個別相談★続:オキナインコさんたちの挑戦!★自咬の矯正[Part.7]

引き続き、自咬の改善に取り組んでいる2羽のオキナインコさんたちの様子です。

これまでの様子は以下からご覧いただけます↓
Part.1の様子
Part.2の様子
Part.3の様子
Part.4の様子
Part.5の様子
Part.6の様子

月1回のペースで、病院では身体的な経過を診てもらい、個別相談では環境面や行動面の経過をご報告していただき、さらに改善をしていく取り組み中です。

まずは、6才の男の子のオキナインコさんの様子です。
4月22日にお越しいただきました。(ま、まだ4月の内容を伝えきれておらず、申し訳ありません。。。)

去年の11月26日におよそ2年半ぶりにエリザベスカラーをはずして、約5か月が経過しました。
自咬は再発せず!!いい感じです。

ご家庭では継続して、フォージング(採食行動)に取り組んでいただきながら、球形のプラスチックケースの中にはおもちゃなども入れてもらって、どんな反応だったかをご報告いただきました。
じじ君20150422-1
じじ君20150422-2
↑「ケージのこの位置にあれを入れて・・・」など、イラストでご報告。
ご家庭での様子は飼い主さまにしか観察をしていただけないので、そのご報告はとても大切です。個別相談当初は、細かい部分までは「あれ??どうだったかな??」という飼い主さまも多いですが、回数を重ねるごとに、聞きたい情報をスラスラと教えてくださるようになってくださいます。つまり、観察のポイントが自然と身についていただいているという証拠で、トレーナーとしてもありがたいです。

結果的に、一番上の画像のものはすぐにポイッとケージの底に落としてしまい見向きもしない存在ではあるようですが、実はこういう存在も大切だと感じています。鳥さんが好むものばかりを与えておけばいいかというと決してそうではありません。もちろん、遊びに夢中になるくらい大好きなものの存在は大切にしていきつつ、
●「なにこれ?フンッ!こんなのいらないや」と思って、ポイッとする行動。
●「むむっ!?今日もあるぞ!これ嫌いなんだよね~」と思って、またポイッとする行動。
いずれも、「思考する」という行動になっています。

毛引きや自咬を改善するアプローチとして、自分の羽根や体から関心をそらすためにあれこれ試していくのですが、好き!と考えたり、これつまんないっ!と考えることはいずれも思考するということになるので、こういうことすら考えられない状況は、ただただ自分の羽根や体に関心が向かってしまうだけで、もちろん改善には結びつかないでしょう。

「嫌いだから与えない」という考えではなく、嫌いなものも敢えて時々登場させてみることも大切です。
ご注意いただきたいのは、本当にキライなものは与えないようにしてあげてください。
例えば、その存在によって、
・鳥さんが微動だにできない
・食欲減退
などの行動が観られるほどでしたら、その対象物は接触させない方がいいと判断していただいて結構です。

じじ君20150422-3
他のスタッフ↑にもビビらなくなってきました。

じじ君20150422-4
遠目で、雪之丞@タイハクオウムともご対面↑
お察しの通り、お互い視界に入っていないフリを装っていました。

そして、3才の女の子のオキナインコさんの様子をお伝えさせていただきます。
4月28日にお越しいただきました。10月7日にエリザベスカラーを外して、7か月となります。

自咬は再発せずっ!!本当~~~にホッとしています。

他のスタッフの手からも、粟穂を受け取れるくらい度胸がついてきました。
ルビちゃん20150428-1
なんてことない画像ですが、そもそも、机の上に降りて歩くことも最初はできていませんでしたが、今はあっちに行ったりこっちに行ったり、動きも活発になりました。

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ルビちゃん20150428-3
そして、腕にもステップアップ!
前回、会った時は緊張しまくりの様子でしたが、2回目の対面でここまでできるようになりました。

女の子の方のオキナインコさんも、ご家庭では放鳥中にコミュニケーションを兼ねてトレーニングを継続していただいています。
そして、新たな課題が浮上。。。
夏に、飼い主さまご家族は家を空けなければならない日ができるかもしれないということで、オキナインコさんは1泊お留守番しなければならないかもしれません。通常であれば、1泊程度であればお留守番も問題ないかもしれません。しかし、こちらのオキナインコさんは半年前までは自咬をやっていた鳥さんです。
一緒に連れて行く?
いえいえ、そっちの方がむしろ負担になるかも!
う~~~ん、どうしたものか。。。と飼い主さまと一緒に考えましたが、とりあえずできることは、どんどん他の人たちとも会ってもらって、とにかく度胸を付けてもらおう!ということに。
女の子のオキナインコさんの自咬の原因は、夜から朝にかけての“音”が主な引き金になっているようなので、この時間帯さえ乗り切れば大丈夫かなと思っていますが、日中誰もいない家で、それがどのようにオキナインコさんの精神に影響を及ぼすかは未知の領域です。
今後の課題は、個別相談にお越しいただいた際には初対面の人にもあってもらって、「な~んだ!ビクビクする必要なんてないんだー」と思ってもらえるくらい度胸をつけてあげられたらいいなと思っています。
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