【ご報告】 鳥さんお悩み相談会『ヨウム・コイネズミヨウム&中型の鳥さん編』
11月29日に開催いたしました「鳥さんお悩み相談会:ヨウム・コイネズミヨウム&中型の鳥さん編」のご報告をさせていただきます。
ご参加いただきましたのは
・ヨウムさん2羽
・コイネズミヨウムさん1羽
・ウロコインコさん1羽
・人9名
の鳥さんと飼い主さまでした。
持ち寄られた質問内容は・・・
・食餌(主食・副食など)
・呼び鳴き
・(ヨウムさんの)恐竜鳴き
・咬み付き
・毛引き
・他の同居している動物との関係性 などなど
限られた時間ではありましたが、いつも疑問に感じていらっしゃることをそれぞれ話し合いました。
疑問に感じていることをネットで手軽に調べられる時代ではありますが、いろいろな意見があって、一体どれが正しいのか迷ってしまうという飼い主さまも多く、少なくとも、このお悩み相談会の場でお伝えする内容は、科学的な根拠に基づくアプローチ法であるということを前置きさせていただきながら、飼い主さまご自身の経験も踏まえて、話し合うことができたと感じています。
ご参加いただいた鳥さんの様子です↓

こちら↑は、月1ペースでお越しいただいている常連さんの2羽。
慣れた様子で、初めて会う飼い主さまたちに余裕で挨拶をしていました。
しかしながら、こういう姿にも感動をする飼い主さまとトレーナー。ここまでくるのに、およそ1年は掛かっています。以前は、もっと臆病で、飼い主さまの姿が見えなくなっただけでビクビクオドオドでしたが、今はどっしり肝が据わっています。

「小さい!かわいい!」とみんなをメロメロにしたウロコインコさん。
ご家族の内、特定の人を噛んだり、ステップアップをする時に指をガブッとしちゃうなどのお悩みでしたが、つまるところ、これら全て、飼い主側が教えてしまったことなんですね。。。と気付きがあり、この日はステップアップの練習をしてもらいました。

こちらのヨウムさんは、長年ペットショップにいて、最近、お迎えされたそうです。
ペットショップにいる時から毛引きをしていて、これからは毛引きの改善に加え、呼び鳴きの改善、手にステップアップできるようにやっていきたいとのことで、ご参加されました。
「むむ、、、ヨウムがいる、、、」※雪之丞はヨウムがキライ。。。

会の進捗状況を見守る雪之丞@タイハクオウム。
最初の1時間はお話メインで、後半からは実際に鳥さんとの接し方を交えて疑問にお答えしていくことに。

ヨウムさん:「なんだか、いつもと違ってにぎやかだね」
コイネズミヨウムさん:「そうだね」

接待上手なコイネズミヨウムさん↑

肩から腕の方に「おいで」で降りてきてもらう練習と、ステップアップの時に指や手を差し出しても咬まない練習をいろいろな飼い主さま相手にしてくれたウロコインコさん。



ヨウムさん:「今日は何事ですか?」
コイネズミヨウムさん:「小さい鳥さんもいるね」
そして、長年ペットショップにいたヨウムさんにもキャリーから出てきてくれるか様子をみることに。

最初は、大好きなひまわりの種に導かれるように、ヨイショット・・・

あれ?出てきちゃった! でも、なんだか楽しそうだぞ♪


手拍子に併せて、ダンスもお披露目してくれました。
お話の中で、鳥さんは行動に伴う結果によって、その行動の出現率が上がったり下がったりすることをお伝えしました。
この結果とは、鳥さんにとって楽しいことやリアクションが得られたことです。この場合、行動の出現率は上がります。
ここで陥りやすい落とし穴は、「飼い主さん目線でない」ということです。
咬んだ後に叱る、低い声で注意する
これらは、飼い主さん目線では「楽しくないこと」だから、鳥さんにも伝わるだろう、つまり望ましくない行動はやめてくれるだろうと思われがちですが、鳥さん目線で言えば、これらも立派な「リアクションが得られた!」という結果になります。
また、一度ルールを決めたらこれを継続して一貫していくことが大切であるということもお伝えしました。
時々やって、時々やらないと、鳥さん側は混乱してしまいます。
このお話の後に、ヨウムさんがみんな注目を一身に浴びていることが分かると、ダンスの出現率が増えていきました。
これこそが、ポジティブ・レインフォースメント(正の強化)です。

ウロコさんは、体の前から手を差し出されるとガブしますが(強くではありません)、体の後ろから手を差し出すと咬むことなくステップアップしてくれます。だったら、体の前からのステップアップは今後の課題としながら、当面は、体の後ろに手を差し出すことで、鳥さんにも「咬む」という経験をさせずに済みます。このように、ほんのちょっとアプローチを変えるだけで、今まで困っていたことが解決される場合があるので、トレーニング云々よりも、まずはアプローチ法を変えてみることをお勧めしています。
そしてこの日、鳥さんの写真を撮ってくださった飼い主さまが、この日のためにオリジナルのキーホルダーを作ってきてくださいました!

