個別相談★ワカケホンセイインコさん★折り合いをつける

飼い主さまの入院、つまりワカケホンセイインコさんとの接触が断たれてしまったことをきっかけに、関係性にヒビが入ってしまったようで、これを現在修復中です。

・第1回目(1月18日)の様子はコチラ
・第2回目(2月8日)の様子はコチラ
・第3回目(3月1日)の様子はコチラ

3月22日にお越しいただきました。4回目のお越しとなります。

これまでは、手から直接ご褒美を渡す時も、指の方をガブッとされてしまっていた飼い主さまですが、少しずつ指を咬む行為は減少していっているそうです。正確に言うと、ご褒美を持つ指を咬まれないように・・・
●鳥さんとの間合いをはかる
●ご褒美を渡す時はスプーンを使って
ということをやってくださっていました。
茶々丸ちゃん20150322-1
この黄色いスプーンがターゲットでもあり、ご褒美を渡す時の手段にすることで、実質的に指を咬まれる環境ではなくなるということです。

飼い主さまも手応えを感じていらっしゃるようで、何回かに一回は、スプーンを使わずにご褒美を手から直接渡すことを試していただいているようです。その時も、以前のように咬まれなくなったとおっしゃっていたので、少しずつ、少しずつ、スプーンでご褒美を渡す回数は減らしていけると思います。

この、「そろそろ咬まれないかも?」や「今ならいけるかも!」という感覚は、トレーニングをこのくらいの回数やったら試してみてください、というアドバイスができない領域です。この感覚は、鳥さんから伝わってくるものなので、トレーナーからも「今です!」というのはお伝えできません。飼い主さまと鳥さんの様子を観察をしていて、たまに「今なら咬まれませんよ!」とアドバイスする時もありますが、この「今なら!」は本当にその時の瞬間のことを指すので、「え!ほ、本当ですか・・・」と飼い主さまが躊躇してしまい、このタイミングを逃すと、また咬まれてしまうというように、微妙な感覚的なものです。
ワカケホンセイインコさんの飼い主さまはトレーニングを通じて、この感覚を少しずつ身に着けていらっしゃるようです。だからこそ、ご褒美を持つ指を咬まれることも減少している一つの理由になると言えます。もちろん、ワカケホンセイインコさんの方も、きちんと学習をしてくれているという証拠です。

茶々丸ちゃん20150322-2
この↑スタンドはお気に入りのようです。腕にのせたら咬まれる!という心配がある場合、このスタンドごと移動してケージに戻すという方法もあります。この時は、スタンドから飼い主さまの腕に飛んで行く練習もしてみました。飛行中の様子は、長い尾羽が本当に素敵です。

茶々丸ちゃん20150322-3
こちら↑は、この日のトレーニング終了時の様子です。
明らかにお疲れですね。
この疲れているという状況は、いい刺激を受け、頭を使った証拠です。単に放鳥するのではなく、放鳥中にほんの5分でもいいので、鳥さんが頭を使う遊びが日常的に取り入れられると、鳥さんにとってもいい刺激になるのでお勧めです。

個別相談にお越しの際に、飼い主さまにまず最初にお伝えしていることは、
「どちらか一方が頑張るのではなく、人も鳥さんもお互いに頑張る必要がある」
ということをお伝えしています。ワカケホンセイインコさんの飼い主さまは、このことを「折り合いをつける、ということですね」と表現してくださいました。まさにこの言葉通りだと思います。
人側の「こうしてほしい。こんなことができたらいいな。」という希望はあるかもしれません。このように望むのであれば、適切に伝わる手段で、鳥さんに向き合うことが必要です。この時、人側も努力が必要ですし、鳥さん側も頑張って学習しようとしてくれる努力をしてくれます。時々、人が望む希望を100%叶えることができない場合もありますが、人側も、鳥さんが望んでいることに100%応えてあげられるかというと、そうではないと思います。
お互いが折り合いをつけながら、どちらか一方だけが我慢するのではなく、楽しく、健康に過ごすことが理想的ではないかなと思っています。
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