ヨウムさんの全長・翼長の測定方法ご紹介

  • ご案内
ヨウムがサイテスⅠ類に格上げされたことにより、今後、「国際希少野生動植物種(個体及び個体の加工品)登録」が必要になってきます。

サイテスⅠ類への昇格は決まったばかりなので、日本で本格的に登録ができるのはまだ先の話ではありますが、登録に必要な「全長」と「翼長」の測定方法をご紹介させていただきます。

実は、この測定について鳥さん個別相談をご利用のヨウムさんの飼い主さまより、ご相談を受けたのがことの始まりです。
こちらのヨウムさんは、元々手を怖がってしまう鳥さんでしたが、最近、飼い主さまによるトレーニングのおかげで、手にステップアップできるようになりました。しかしながら、測定となるとなかなかハードルが高いとのことで、もし病院でやってくれるのなら・・・とご相談いただきました。

すぐに、横浜小鳥の病院の海老沢院長に相談して、それなら
①計測方法をご紹介する
②それでも、ご自身で測定が難しい飼い主さまには病院で計測をする
というのはどうかとご提案をいただき、今回、①の計測方法をご紹介させていただく運びとなりました。

動画と画像をご紹介させていただきますので、ご参考にしていただけましたら幸いです。

なお、登録申請書の記入例に掲載されている鳥さんの「全長」の測り方について、どう見てもこれはハードルが高いと感じました。
全長

いくら慣れているヨウムさんであっても、この姿勢をとらせるのは至難の業なのではないかと思い、登録を管轄している自然環境研究センターに問い合わせをしてみたところ、「全長」の測定について・・・
・仰向けの状態でなくても大丈夫。
・直立した状態で、頭のてっぺんから尾羽の先までの長さでOK
とのご回答をいただきました。
なお、測定している様子を画像に収めて提出する必要はないとのことです。ただし、念のためにと測定している画像を添付してもらっても、それはそれで差し支えないとのことですので、併せてご案内させていただきます。

こちらは、翼の長さの計測参照図です。
翼長

今回、測定方法の撮影に協力してくれたのは、看護師のヨウムさんで、幼侍ちゃん、14歳、オスです。
【全長測定】
全長計測

【翼長測定】
翼長計測

【測定のポイント】
・風切り羽はしっかり伸ばした状態で測定する。クリッピングをしている場合はしっかり生やしてから測る事
⇒訂正:クリッピングした状態でもOKとのことです。(2016年11月22日)
・保定の際は気管、喉を圧迫しない事
・首をまっすぐに伸ばす必要はない → 登録書にある写真のようなことはしなくてよい
・尾羽と羽根の部分を一緒に持つ → 羽根でバタバタされない為

下記、動画もご参照ください。

【ヨウムの全長&翼長測定方法のご紹介 /横浜小鳥の病院】


どうしても、ご自身で測定ができない!いう方は・・・
横浜小鳥の病院で測定をさせていただきます。病院では、測定のみをご希望の方は診察料として料金をいただくことになりますので、ご了承くださいますようお願いいたします。

前述させていただきました通り、登録を申請できるのはまだ少し先のことになりそうです。
測定については、「今から練習しておこう!」ということをお勧めしている訳ではありませんが、飼い主さまもヨウムさんも(?)心の準備が必要かと思います。そして、測定が無理な場合は、ぜひ病院を頼っていただけましたら幸いです。(他の病院でも対応してくれるかは、お問い合わせ願います)
登録開始となりましたら、改めてこちらのブログでお伝えさせていただきます。

なお、今回の取り組みは、申請書類の作成をお手伝いするものではないということをご理解いただけましたら幸いです。書類作成は、飼い主さまで行っていただき、測定については、ご希望であればお手伝いをさせていただけたらと存じます。

尚、保定しているのは獣医師となりますので、くれぐれも無理をしないようにお願い致します。
事故があっては取り返しのつかない事になります。


以上、お役立ていただけましたら幸いです。
スポンサーサイト