日付入りのとても素敵なキーホルダーです。参加者の皆様も大感激のご様子でした。本当にありがとうございました!
この日のお悩み相談会にご参加いただきました飼い主さまから感想をいただきましたので、ご紹介させていただきます。
【Y様より(コイネズミヨウムさんの飼い主さま)】
本日はこのようなセミナーを開催して頂き、ありがとうございました。
他の飼い主様やヨウムさん、ウロコさんとも交流でき、私個人的にはとても良い刺激となったセミナーでした。
我が家の鳥にも良い刺激となったと思います。
またこういった機会を設けて頂きますと幸いです。ぜひお願い致します。
【T様(ウロコインコさんの飼い主さま)】
本日はありがとうございました。
いただいたストラップが本日の特別バージョンだったことに先ほど気づきました。。
問題行動をしているのは鳥さんでなく、私たち飼い主であることをもう一度肝に銘じ、少しずつでも意識して鳥に接したいと思いました。
ショップに長くいたヨウムちゃんがみんなに褒められて嬉しそうにダンスをする様子をみて本当に愛おしく、なんだか胸が熱くなってしまいました。
【M様】
毎日のエサの内容や、トリへの接し方など、これでいいのかな?と思っていました。
質問してみたいこともいくつかあったのですが,でも他所のトリさんの話しを聞くうちに、ヨウムについてはそれほど気にすることでもなさそう,と思っています。
ドウバネはまだ家に来て2ヶ月なので、今後、解らないこと、気になることが増えて行くと思います。
今度,ピオヌスを飼っている方の話しなど聴ける機会があれば,是非参加したいです。
手乗りトレーニング、チャレンジしてみます。
ドウバネも、私の顔を見て話しを聞いてくれるようになったので、時間をかければもっと進歩できそうです。
今日のセミナー、参考になりました。
ありがとうございました。
【S様(ヨウムさんの飼い主さま)】
貴重な時間を割いてくださり、有り難うございました。
皆さまそれぞれに悩みを抱えていて、解決方法等も独自で考えていらっしゃるようで、とても勉強になりました。
またこういった機会がありましたら是非参加させてください。
以上です。
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!
またお会いできますことを楽しみにしています。
今年最後となるセミナー、「鳥さんお悩み相談会:大型の鳥さん編」を12月13日(日)に開催いたします。
残席わずかとなっておりますので、この機会にご参加いただけましたらうれしいです。
「鳥さんお悩み相談会:大型の鳥さん編」詳細・お申込みページ

最後に・・・「やっぱり、ヨウムはキライだぁーーーっ!!」の雪之丞でした。
ご参加いただきましたのは
・ヨウムさん2羽
・コイネズミヨウムさん1羽
・ウロコインコさん1羽
・人9名
の鳥さんと飼い主さまでした。
持ち寄られた質問内容は・・・
・食餌(主食・副食など)
・呼び鳴き
・(ヨウムさんの)恐竜鳴き
・咬み付き
・毛引き
・他の同居している動物との関係性 などなど
限られた時間ではありましたが、いつも疑問に感じていらっしゃることをそれぞれ話し合いました。
疑問に感じていることをネットで手軽に調べられる時代ではありますが、いろいろな意見があって、一体どれが正しいのか迷ってしまうという飼い主さまも多く、少なくとも、このお悩み相談会の場でお伝えする内容は、科学的な根拠に基づくアプローチ法であるということを前置きさせていただきながら、飼い主さまご自身の経験も踏まえて、話し合うことができたと感じています。
ご参加いただいた鳥さんの様子です↓

こちら↑は、月1ペースでお越しいただいている常連さんの2羽。
慣れた様子で、初めて会う飼い主さまたちに余裕で挨拶をしていました。
しかしながら、こういう姿にも感動をする飼い主さまとトレーナー。ここまでくるのに、およそ1年は掛かっています。以前は、もっと臆病で、飼い主さまの姿が見えなくなっただけでビクビクオドオドでしたが、今はどっしり肝が据わっています。

「小さい!かわいい!」とみんなをメロメロにしたウロコインコさん。
ご家族の内、特定の人を噛んだり、ステップアップをする時に指をガブッとしちゃうなどのお悩みでしたが、つまるところ、これら全て、飼い主側が教えてしまったことなんですね。。。と気付きがあり、この日はステップアップの練習をしてもらいました。

こちらのヨウムさんは、長年ペットショップにいて、最近、お迎えされたそうです。
ペットショップにいる時から毛引きをしていて、これからは毛引きの改善に加え、呼び鳴きの改善、手にステップアップできるようにやっていきたいとのことで、ご参加されました。
「むむ、、、ヨウムがいる、、、」※雪之丞はヨウムがキライ。。。

