個別相談★ボタンインコさん★ホッペをこすっちゃいます

4月12日に、個別相談にお越しいただいたボタンインコさんをご紹介させていただきます。

ボタンインコさん、2才くらいの男の子です。

個別相談をご利用の目的は、頬から首にかけて、止まり木などにこすりつけたことにより羽根が生えてこず(生えてきてもまたすぐ抜けてしまう)、ヒフ部分が厚くなってしまい、このクセを改善できないかとのことでした。以前までは、血が出てしまうくらいこすりつけていたそうです。

シンバちゃん20160412-1

病院で、ヒフ検査(真菌、カイセン)を行ったところ、陰性でした。

きっかけはわからないとのことで、すっかりクセになってしまっている行動をなんとか改善できたらいいなと思っています。
これまでは・・・
・止まり木のハシの部分
・ミネラルブロックの角
・洗濯バサミ
に、頬をこすりつけていたそうです。

個別相談室での行動を観察してみると・・・
①紙を齧ったりするのが好きな様子
  ↓  ↓
②約1分間隔で、足を使って頬を掻く
という行動を繰り返していました。

常同行動になっていることと、掻くことで落ち着くということにもつながっているのかもしれませんが、約1分間隔で頬を足でカキカキッとしていたら、皮膚に刺激を与え過ぎになるのは当然のことだなと感じました。
しかしながら、やはり現状「かゆい」ということもあるので、「掻かないように」とやってしまうと、かえってフラストレーションが溜まってしまい、新たな問題行動に発展しかねません。

ご提案させていただいたのは・・・
・「かゆい!」という欲求を満たしてあげる(改善してあげる)ために、ケージ内の止まり木のハシ部分に、自着性テープを巻いて、頬の掻いた部分が傷にならないようにする。
・おもちゃで遊んでいる時は、足で頬をカキカキッとする間隔が、3~5分間隔に伸びたので、今まで頬に向かっていた関心事をおもちゃなどの遊びに分散できるようにする。
・自分で、足の爪で頻繁にカキカキッとやってしまうと、足の爪の先は尖っているので、皮膚への刺激が大きくなってしまいます。なので、掻いてほしい時は、飼い主さんに頼んでもらうようにアプローチをしてみる。
以上3つを取り組んでいただくことにしました。

上記に加えて、「かゆい」ことから関心事を他に向けるために、エサ入れを複数個ケージに設置していただき、食餌に時間をかけることもご提案しました。

一種の自己刺激行動になっているようですが、おもちゃ遊びなどのレパートリーを増やすことによって、少しでも常同行動を崩していけたらいいなと思っています。

シンバちゃん20160412-2

ボタンインコさんは、本当にかわいらしいコで、トレーナーがヒアリングをしている最中、紙をずっと齧られてしまいました。。。でも、こういう遊び(行動)を活かしてあげて、ボタンインコさんのQOL(生活/鳥生の質)を上げていけたらいいなと思っています。
次回は、6月を予定しています。
少しでも、「ほっぺがかゆい!」ことから関心事がそらせていることを願っています。

スポンサーサイト