社交性やストレス耐性を付けよう!知らない人や初めての環境に慣れてもらうアプローチ法

今日で6月も終わりですね。
本当に月日の経つのが早いです。そして、ブログの更新もますます追いつかない状況に。。。

長い目で考えた時に、鳥さんにはやはり、飼い主さま以外の人にも接していただく機会を作っていただけたらいいなと考えています。これは、普段から元気な時にこそやっていただきたいことです。
理由は・・・
●鳥さんとの暮らしの中で、世の中、何があるかわかりません。もしかしたら、(あってはほしくないですが)飼い主さま側や鳥さん側の入院を余儀なくされた時に、少しでも知らない人や知らない環境へのストレス耐性があった方が、鳥さんに負担をかけずに済みます。
●これは絶対に起こってほしくないことですが、万が一、人側の不注意で外に逃がしてしまった場合、人に馴れている鳥さんであればあるほど、鳥さん自身から人側に寄っていけると思います。つまり、保護してもらえる確率が高くなると考えています。
●飼い主さま以外の人に会ったり、接することは鳥さんにとってはいい刺激になりますし、飼い主さまにとっても、情報交換の場となるのではないでしょうか。
●さらには、飼い主さま以外の人に会うことで、「やっぱり頼りになるのは飼い主だね!」と、飼い主さまの価値がグッと上がって、信頼関係をさらに築いていけます。場合によっては咬み付きも改善できる(他にもアプローチが必要ですが)場合もあります。

これらのことを踏まえて、
*怖がり屋さん、臆病な鳥さんほど、これらを克服してあげて自信につなげてあげるためにも、最初は少しずつ少しずつ、ご家族以外の人と会う機会を作ってあげてはいかがでしょうか。
*大型の鳥さんになってくると、お山の大将になりがちです。世界は自分を中心に回ってる!と勘違いをして、ご家庭では好き勝手な行動をとりがちな鳥さんには、たまには外の世界を知ってもらうことで、いい刺激になってくれるようです。

社交性を身に着けてもらうためにという上記の理由であっても、そこにはやはりお約束事もあります。
①決して、鳥さんに無理をさせないこと。体調が悪い場合は、避けてください。
②鳥さんは、いくらフレンドリーな鳥さんであっても、人が考えている以上にとてもとても繊細です。最初は、短時間からスタートして様子を観てみるなどの配慮が必要です。場合によっては、ストレスになり過ぎて、問題行動に発展してしまう可能性もゼロではないということを念頭においておいてください。
③その場に、複数人居合わせたとしても、「この機会に!」と次から次に鳥さんをいろいろな人の手に一気にのせてしまわないように、あくまでも鳥さんの様子を観察しながらお願いします。

鳥さん個別相談では、鳥さんを同伴していただくこともありますが、初めまして、のアプローチ法(というほどではありませんが)をご紹介させていただきます。ご家庭の鳥さんに置き換えて、お役立ていただけましたら幸いです。

1)準備段階ですが、その日、個別相談や鳥さん同伴OKのセミナーがある日で、臆病な鳥さんという情報を事前にいただいている場合は、地味な色合い(黒や紺)のTシャツを着用します。事前情報をいただいていなくても、苦手な色がある場合も考えて、必ず上着を持参します。その日来ていた服装が苦手な場合は、上着を着用します。場合によっては、メガネが苦手なコの場合はメガネをはずします。指輪やブレスレットなどは着けません。
2)私(=トレーナー)が座る位置は、鳥さんから見て、最も離れた場所に腰掛けます。飼い主さまは、鳥さんのそばです。
3)まずは、キャリーに入った状態のまま、飼い主さまとお話(ご相談)をスタートします。この時、鳥さんの様子を観察しながら、ヒアリングをしています。そして、鳥さん側も人の観察をしていないように見えてしています。
4)しばらく時間が経って、鳥さんに余裕が出てきたり、キャリーから出たいアピールをし始めたら、キャリーの扉を開けてもらいます。鳥さんの意思で、出たかったら出てきてもらう状態です。無理に、出そうとはしません。
5)そうこうしている内に、鳥さんが、ヨッコラショとキャリーから出てきて、飼い主さまの方に行く場合もあれば、トレーナー側にすぐに来てくれる場合がありますので、好きにさせます。面白いことに、小型の鳥さんは、初めて会ったトレーナーの方にすぐに飛んできてくれる傾向にあります。中型~大型の鳥さんの場合は、飼い主さまのそばで、しばらく観察をされることが多いです。
6)おもちゃやフォージングのご提案の段階で、これはどうかな?あれはどうかな?ととりあえず、机の上に並べます。この時、「ほら!これ好き?」と、おもちゃの方を鳥さんに近づけないようにしてもらいます。まずは、飼い主さまとトレーナーが話しながら、飼い主さまに手でおもちゃを触ってもらいます。すると、「それ何?何?」と、短時間でも近づいてくれることがあります。ご家庭でもこの方法をとっていただいています。飼い主さまが触ることによって、鳥さんは安心感が出て、次に興味が湧くようです。

以上のような流れをとっています。
おもちゃのアプローチ法と一緒で、最初に飼い主さまと会話をすることで、「お!?飼い主とおしゃべりしてる。この人、怖いことしないかな?」という安心感を与えられるようです。
出会ってすぐに、「ほら、手にのったら?」と、鳥さんを相手の手にのせようとせずに少しずつ時間を掛けて距離を縮めていくことをお勧めします。もちろん、出会ってすぐに、ヒョイッと手や肩にのってくれる鳥さんもいますが、鳥さんのペースに合わせてあげることを最優先していただけたらと思います。

ブログに度々登場してくれているヨウムさんですが、臆病でとても慎重な性格の鳥さんです。

ヘホちゃん20160531-2

元々、咬み付き改善と手にステップアップできるようにというのが個別相談の目標でしたが、これらは飼い主さまの適切なトレーニングで克服できました。
普通にスタンド止まり木にとまっていますが、最初はおっかなびっくりでお地蔵さん状態だったのが、、、

ヘホちゃん20160531

飼い主さまとお話していると、自ら机の上に移動してきて、この恰好です↑
片足は、カゴにかけていて、カゴの中身が狙いです。

飼い主さまと、小型から中型の鳥さん向けの新しいフォージングトーイについてご相談している時だったのですが、そのフォージングトーイがターゲットのようです。なぜ、これに興味津々になったかと言うと、飼い主さまがさんざん手に取って、あーでもない、こーでもない、と話している様子を観察して、興味が湧いたようです。

移動している現場↓
ヘホちゃん20160614-4
「お?何やら面白そうなものがるぞ♪」

ヘホちゃん20160614-1
一歩一歩近づいています。

ヘホちゃん20160614-2
そして、新フォージングトーイの一部をかっさらって行きました!
お、お願い、返してください!という、私たちのリアクションがご褒美に。

ヘホちゃん20160614-3
さらに、メジャーも奪われてゴリゴリされました。
そ、それは、トレーナーの商売道具なので、ぜひ無傷でご返却を!というリアクションは、もちろんご褒美に。

これから、お出掛けしやすいシーズン(には暑い季節ですが)となりますが、鳥さんにとって無理がない範囲で、ストレス耐性を身に着けると同時に、いい刺激や社交性、そして楽しいね♪というような機会を作っていただけると幸いです。
ショップの方では定期的に、鳥さん同伴セミナー(条件付き)も開催しておりますので、こういう機会もご利用いただけたらと思います。

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