会の進捗状況を見守る雪之丞@タイハクオウム。
最初の1時間はお話メインで、後半からは実際に鳥さんとの接し方を交えて疑問にお答えしていくことに。

ヨウムさん:「なんだか、いつもと違ってにぎやかだね」
コイネズミヨウムさん:「そうだね」

接待上手なコイネズミヨウムさん↑

肩から腕の方に「おいで」で降りてきてもらう練習と、ステップアップの時に指や手を差し出しても咬まない練習をいろいろな飼い主さま相手にしてくれたウロコインコさん。



ヨウムさん:「今日は何事ですか?」
コイネズミヨウムさん:「小さい鳥さんもいるね」
そして、長年ペットショップにいたヨウムさんにもキャリーから出てきてくれるか様子をみることに。

最初は、大好きなひまわりの種に導かれるように、ヨイショット・・・

あれ?出てきちゃった! でも、なんだか楽しそうだぞ♪


手拍子に併せて、ダンスもお披露目してくれました。
お話の中で、鳥さんは行動に伴う結果によって、その行動の出現率が上がったり下がったりすることをお伝えしました。
この結果とは、鳥さんにとって楽しいことやリアクションが得られたことです。この場合、行動の出現率は上がります。
ここで陥りやすい落とし穴は、「飼い主さん目線でない」ということです。
咬んだ後に叱る、低い声で注意する
これらは、飼い主さん目線では「楽しくないこと」だから、鳥さんにも伝わるだろう、つまり望ましくない行動はやめてくれるだろうと思われがちですが、鳥さん目線で言えば、これらも立派な「リアクションが得られた!」という結果になります。
また、一度ルールを決めたらこれを継続して一貫していくことが大切であるということもお伝えしました。
時々やって、時々やらないと、鳥さん側は混乱してしまいます。
このお話の後に、ヨウムさんがみんな注目を一身に浴びていることが分かると、ダンスの出現率が増えていきました。
これこそが、ポジティブ・レインフォースメント(正の強化)です。

ウロコさんは、体の前から手を差し出されるとガブしますが(強くではありません)、体の後ろから手を差し出すと咬むことなくステップアップしてくれます。だったら、体の前からのステップアップは今後の課題としながら、当面は、体の後ろに手を差し出すことで、鳥さんにも「咬む」という経験をさせずに済みます。このように、ほんのちょっとアプローチを変えるだけで、今まで困っていたことが解決される場合があるので、トレーニング云々よりも、まずはアプローチ法を変えてみることをお勧めしています。
そしてこの日、鳥さんの写真を撮ってくださった飼い主さまが、この日のためにオリジナルのキーホルダーを作ってきてくださいました!

日付入りのとても素敵なキーホルダーです。参加者の皆様も大感激のご様子でした。本当にありがとうございました!
この日のお悩み相談会にご参加いただきました飼い主さまから感想をいただきましたので、ご紹介させていただきます。
【Y様より(コイネズミヨウムさんの飼い主さま)】
本日はこのようなセミナーを開催して頂き、ありがとうございました。
他の飼い主様やヨウムさん、ウロコさんとも交流でき、私個人的にはとても良い刺激となったセミナーでした。
我が家の鳥にも良い刺激となったと思います。
またこういった機会を設けて頂きますと幸いです。ぜひお願い致します。
【T様(ウロコインコさんの飼い主さま)】
本日はありがとうございました。
いただいたストラップが本日の特別バージョンだったことに先ほど気づきました。。
問題行動をしているのは鳥さんでなく、私たち飼い主であることをもう一度肝に銘じ、少しずつでも意識して鳥に接したいと思いました。
ショップに長くいたヨウムちゃんがみんなに褒められて嬉しそうにダンスをする様子をみて本当に愛おしく、なんだか胸が熱くなってしまいました。
【M様】
毎日のエサの内容や、トリへの接し方など、これでいいのかな?と思っていました。
質問してみたいこともいくつかあったのですが,でも他所のトリさんの話しを聞くうちに、ヨウムについてはそれほど気にすることでもなさそう,と思っています。
ドウバネはまだ家に来て2ヶ月なので、今後、解らないこと、気になることが増えて行くと思います。
今度,ピオヌスを飼っている方の話しなど聴ける機会があれば,是非参加したいです。
手乗りトレーニング、チャレンジしてみます。
ドウバネも、私の顔を見て話しを聞いてくれるようになったので、時間をかければもっと進歩できそうです。
今日のセミナー、参考になりました。
ありがとうございました。
【S様(ヨウムさんの飼い主さま)】
貴重な時間を割いてくださり、有り難うございました。
皆さまそれぞれに悩みを抱えていて、解決方法等も独自で考えていらっしゃるようで、とても勉強になりました。
またこういった機会がありましたら是非参加させてください。
以上です。
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!
またお会いできますことを楽しみにしています。
今年最後となるセミナー、「鳥さんお悩み相談会:大型の鳥さん編」を12月13日(日)に開催いたします。
残席わずかとなっておりますので、この機会にご参加いただけましたらうれしいです。
「鳥さんお悩み相談会:大型の鳥さん編」詳細・お申込みページ

最後に・・・「やっぱり、ヨウムはキライだぁーーーっ!!」の雪之丞でした。
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