たかが「おもちゃ」? されど「おもちゃ」!

野生で暮らす鳥さんと、飼養下で暮らす鳥さんの一日の生活を比べてみました。

【野生下】
・睡眠:12時間以上
・活動(寝床から移動、営巣地探し、群れの鳥たちと交流:3時間
・羽根のお手入れ:3時間
・餌探し+食事:6~8時間

【飼養下】
・睡眠:8~6時間
・活動(起きている時間):16~18時間
・食事:30~45分

比べてみると一目瞭然、起きている時間が長い人と暮らす鳥さんにとって、おもちゃで遊ぶということはいかに大切なことかがお分かりになるかと思います。

もし、おもちゃやフォージンの機会がなかったら、、、
・自分の羽をむしる ⇒ 羽繕いに時間をかけ過ぎるから
・人の注目を浴びたくて常に呼び鳴きをする ⇒ ほかに興味の対象がないから
・ストレスの発散法が分からず雄たけびを上げる ⇒ 有り余ったエネルギーの発散方法がないから
以上のような行動が出ても、なんら不思議ではないと思いませんか。

野生での暮らしを100%再現することは不可能かもしれませんが、おもちゃを使って、鳥さんの知能を刺激してあげたり、食べ物を探す喜びを演出してあげることは、飼い主さんの知恵しだいでいかようにもなるのではないかと考えています。

Birds’ Grooming Shopでももちろん、鳥さんのためのおもちゃも取り揃えています。
そして、BGSのおもちゃ選びのコンセプトは次の3つが基本になっています。

【BGSの3つのおもちゃ選びのコンセプト】
 ①繰り返し使えるもの
 ②おやつなどが隠しやすい
 ③おもちゃにも初級編から上級編まである


①繰り返し使えるおもちゃ
鳥さんにとっておもちゃはとても重要なものです。
そうは分かってはいるけれど、中型以上の鳥さんになってくると、販売されているおもちゃの価格も正直ばかになりませんし、すぐに破壊されてしまって、はい終わり、ということの繰り返しだと、飼い主さんのお財布にひびいてしまいます。次の給料日まで待っててね、、、と言っても、鳥さんはきっと納得してくれないでしょう。
そこで、繰り返し使えるおもちゃはいかがでしょうか。例えば、中身を入れ替えたり、串状のものに、毎日日替わりでお野菜や果物、そして間にはダンボールを刺しておけば、簡単にできるフォージングのおもちゃになります。

②おやつなどが隠しやすい
フォージングに使えるおもちゃも多数取り揃えています。
人と暮らす鳥たちの多くは、1日に16~18時間も起きている時間があるにもかかわらず、飛ぶことや、仲間とのふれあい、巣作りといった活動から隔離された生活を送っています。また食餌や水が常にケージにセットしてあり、1日に必要な、あるいはそれ以上のカロリーを苦労することなく30~45分で摂取することができる状態です。
そんな鳥さんに、野生の鳥たちがやっているような、食べ物を探して、頭を使ってゲットして、手に入れた喜びを演出してあげられたらというのがこのタイプのおもちゃです。

③おもちゃにも初級編から上級編まである
おもちゃで遊ばない、という鳥さんの大半は遊び方を知らなかったり、得体の知れない物が怖い!という場合があります。飼い主さんがよかれと思って選んで買ってきたおもちゃが、鳥さんにとってはどう遊んでいいのかわからない場合は、そのおもちゃはもしかしたら上級者向けのおもちゃかもしれません。
②のフォージングもそうですが、最初はやはり慣れてもらうことと、遊び方を教えてあげることが大切です。簡単なことから少しずつ難しいおもちゃに段階を経て、チャレンジしていただき、鳥さんの知能を刺激していただきたいと思います。
BGSでは、「おもちゃ上級者向け」には、わかりやすいようにPOPでお伝えさせていただきますので、おもちゃ初心者向けから、いずれ上級者向けで遊べることを目標に、日々、鳥さんと一緒に知恵比べをしていただけたらと思います。


【どのおもちゃのタイプが好き?】 まずは鳥さんの観察から始めましょう

おもちゃを選ぶ際は、「このおもちゃで遊ぶうちの子はきっとかわいい!」という飼い主さんの視点で選ぶのではなく、鳥さんがどんな素材のどんな形のおもちゃが好きか、ということを観察して把握することからスタートしていただきたいと思います。

