個別相談★マメルリハさん★毛引き改善

なかなか、ブログの更新が追いつかずにいる内に、個別相談を受けてくださる方がどんどん増えています。定期的に小規模セミナーも開催しているのですが、こちらもぜひご報告などお伝えしていきたいので、タイムリーに更新できるように頑張りたいと思います!

マメルリハさんが個別相談をご利用になりました。2才10か月の女の子です。
ご相談内容は、毛引き改善です。

【初回の様子】
毛引きを始めたきっかけは、病院に1週間ほどお泊りして(入院ではありません)、ご自宅に帰ってからベタベタ状態の後、翌日、羽根を抜いてしまったとのことでした。この出来事から、まだ1か月も経過していなかったので、早い段階でご相談にお越しいただいたことになります。

毛引きのご相談の場合、通院のある日にお越しいただく場合は鳥さん同伴でもいいのですが、通院日以外の時に、個別相談に同伴していただくのはとても慎重に対応させていただいています。つまり、同伴をお控えいただいて、飼い主さまのみお越しいただくことをお勧めしています。なぜなら、個別相談ではそれなりに時間もかかるので、これが負担になってしまい毛引きが悪化してしまうことを避けるためです。
しかし、マメルリハさんの飼い主さまによると・・・
「性格はかなり堂々としていて、毛引きは環境が変わった時ではなく、ケージに入れた状態で、私(=飼い主さま)が仕事で一羽になった時に毛引きをする状況です。ケージに入れていない時は、私が留守でも毛引きしません。また、かなり人懐っこい性格です。小鳥の病院に預けて環境が変わっても、エサはしっかり食べ、太って帰ってくるくらいです。」
とのことだったので、マメルリハさんを同伴していただくことにしました。

飼い主さまのお話にもあるように、「ケージの中で一羽でいる時に毛引きをしてしまう」という状況だったので、飼い主さまがお仕事で不在の間は、夜寝る時以外はケージの外で過ごす、という暮らしをしばらく続けていたようです。

毛引きを始める前までは、ケージの中で過ごせていた、そして、毛引きもしていなかった、ということを考えて、まずはケージの置き場所について、検討してみることにしました。
飼い主さまからケージの配置をイラストで描いていただき、置き場所に加えて、以下のご提案をさせていただきました。

【初回ご提案内容】
①ケージの置き場所を変えてみる。現在の位置は窓が見える位置で、もしかしたら、窓の外の風景(カラスなどの鳥が飛ぶなど)が不安にさせている場合もあるかもしれないと考えました。なので、窓が見える位置ではなく、できるだけ、ケージの1面、あるいは2面が壁に接する位置が理想的。でも、ケージを移動することが難しかったら、目隠しなどを作ってあげて、逃げ場となるような工夫をしてみる。
②試しに、バードテントを使ってみる。
③フォージング(餌探し行動)を利用して、ご飯を食べることに時間をかけたり、もし何か不安な気持ちがあるのであれば、ご飯を探すという思考に切り替えられるようにしてみる。
④③と同様、大好きなカナリーシードや粟穂をおもちゃに隠してみる。
⑤日光浴を取り入れる。(最近暑くなってきたので、無理のない範囲で)いい刺激を与えることによって、疲れて、寝る、のサイクルを作れば、羽根をいじる余計な時間を減らせる。
⑥飼い主さまのお留守番中、ケージから出しっぱなしはやはり危険なので、ケージの中は安全であるということ(①の取り組みで改善をはかる)と、ケージに入る動機づけとして、ご飯や水はケージの中にだけ用意して、ケージの外には置かないようにする。
以上をご提案させていただき、まずは1か月ほど様子を観てみることにしました。

飼い主さまがおっしゃる通り、初めての場所でも物怖じしないマメルリハさんです。
おもちゃにシード類を隠す方法をお伝えしているところですが、最初は、「お?何よそれ??」という感じで少しは警戒した様子でしたが、しばらく飼い主さまが触っているところを見せると、「怖いものじゃないんだね!むしろ、おもしろそう♪」と思ったかどうかは定かではありませんが、近づいて、齧り始めてくれました。
20160611マルちゃん-1
おもちゃの中に、粟穂を隠しています↑
20160611マルちゃん-2
ワラの中にはカナリーシードを隠して、この中にいいものが入っている!というワラを齧る動機づけを作ってあげて、少しずつ、齧る楽しさに気付いてくれることを期待。
20160611マルちゃん-3

そして、初回からおよそ1か月後に、2回目の個別相談にお越しいただきました。

【第2回目の様子】

お会いした瞬間に、飼い主さまのお顔が明るかったので、いい方向に向かっているのかなという印象を受けました。
この印象の通り、以下のご報告を受けました。
①羽根は抜かなくなった。(よかったです!)
②ケージの置き場所を変えた。すると、落ち着いた様子がみてとれるようになった。ケージを移動してから最初の頃は、まだケージの中に入れられなかったけれど、仕事から帰ってくると、ケージの扉付近で過ごしていたんだなということが分かった(一か所にフンが落ちていたので)。
③初回の個別相談後から、1週間後には、おもちゃのマンチボール(蔦で編んだボール状のおもちゃ)を破壊!

第2回目のご相談の数日前からは、ケージの中でお留守番もできるようになって、羽根を抜いている様子はないとのことでした。

マンチボールの中に入っている粟穂をゲットしようと夢中です↓
20160709マルちゃん-2
20160709マルちゃん-1
初回の時よりも、羽根の量が増えた印象でした。
あとは、換羽が来れば、きれいな羽根になるのではないかなと期待しています。

毛引きや自咬は、やっている期間が短ければ短いほど、改善しやすい傾向にあると感じています。
裏を返せば、やっている期間が長ければ長いほど、困難です。
今回のマメルリハさんは、毛引きを始めてからすぐに飼い主さまが個別相談を利用してくださり、適切に対応してくださったおかげだと感じています。
マメルリハさんは、本当に人懐っこい性格の鳥さんでした。これからも、知的好奇心を刺激した遊びを工夫していただけたらいいなと思っています。
スポンサーサイト