個別相談★ボタンインコさん★ホッペをこすっちゃいます[その2]

第1回目のご相談から約2か月弱が経過した6月8日に第2回目のご相談にお越しいただいた、ボタンインコさん、2才くらいの男の子です。

個別相談をご利用の目的は、頬から首にかけて、止まり木などにこすりつけたことにより羽根が生えてこず(生えてきてもまたすぐ抜けてしまう)、ヒフ部分が厚くなってしまい、このクセを改善できないかとのことでした。以前までは、血が出てしまうくらいこすりつけていたそうです。

ほっぺを何かにこすり付けてしまったきっかけは、結局は分からないのですが、この2か月の間、以下のことに取り組んでいただきました。
【2カ月間の取り組み内容】
①「かゆい!」という欲求を満たしてあげる(改善してあげる)ために、ケージ内の止まり木のハシ部分に、自着性テープを巻いて、頬の掻いた部分が傷にならないようにする。
②おもちゃで遊んでいる時は、足で頬をカキカキッとする間隔が、3~5分間隔に伸びたので、今まで頬に向かっていた関心事をおもちゃなどの遊びに分散できるようにする。
③自分で、足の爪で頻繁にカキカキッとやってしまうと、足の爪の先は尖っているので、皮膚への刺激が大きくなってしまいます。なので、掻いてほしい時は、飼い主さんに頼んでもらうようにアプローチをしてみる。
以上3つを取り組んでいただきました。

上記に加えて、「かゆい」ことから関心事を他に向けるために、エサ入れを複数個ケージに設置していただき、食餌に時間をかけることもご提案しました。一種の自己刺激行動になっているようですが、おもちゃ遊びなどのレパートリーを増やすことによって、少しでも常同行動を崩していけたらいいなと期待しつつ、第2回目を迎えました。

こすりつけていたホッペの状態は改善されていました♪

シンバちゃん20160608-3

こすりつけ過ぎて羽根が生えていない範囲が広かったのですが、羽根の量が増えて、ホッペの肥厚も改善されていました。

ご提案内容の中で、実際に実践してみてうまくいかなかった点や、うまくいった点、そして、新たな発見がある場合があります。飼い主さまがご家庭で実践していただいた具体的な内容は・・・
●ケージの中で、モノに対してホッペをこすりつけようとしたら、ケージの隙間から指を入れてカキカキしてあげる。
⇒指でかいてあげた方が、こすりつけすぎず、傷にならないからです。
●ワラが好きみたい、とのご報告をいただきました。齧って遊んでくれているようです。
⇒ホッペ以外に関心が向かっているのはとてもいいことです。
●エサ入れをいろいろなところに取り付けてくださったところ、食欲が増えたようです。
●総合的に、活発に動くようになったそうです。そして、飼い主さまご自身もホッペの羽根の量が増えてきたという実感が分かるくらい、生えてきました。つまり、ホッペを何かにこすりつけて、抜ける量が減ってきたと言えるでしょう。

いい方向に向かっているので、これからも、ボタンインコさんの好きな素材を探っていっていただくことが課題です。
第1回目でお会いした時よりも、個別相談室でも活発に動いていました。ボタンインコさんも、飼い主さまもお顔が明るい感じになっていたのが印象的でした。

おもちゃ以外にも、毎日の日課として体重計にのるようにすることでも、一つお仕事ができます。この日、試してみると、すんなりのってくれました。居心地がいいのか、体重計(=キッチンスケール)から下りようとしてくれず、まったり羽繕いスタートです↓
シンバちゃん20160608-1

トレーナーが書いていた記録用紙ももちろんおもちゃに。。。
シンバちゃん20160608-2

最初のきっかけがなんだったのか、原因は不明ですが、もし不安からくるもであったとしても、楽しい♪できる!ことをたくさん見つけてもらって、これからも元気に過ごしてもらえたらいいなと思っています。できる!できた!が増えると、鳥さんの自信にもつながります。
ご家庭では継続していただきますが、個別相談はこれにて修了です。


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