あなたの鳥さんは何をするのが好きですか
 ・齧る、裂く、物を利用して羽繕いをする
 ・鈴のような音がなるもの
 ・逆さにぶらさがる、活動的
 ・カーテンをよじのぼる
 ・足で物をつかんで投げる
 ・紙をビリビリにする
 ・おやつを探す
 ・パズルを解く
 ・人の服のボタン穴を齧る、結び目をほどく
 ・イヤリングやメガネ、またはキラキラしている物を奪いたがる
 ・ケージバーに紐を編み込む
 ・おもちゃに隠れる

以上を観察していただき、鳥さんにとって楽しいおもちゃを選ぶ際の指針にしていただくことができるでしょう。


【その他に考えなければならないこと】

いくら鳥さんが好きな行為であっても、それが安全であるかどうか、発情を促すものでないかどうか、これらを飼い主さんがきちんと観察してあげる必要があります。
 *そのおもちゃは、大きすぎて、あるいは小さすぎて鳥さんに危険が及ばないか。
 *おもちゃの素材を飲み込んでしまっていないか。
などをまずはよく観察してあげてください。

【タイプ別のおもちゃ】

鳥さんがどんな遊びが好きかを観察できたら、その欲求を満たしてあげられるようなおもちゃを選んでいただきたいと思います。

●フォージング系
 フォージングとは、餌探し行動です。野生の鳥さんは、この行動に一日の大半を費やします。
 ご家庭でもできるフォージングはたくさんありますので、まずは簡単なフォージングから試していただき、上級者向けのフォージングにチャレンジしていただきたいと思います。

●カジカジ系
 クチバシが忙しい鳥さんは幸せな鳥さん(Busy beak is happy bird.)、という言葉あります。カジカジ系のおもちゃでも素材は様々ですので、鳥さんのツボにはまる素材や形を見つけていただきたいと思います。例えば、木片、皮、紙、プラスチック、ロープ、松ぼっくりなどなど、もしかしたらわざわざカジカジ系のおもちゃを買わなくても、割りばしが好みの鳥さんもいるかもしれません。(ちなみに我が家の鳥(オカメインコ)のツボは、いろいろ試してみた結果、コンビニのワリバシなら昔のセブンイレブンの割りばしで、お弁当系なら王将のが一番だという調査結果が出ています。)

●エクササイズ系
 体全体を使ったアクロバティックな運動が好きな鳥さんには、そのエネルギーを存分に発散できるような次のおもちゃはいかがでしょうか。ブランコ、バンジータイプのロープパーチ、ハシゴ、ロープ、ネットなど。

●自分でカキカキ系
 羽繕いをしてくれる相手がいない場合、おもちゃの角を使って羽繕いをして「萌え~」と気持ちよさそうにしている鳥さんもいます。そんな鳥さんには、おもちゃの角がちょうどカキカキしやすいような形をしたおもちゃを選んであげると喜んでくれるのではないでしょうか。

●メカニカル系
 鳥さんは知能が高い生き物です。あまりにも簡単なおもちゃだとすぐに飽きてしまう鳥さんも少なくありません。そんな鳥さんに対して、次のようなおもちゃをお勧めいたします。
結び目がついているもの、ボルトのようにクルクル回して移動するもの、フォージングのおもちゃでいくつかのステップ(こっちに回して、おやつを落として、またあっちに回して、、、など)を踏まないとご褒美にありつけないようなおもちゃ。
これを使いこなせる鳥さんはかなりの上級者です。

●足でつかめる系
 鳥さんの足(手?)は物をつかむことができる、人でいうところの手の代わりです。足でつかめるおもちゃにもいろいろな素材や形がありますので、鳥さんが夢中になってくれるようなタイプを見つけてください。

【おもちゃを週替わり、または日替わりで】
鳥さんが退屈に過ごす時間をなくすためのおもちゃですが、時には発情を抑えるために使える
こともあります。いい刺激を与える意味で、毎日入れっぱなしのおもちゃだとすぐに慣れてしまいますので、日替わりで入れてあげるのも一つの手段です。
また、人にとってはかわいいぬいぐるみでも、鳥さんにとってはドキドキを演出できるように、ケージのそばや視界に入るところに置いておくなどして、発情防止に一役買ってくれる場合もありますので、お試しいただけたらと思います。

ブログの方では、BGSで取り扱っているおもちゃを少しずつ紹介してまいります。
もし鳥さんが気に入ってくれそうなおもちゃがありましたら、お声掛けください。通販サイトでも購入できるように準備をさせていただきたいと思います。
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