[ご質問No.5] 咬み付きシリーズ:その②チミ咬み from 20160505セミナー

去る5月5日に開催いたしました「第3回Birds' Groomingセミナー」の「Q&Aコーナー」で、ご紹介しきれなかったご質問を少しずつブログにてご回答させていただきます。
内容については、病気や看護、日常的なお世話、そして、問題行動やトレーニングといった幅広い分野になりますが、詳しいご事情まで飼い主さまにおうかがいすることができないため、掘り下げることができない部分もございますが、ご自身の鳥さんと、鳥さんを取り巻く環境に応用していただき、少しでもお役立ていただけましたら幸いです。

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鳥さんの「咬み付き」について、いくつかご質問を受けました。それぞれのパターンについてご回答させていただきたいと思いますので、「咬み付きシリーズ」とさせていただきます。

[ご質問No.5] 咬み付きシリーズ:その②チミ咬み

[ご質問内容] ==========================
月齢6か月のコザクラインコですが、現在、肌へのチミ咬みまっさかりです。
先住の子については、特にリアクションを取らないという方法で対応していましたが、ある時期を過ぎたらなくなりました。
同様と考えてある程度好きにさせればいずれなくなりますか?
積極的に止めさせるような方法を取るべきでしょうか。
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コザクラインコさんに限らず、腕や首のチミ咬みは許容できる範囲内であれば良いかもしれませんが、場合によっては痛いし、傷だらけになるかもしれません。チミ咬みの理由は、仲間とみなして羽繕いをしてくれている、あるいは、肌につく汗の味が好き、など様々だと思います。

今回のご質問では、
①先住の鳥さんの場合は、ノーリアクションでチミ咬みを止めてくれたそうですが、先住の鳥さんに対してはこの対処法が適切だったと言えると思います。
②月齢6か月のコザクラインコさんの方は、ノーリアクションを取り始めて、1か月以上が経過しているのであれば、どうやらノーリアクションは、コザクラインコさんにとって特に効果はない、と判断していただいてもいいと思います。

鳥さんにはそれぞれ個性があるので、同じ対応をしてもそれが通じる子と通じない子がいます。
その鳥さんの行動の出現率を確認しながら、1か月以上経過しても全く効果がなければ、人が取っている行動は無駄だという判断ができます。
1か月というのはあくまでも目安です。個別相談では、よく「1週間」と言っています。飼い主さまの介入頻度にもよりますが、取り組みを始めて最初の1週間で、鳥さんの行動に少しでも変化が現れれば、その取り組みは適切に伝わっていると判断します。反対に、1週間経っても変化が全く観られない場合は、飼い主さま側の接し方やトレーニング法の見直しをするようにしています。

このご質問の方は、おそらく、チミ咬みを止めさせたいと思いますので、積極的に止めさせるようなアプローチを取ることをお勧めいたします。
たとえば・・・
A:チミ咬みを始めたら、床(又はテーブル)の上におろす。
B:チミ咬みをする体の部位に、鳥さんにとってはイヤな存在、例えばハンカチやタオルを巻く。
という対応に加えて、何かを止めさせたい時は、何かを許可する、代替行動を教えてあげるのが鉄則なので、
C:齧れるおもちゃを用意する。
D:肌以外でチミチミやってもいいモノ(タオルなど)を与える。
E:チミ咬み以外の夢中な遊びを見つける。トレーニングでもなんでも結構です。

大切なのは、「一貫したルールで継続」です。
効果がない方法で続けたとしても、鳥さんには適切に伝わりませんが、鳥さんに変化が観られた方法であれば、これを「継続」していただけたらと思います。
時々やって、時々やらない、というのは、鳥さんにとって混乱する結果となりますので、「一貫したルールで継続」はとても大切です。

細かい様子が把握できていないので、大まかなことしかお伝えできませんが、以上、お役に立てましたら幸いです。

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【これまでのご回答】

[ご質問No.1] ケージに戻す方法

[ご質問No.2] 呼び鳴きを改善するには?

[ご質問No.3] お尻スリスリ…やめさせた方がいい?最後までさせた方がいい?

[ご質問No.4] 咬み付きシリーズ:その①餌を交換する時の咬み付き from 20160505セミナー
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