになってしまったとのことです。
思い当たるきっかけは引っ越しをして環境の変化が関係しているのかもしれない、というのが飼い主さまの見解でした。
肩や腕にはのってくれるそうですが、指はNGだそうです。

まずは初めまして、ということでキャリーから出してもらうことにしました。

パピコちゃん20160821-2
サッと出てきてくれて・・・

パピコちゃん20160821-1
スッと指にのってくれました。

咬みつき改善は、鳥さんを同伴して個別相談室にお越しいただく時点ですでに改善への取り組みは始まっていると感じています。知らない場所で知らない人(=トレーナー)がいる中で、一番頼りになるのは飼い主さまだけです。
なので、この時指にステップアップしてくれた時も、飼い主さまは「えっ!?うそでしょ!!」と驚かれていました。これだけでも、鳥さんにとって飼い主さまの価値がグッと上がっています。

咬みつき屋さんというと、ほとんどの方は鳥さんが「凶暴、短気、怒りんぼ」などと想像されがちですが、実は咬みつき屋さんの鳥さんはほとんどが「臆病で怖がり屋さん」ということが言える感じています。つまり、咬みつくという行動は、自分自身を守るための手段で使っていたということがほとんどです。
今回のサザナミインコさんも、飼い主さまはすでに「怖がり屋さん」ということを気付いてくださっていて、どうやって仲良くなっていくかを考えていくことになりました。

咬みつき改善には、やはりポジティブレインフォースメント(正の強化)に限ります。
鳥さんの大好きなものを活用して、手や人は怖くないんだということや、こうしたらご褒美がもらえるという風に望ましい行動を教えていくには最良の方法です。

サザナミインコさんの大好きなものは、オーツ麦とのことでしたので、これをご褒美として使っていくことになりました。
ステップアップしてくれたら、100%ご褒美をあげていくことで、ご褒美と指・手を関連付けて、咬まなければ(望ましくない行動)ご褒美がもらえる!ということを伝えていくことにしました。
その他にも、「おいで」トレーニングにもトライしていただくことに。

初回の様子から観て、咬みつきにはサザナミインコさんなりの理由があったのだと感じました。
咬みつきは学習行動です。
行動には全て鳥さんからのメッセージが隠されています。このメッセージに気付いて、改善していく点があれば改善をしていくのがトレーニングだと思っています。ただし、これは人側の欲求を一方的に鳥さん側に押し付けるものではないということを改めてお伝えさせていただきます。

第2回目はおよそ1か月半後でしたが、初回からおよそ1週間経過した頃にトレーニングの様子をご報告いただきました。
なぜなら、効果がない方法、つまり適切でない教え方でいくら頑張っても、時間だけが無駄に過ぎていくだけだからです。
咬みつき改善に至っては、適切に伝えられれば、鳥さんは1週間で変化が現れます。ここから、これまでの行動から新しい行動を上書きして、定着させていくことになるので、最初の1週間の様子がカギになります。

飼い主さまからいただいたトレーニング開始からおよそ1週間後のご報告です↓
----------------------
その後教えていただいた指へ止まらせるトレーニングは放鳥時に試してみました。
放鳥4回中2回くらいできましたが、後は服の中へ入ったり、避けたり、探検しに行っちゃっいます。なかなか鳥さんとのタイミングも合わなかったりして失敗はしますが、気長にやっていくしかないのかなと思っております。
手を攻撃する行為は色々お話しや口笛でコミュニケーションを取ったりして、一回噛まれて知らんぷりしたり無反応をしたりしたのも効果あったのか、いままで以上の事は起こりません。
----------------------

方向性的には間違っていないと判断したので、少々アドバイスをさせていただき、第二回目の個別相談まで取り組んでいただくことにしました。

そして、およそ1か月半後に第2回目の個別相談にお越しいただいた時の様子↓
パピコちゃん20161005
すっかり咬まれることはなくなったとのご報告をいただきました。

そして、机の上を探検して回る様子は初回のご相談では観られなかった行動です。
これまでのトレーニングによって、人も鳥さんも自信をつけてくれたのではないかなと感じています。

今後も、定期的にセミナーなども開催しているので、ぜひサザナミインコさんと一緒に、また遊びに来ていただけたらいいなと思っています。
スポンサーサイト