個別相談★セキセイインコさん:咬み付き改善★隠された改善点

世の中はシルバーウィーク真っただ中ですね。皆様、いかがお過ごしでしょうか。

個別相談のご案内の前に、最近、入荷した新商品をご紹介させていただきます。
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さて、相変わらず更新が滞っていますが、8月25日に個別相談にお越しいただいたセキセイインコさんのご紹介をさせていただきます。
セキセイさん20150825-2

ご相談内容は、「咬み付き改善」です。

ご家族構成は、ご主人と奥様で、奥様の方にだけ咬み付くということで、「もっと仲良くなりたいです」ということでご相談にお越しになりました。

今回のご相談に限らず、ご相談内容とは別のところに、その原因や改善点が潜んでいることが多々あります。

「咬み付き改善なら、咬まないトレーニングを」
と、すぐにトレーニングだけを実践することはなく、ご相談の際はどんな内容でもそうですが、ことこまかにヒアリングをさせていただくことからスタートします。
●咬む行動の事前の状況
●咬んだ後の飼い主さまの行動
●放鳥時間
●咬む行動に、特定の場所があるか、特定の時間帯があるか
などなど。

ヒアリングを進めていく過程で、改善ポイントが見えてきました。

●ケージから出しっぱなしの環境で暮らしている。
 ⇒特に咬まれる場所がある。それは、奥様が台所にいる時。
 【考察】 お部屋全体がセキセイインコさんのテリトリーになっていて、特に、日中はセキセイインコさんは台所で過ごしていることが多いようだということです。なので、自分(=セキセイインコさん)のテリトリーに入ってくる奥様を除外しようとして咬み付き行動にでるのではないか。

●ご主人には咬まないというセキセイインコさん。
 ⇒奥様が咬まれた後に、それを見たご主人が笑うことも。
 【考察】 行動の後に伴う結果が、鳥さんにとってメリットがある場合、その行動の出現率は上がります。[奥様を咬む] ⇒ [大好きなご主人が笑う=リアクションが大きい、または楽しい] ⇒ セキセイインコさんにとってメリットとなり、「もっと咬むぞ!」となっている可能性もある。

以上が、セキセイインコさんの奥様を咬む理由ではないかと仮説を立てました。

お気付きの通り、セキセイインコさんをケージから出しっぱなしにしている環境はお勧めできません。「やはり放鳥時間を決めた方がいいですか?」というご質問はよくあります。そして、この問いに対する答えとしては、いつも「はい、決めた方がいいです」と答えています。その理由は・・・
●目を離している時に、タンスなどの隙間などに挟まってしまったり、部屋の中の危険なものを口にしてしまうなどの、危険な目にあう場合もある。
●人の都合で、「今はケージに入って!」、などと急に言われても鳥さんは理解に苦しみます。
●長い目でみて、鳥さんが病気などで治療が必要になった時に、ケージ、またはプラスチックケースの中で、安静にしたり保温が必要となるでしょう。普段から慣れていなければ、ケージやプラスチックケースに入れられた時のストレスは大きくなる。
●広い部屋を自分のテリトリー、つまり大きなケージに例えると、たまに入る自分のケージは巣箱と見立ててしまい、発情を促してしまう場合がある。
ということが挙げられます。

放鳥時間は、きっちりこの時間から!と分刻みで設定する必要はありませんが、おおよその時間帯で決めることをお勧めします。どのくらいの時間が最適ですか?というご質問もよく受けますが、
●最適な時間は特にありません。ご家庭によって、それぞれのルールで決めていただけるといいと思います。
●放鳥時間は、「鳥さんが自由に飛び回れる時間」という解釈もできますが、長さを決める際には、「飼い主さまが、きちんと鳥さんを観てあげられる時間」を基準にして決めていただけると幸いです。

今回のご相談では、生活環境の改善に加えて、咬まずに手にのった時にセキセイインコさんの大好きなものをご褒美としてあげて、奥様の価値をどんどん高めていく方法をお伝えいたしました。

セキセイさん20150825-1
この日は、奥様お一人でお越しいただきましたが、初めての環境で緊張しているセキセイインコさんは、奥様を咬んだりなんかしません。少なからず、頼れる存在!と少しでも価値が上がったのではないでしょうか。

個別相談は、3か月をひとまとめとして、継続してお越しいただく場合もありますし、一回のご相談で、あとは様子を観ましょうという場合もあります。
今回のご相談は、まずは生活環境の見直しについて、ご主人とルールを相談していただくことを優先していただきたいということをお伝えして、一回で終了となりました。もちろん、今後、もし何かあればお越しいただくことをお願いしました。
間接的、あるいは直接的な環境や生活を見直すことによって、問題行動が改善される場合もありますので、ある問題行動の背景には生活環境が影響している場合もありますので、一度、環境や生活環境の見直しをしてみることをお勧めいたします。
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