個別相談★オカメインコさん★手や人に対する恐怖心の克服その2

第2回目(5月28日)のお越しとなったオカメインコさんの手や人に対する恐怖心の克服、その2です。

第1回目(3月)の内容はコチラ

改めて、ご相談内容について・・・
オカメインコさん(男の子、1才半)。
・咬み付き改善
・手や人に対する恐怖心の克服
・手を怖がらずに、ステップアップできるようになってほしい
・肩にはとまるけど、耳を咬むので改善したい
とのことでした。

初回から2回目までの2カ月の期間、以下の内容に取り組んでいただきました。

【取り組み内容】
・まず、ご褒美を決める。
・手首から先を見せないようにしてステップアップの練習。少しずつ、手首から先の露出度を上げていく。
・ムリヤリ、手にのせようとしない。
・おもちゃで遊んでほしい時も、おもちゃの方から近づけない。オカメインコさんの方から近づいてもらうようなアプローチをする。これには、ご褒美を活用していく。
何はともあれ、ご褒美にしろ、おもちゃにしろ、オカメインコさんが大好きなものは何かな?と探っていくところからスタートとなりました。

「これが大好き!!」というご褒美は、食に執着するタイプではなく、なかなか見つけることができていませんが、飼い主さんの手にすんなりステップアップしてくれるようになったとのことでした。あれほど、「指はイヤ!!」という行動を見せていたのに、あらよっ♪という感じでのってくれるようになって、この2か月間、飼い主さまのアプローチ法は適切だったようです。

肩にとまった時に、耳たぶを咬む行為については、正直、まだ時々咬まれるとのことでしたが、これにも理由があるようです。トレーナーが、飼い主さまとオカメインコさんの様子を観察していると、
飼い主さまの顔が動く ⇒ 耳たぶがちょうどオカメインオさんの顔のそばに来て、チラチラ、オカメインコさんの顔の前を遮る ⇒ それに反応して、耳たぶを除外しようと咬む、という行動が観られました。
つまり、耳たぶを咬むことが好きだったり、あるいはキライだから攻撃している、という訳ではなく、まったり肩にとまっている時に、時々オカメインコさんの目の前に現れてちらつく物体が耳たぶで、これに「うわ!」と驚いているような感じでした。そして、「あっち行け!」という行動が咬み付きです。
実際のところ、「ちょっと顔を動かさないでください」という状態でしばらく様子を観ていましたが、この状態の時はオカメインコさんは自ら耳たぶを咬もうとしませんでした。ご自宅での様子でも、「そういえば、自分(=飼い主さま)が動かなければ咬んではきません」ということだったので、この説は有力だと感じました。

かと言って、肩にのっている時は動かないでください、というのは無理な話なので、
・座って待ったりする時(あまり動かない時)は、肩にのせてもOK
・動いたりしなければならない状況の時は、一旦、肩から下ろす
という方法で、接っしていただくことをご提案させていただきました。

しかしながら、ケージから出ると、飼い主さまの肩以外には行かないということでしたので、まずはオカメインコさんが自由に楽しく遊んでくれるようなプレイスペースを作ってあげて、「楽しい!」と思ってくれるようにアプローチしていくことをご提案させていただきました。

さらには、ペレットへの切り替えも考えていきたいとのことでしたので、まずは興味があるかどうか、せめて咥えてくれるかどうかの様子を観るところからスタート。

マロンちゃん20160528-2
机の上に下りるのはイヤ!とのことだったので、キャリーの上で試してみることにしました。
新聞紙をキャリーの上に置いて、この上にペレットを数粒ばら撒いて、指でトントントンと、鳥さんがついばんでいるような仕草をしてみせると、あっさりパク、ポリポリポリと食べてくれました!

最初の段階でこの反応なので、少しずつシード(皮付き餌)とペレットの割合を調整しながら、ペレットの割合を少しずつ増やしていけば食べてくれるようになるはずです。
あまりにもあっさり過ぎて、飼い主さまも拍子抜けという感じでした。

マロンちゃん20160528-1
ペレットをついばんでいる瞬間を撮ることができませんでしたが、イヤそうな素振りは見せていないので、ご自宅で継続となります。画像↑の様子は、オネムな様子のオカメインコさん。

以上で、オカメインコさんの個別相談は修了となりますが、ご自宅でこれからも継続していただきます。
手や人に対する恐怖心克服は、適切にアプローチすれば、必ず克服できると信じています。何も適切なアプローチをせずに、時間が解決することだけを期待するよりは、適切なアプローチを用いることで、信頼関係を築いて克服にかかる時間を短縮することができます。
信頼関係を再構築したい方や手や人に対する恐怖心を克服してあげたい方、まずは手は怖いものじゃないよということを教えてあげていくところからスタートしてはいかがでしょうか。
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