個別相談★オカメインコさん★お世話の順番

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さて、9月1日にお越しいただいたオカメインコさんをご紹介いたします。

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なっちゃん20150901-2
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インコ党党員のオカメインコさんです。
とてもフレンドリーで、たくさんオリジナルの歌を歌ってくれました。トレーナーは鼻の下伸ばしっぱなしで、ちゃんとしたご提案ができていなかったかもしれません。。。反省。。。

こちらのオカメインコさんのご相談をお受けして改めて感じたことがあります。
それは、複数羽の鳥さんがいる場合、鳥さん同士の関係性が大きく影響し合っていることです。

これは鳥さんの性格にもよりますが、
●他の鳥さんからの影響を全く受けないタイプのコ
●気を遣っているのか、鳥さんに対しても、飼い主さまに対しても我慢をしてしまっているタイプのコ
それぞれです。

今回お越しいただいた飼い主さまは、よく鳥さんたちの関係性を観察し、把握してくださっているので、「なっちゃんタイム」と称した、このオカメインコさんだけの特別な時間を設けてくださっているそうです。
なっちゃんのタイプは・・・
●他の鳥さんに対して遠慮してしまい、飼い主さまに甘えたいけど、譲ってしまうタイプ
だそうです。
満足度を満たしてあげるためにも、他の鳥さんがケージに戻った後のスペシャルな時間を作ってくださっています。さすがです!

これまでの個別相談であったケースですが・・・
ケース1)
家族に対して咬み付くというコザクラインコさん。
コザクラインコさんは数羽いて、一番古株の鳥さんで、咬むからという理由で思うようにケージから出してあげられなかったり、本などで見るように、「咬んだらケージに戻す」を繰り返していましたが、一向に改善されず、個別相談を利用してくださいました。じっくりヒアリングをしていく内に、トレーニング云々じゃないと感じました。本来であれば、一番古株の鳥さんが、一番にお世話をしてもらい、一番に放鳥してもらう、など優先されるべきところを、このコザクラインコさんの場合、他の鳥さんが楽しそうにケージの外で遊んでいる様子を見ていなければならない状況でした。そこで、咬み付くというコザクラインコさんのための特別な時間を設けていただくことにしました。この時間に、いわゆる、手は咬まないでねのトレーニングをするというもの。トレーニングと言っても、もちろん、つらく厳しいものではありません。飼い主さまと一対一になれて、自分だけを見てくれる時間、他の鳥さんたちはケージにいて、優越感(?)も感じられていたのか、咬み付く行動は減少し、なくなったそうです。
*見解*
自分にもっと関心をそそいでほしかった思いが、咬み付くという行動に出ていたと思われます。これに加え、発情もさらに攻撃的な行動に出ていたのだと推測しています。このコザクラインコさんの場合、通常だと、「凶暴だ!」と、鳥さん自身に責任があるように思われがちですが、鳥さんを取り巻く環境が大きく影響していたのだということに気付いていただくことができてよかったと思っています。

ケース2)
他の鳥さんがお世話されている様子を見て、どうにもイライラしちゃうというコンゴウインコさん。性格は、臆病で甘えん坊との判断から、先住の鳥さんよりも早く、一番にお世話をしてみるようにお願いしてみました。すると、このイライラはなくなり、満足度が満たされたようです。
*見解*
ケース1)では、先住の鳥さんが一番にお世話をしてもらうというルールはありますが、ケース2)のように、鳥さん同士の関係性から、もし古株の鳥さんはそれほど順番にこだわるタイプでなければ、新参モノの鳥さんを優先することも問題ないと思います。このケースで、また別にご提案したのが、お世話の順番は変えずに、最後にもう一度、自分だけお世話してもらった感を出してみては?ということもご提案させていただきました。

「先住の鳥さんからお世話をするべき」
ということは昔から言われていますし、ほぼほぼそうだと感じてはいますが、必ずしもそうではない場合があるということも事実です。上記のように、鳥さんの関係性によって、一度、お世話の順番や放鳥タイムを見直すことによって、改善できるケースも多々あります。これには、飼い主さまの観察力が何より大切です。
マニュアル通りにいかないのが、鳥さんの世界ですね。

「うちのコにお友達を」と思っている飼い主さま、
新しいコをお迎えしたとしても、仲良くなってくれるとは限りませんよ。
相性によっては先住の鳥さん、もしくは新入りの鳥さんにとって心のストレスになるかもしれません。十分にご検討いただけましたら幸いです。

今回は、鳥さん同士の関係性についてお伝えさせていただきますが、これに加えて、複数人で暮らしている方は、鳥さんと人との関係性も絡んでくるので、まずは相関図を作ってみることをお勧めします。ドラマみたいで、なかなか面白いものになるかもしれません。
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