個別相談★コミドリコンゴウインコさん★タオルトレーニング&ハーネストレーニング

「小鳥のキモチvol.3」(学研)のオンリーワン改善ページに登場してくれたコミドリコンゴウインコさん。

当初の目標だった、
①オンリーワンの改善
②咬みつき改善
を目標達成することができました。

実は①については、最初から飼い主さまがおっしゃるほどオンリーワンではなかったのですが、このまま放っておくと、確実にオンリーワン街道まっしぐらだったと思います。
そして、②に関しては、「あ!まだ咬む時があります!」ということでしたが、咬む時の状況をおうかがいしたところ、「興奮した時に咬む」ということでした。
鳥さんは楽し過ぎても興奮しますし、もちろんパニックになったり、怒ったりした時も興奮します。
そして、この時の咬み付きは矯正できないので、これらの「興奮」している時は、飼い主さまの方が手を出さないようにとお伝えしています。クールダウンしてもらえば、我に返ってくれるので、しっかりトレーニングを行ってくださったこともあり、一旦冷静さを取り戻せば咬み付くこともないはずです。

実は上記の目標以外で、③番目の目標もありました。
それは、「ハーネスを着けられるようになること」です。
ハーネスに関しては、鳥さん目線で考えた時に日常生活にそれほど必要性を感じませんが、鳥さんがとっても嫌がってなければ、方法だけはお伝えすることにしています。
当初のハーネスに対する鳥さんの反応は、無理矢理装着していた経験があり、ハーネスが視界に入るだけで飛んで逃げていくほどキライだったようです。

まずは、
①タオルに慣れてもらう
②ハーネスに慣れてもらって、装着に協力してくれる
という順で、実践していただきました。
①は、ハズバンダリートレーニングとしても有効です。
①と②も、系統的脱感作法を用いて、少しずつ、タオルやハーネスに対する恐怖心、警戒心を取り除いていきました。

①タオルに慣れてもらう
【方法】 タオルを敷いて、この上にいるとご褒美がもらえる、そして少しずつ、タオルが体に触れても平気!という風にしていきます。

②ハーネスに慣れてもらって、装着に協力してくれる
⚫︎系統的脱感作法を用いて、少しずつ、ハーネスに対する恐怖心、警戒心を取り除いていく。
⚫︎ハーネスを鳥さんに近づけるのではなく、鳥さんからハーネスに近づいてもらうようなアプローチをとる。
⚫︎ハーネスは、過去に無理やり装着させていたこともあり、視界に入っただけで、飛んで逃げていってたそうですが、ここ数ヶ月、見慣れたものとしてご家庭で慣らしてもらった。

[ステップ1]
タオルは楽しい場所ということを知ってもらう。
⇒ご家庭でも実践してくださり、クリア!

[ステップ2]
⇒タオルの上に置いてあるハーネスに近づく。タオルとハーネスが同系色(意図した訳ではありません)なので、分かりにくいですが、タオルの上にハーネスが置いてあります。
りこぽんちゃん20151007-1
少しずつ、鳥さんの方からハーネスに近づいて来てもらうことが大切です。
細かいゴールを設定して、「A」まで近づけたらご褒美、「B」まで近づけたらご褒美、という風に、ハーネスのそばでご褒美を受け取れる、そして、ハーネスをまたいでもご褒美を受け取れる、ということを目標に、少しずつ少しずつ、目標に向かってステップを踏んでいきます。
ここで大切なのは、『一度設定したゴールからご褒美を見せている手を動かさない』、ということです。
ハーネスに近づいてもらいたい一心で、鳥さんがご褒美に届く瞬間に、手をスッと引いて、ほらほらこっちだよ、としてしまうと、「どうせそれ(=ご褒美)くれないんでしょ!」と、近づいてもくれなくなってしまいます。
なので、例えば「A」の地点でご褒美を見せたら、ここから手は動かさず、近づいてきて「A」に辿りついたらご褒美を必ずあげるようにしてください。

ハーネスの輪っかの中まで足を踏み入れて、ご褒美を取れるようにまでなったコミドリコンゴウインコさん。
今まで、視界にハーネスが入っただけで飛んで逃げていたのに、ここまで自ら近づいてくれることは初めて!と飼い主さまも驚かれてました。

「まだまだ、心は許した訳じゃないからね!」
と言わんばかりに、ご褒美をゲットすると後ろに下がって、ゆっくりご褒美を食べる行動が観られましたが、この「ゲットして後ろに下がる」という行動も、トレーニングを重ねることで減少していきます。
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りこぽんちゃん20151007-4

[ステップ3]
⇒ハーネスの首を通す部分をトンネルみたいにして、ここから首を入れないとご褒美がゲットできない状態です。
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ここでも細かい目標設定をしていきます。
まずは、クチバシを少し伸ばせば届く位置にご褒美を見せ、問題なくゲットできたら、もう少しクチバシを入れないと届かない距離に ⇒ クチバシ全体を入れないと届かない距離に ⇒ おでこまで入れないと届かない距離に・・・という風に、無理のない範囲で一歩一歩クリアしていきます。

りこぽんちゃん20151007-7
そうこうしていると、「そうだ!周り込めばいいんだ!ボクって頭いい~♪」と閃いたらしく、輪っかに首を通さずに、周り込んでご褒美をもらいにくるように。
ここでは、もちろんご褒美は「あげない」が正解ですが、この時は、どんな形であれ、ハーネスに近づいてもらうということが第一の目標だったので、周り込んできてもご褒美をあげていました。

何度か繰り返していく内に・・・
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りこぽんちゃん20151007-9
頭のてっぺん部分までハーネスの輪っかに通すことができるようになりました。

今まで、ハーネスを見ると飛んで逃げていたなんて信じられないくらいの克服ぶりです。
ここで、コミドリコンゴウインコさんは個別相談は修了となりました。
あとは、ご家庭で継続していただくことに。

これらの様子をFacebookの方で、動画でご覧いただけます。
もしよろしかったら覗いてみていただけましたら幸いです。
Birds' Grooming Shop Facebookページ

上記のアプローチ法は、おもちゃにやキャリーに対する克服にも活用できる方法です。
ムリのないステップで、少しずつ試していただけましたら幸いです。
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