個別相談★ヨウムさん★毛齧り改善

まだ、5月に個別相談をご利用いただいた方々のご紹介が全て終えられていません。。。度々、滞ってしまい、本当に申し訳ありません。

初回は、飼い主さまのみお越しになり、2か月後の2回目はヨウムさん同伴でお越しくださいました。

ご相談内容は、ヨウムさん(1才、男の子)の毛齧りの改善です。
これに加えて、これから長いお付き合いになるので、食餌のことやフォージング、遊びについてなどなどお話をさせていただきました。

毛齧りのきっかけは、2015年12月ごろから少しだけ背中の羽根を齧り始めて、年が明けた1月~2月ごろに羽根を切って落とすようになったとのことでした。そして、さらに1週間で30枚くらいの羽根を齧った跡があったそうです。飼い主さまによると、2015年10月の終わりから自我が出てきて、ほんの少し換羽がスタート、そして1月ごろからイライラがひどくなったそうです。

飼い主さまの細かい観察のおかげで、時系列で様子が把握できました。おそらく、初めての換羽ということもあり、ヨウムさん自身も身体の中で起こる変化に戸惑ってしまって、イライラからの羽根をいじって、結果的に齧っていたのかなと推測しました。鳥さんは、1才を迎える頃や1才前後に、これまで見えていなかったことが急に見え出したり、無条件に人側の要求をのんでいたものが、この時期に自我が芽生えます。いわゆる、「反抗期」と言われていますが、決して反抗しているのではなく、大人への階段を上っている独立独歩の時期と言えます。
換羽も生まれて初めての経験です。もちろん、人側には換羽の時期に身体の中や羽根が生えかけてくる時にどんな感じなのかは分かりませんが、このヨウムさんだけでなく、初めての換羽に戸惑う鳥さんは少なくないと感じています。

羽根を齧ってしまった理由が明確なことと、習慣化させないくらいすぐに個別相談を受けてくださったので、何とかなりそうだというのが第一印象でした。
そして、個別相談ご利用前に、飼い主さまの方で、
・湿度を上げてみる
・ケージの高さを上げる
・水浴びを多目に
ということを取り組んでいただいていたようで、こうすることで、一時期ひどく齧っていた行動は落ち着いたとのことでした。
いずれも、毛引きや毛齧りの鳥さんにはまず試していただきたい事柄です。

ヨウムさんはまだまだ若いですし、何よりも飼い主さまも勉強熱心な方なので、これからのことについて以下のご提案をさせていただきました。
【初回のご提案】
1)羽根を齧ることを習慣化させない、飼い主さんの気が引ける!と学習してしまわないように・・・
 ・羽づくろいしている時や羽根を齧っている時 ⇒ 注目しない、声を掛けない。
 ・おもちゃで遊んでいる、ごはんを食べているなど、上記以外の時 ⇒ 注目する+声掛け
2)自分の羽根をいじるより、おもちゃで遊んでもらうために・・・
 ・まず、飼い主さんがおもちゃで遊んでみる ⇒ ヨウムさんが近づいてきたらすぐに渡さずにじらす
 ・現在は、プラスチック製のものが好きだということで、これから他の素材も開拓していく。
3)その他、食のバリエーションを増やす。

以上のご提案を取り組んでいただくことにしました。

初回からおよそ2か月が経過した5月27日に2回目の個別相談にお越しいただきました。
この時は、ヨウムさんも来てくれました!

2か月間の取り組みの結果・・・
・紙袋の取っ手部分が好き
・シュレッダーというヤシの皮を編んだおもちゃを齧る
・バルサ材もまれに齧ってくれる
・マンチボールもまれに齧ってくれる
という風におもちゃで遊ぶ幅が広がったようです。このおかげで、毛齧りが減少したとのことでした。

この日、初めましてとなりましたが、背中を齧っていたと言われても全く分からないくらいにきれな羽根です。
りのちゃん20160528-2
個別相談が始まるころは、警戒している風でしたが、1時間が経過すると行動範囲が広がってきました。「これどうかな?」と置いておいたイグサのロープ状のおもちゃも興味津々です。これはいけるかも!?

そして、フォージングのおもちゃもあるけれど、どう教えていいか分からないということでしたので、実践していただきました。
りのちゃん20160528-1
やり方は、偶然を作り出す作戦です。作り出しているので、もはや偶然ではありませんが、「なるほど!」となる段階まではほんの少しお手伝いしてあげると、関連付けをしてもらいやすくなります。
・最初は飼い主さんが遊んで見せる。
・中におやつが入っていることを見せる。
・一番最初は、おやつが簡単にとれるようにする ⇒ 少しクチバシで触ったりひねったりしてから、おやつをゲットできるようにする
という風に、段階を踏んでいきます。

何度か試していく内に、さすがヨウムさん!少しずつ、「ここを回せばいいのかな?」という感じになってきました。何よりも、飼い主さまが「た、楽しい♪」とおっしゃっていたのもとてもいい傾向です。人も鳥さんも楽しくないと!ですね。

初回と2回目の個別相談の間に、4泊5日で外泊も経験して、そんな中でも最低限食べてくれていたとのことでしたので、こういう経験はぜひやって行ってもらえたらいいなと思っています。

2回の個別相談は終了となりましたが、ご家庭でこれからもヨウムさんとの知恵比べをぜひぜひ楽しんでいただけたらと思います。

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