個別相談★モモイロインコさん★飼い主さんの心の平和

ブログ更新がおさぼり気味で申し訳ありません。。。
3月15日にお越しいただいたモモイロインコさんの様子をお伝えさせていただきます。

咬み付き矯正でお越しいただいているモモイロインコさん。
ご褒美を直接手からあげる時に、ご褒美を持つ指を咬んでいたので、しばらくは実質的に咬まれないようにするために、ご褒美を渡す時はケージ越しから渡してもらっていました。

そしてついに!ケージ越しではなく、指を咬まずに、手から直接ご褒美を受け取ってくれるようになりました。

ターゲットを追っている様子↓目が真剣です。
桃太郎ちゃん20150315-2

そして、指から直接ご褒美を受け取っている証拠写真!↓
桃太郎ちゃん20150315-4
飼い主さまもトレーナーも、「指から直接あげられるようになった!やった!」と、大喜びです。
これまで繰り返していただいたトレーニングは・・・
●ケージ越しでご褒美を差し出す ⇒ 攻撃的な行動を見せない ⇒ ご褒美をあげる
●ケージ越しでご褒美を差し出す ⇒ 攻撃的な行動を見せる ⇒ ご褒美をあげない
という、まさにPositive Reinforcement(ポジティブレインフォースメント:正の強化)の基本を繰り返していただきました。

「ケージ越しで」攻撃的な行動を見せなくなったら、次は「直接」手渡しです。
これも、最初の内はクチバシが指に触れなければ咬まれないので、適度な間合いが必要です。この間合いの感覚が分かれば、一歩前進といった感じになり、さらに上記のPositive Reinforcementを繰り返していくと、
「指を狙ってもいいものがもらえないんだ。じゃあ、指を咬まずにご褒美をもらおうっと」と言う風に鳥さんの方も学習をしてくれれば、ご褒美を持つ指目がけて、ガブッという行動は消去していけます。

桃太郎ちゃん20150315-3
「な~んだ、こうやって受け取ればいいんだ♪」
と、モモイロインコさんの表情も明るくなったように感じますし、何よりも恐々接していた飼い主さまの表情も明るくなりました。これまでは、咬まれるんじゃないかという恐怖心が先に立っていたと思いますが、恐々接していると鳥さんにも伝わってしまいます。この「恐々」がなくなれば、鳥さんの方にも安心感が伝わるようで、まさにお互いが歩み寄ってくれたという感じです。

桃太郎ちゃん20150315-1
カミカミするおもちゃにと、トレーナーに段ボールをケージの柵にはさまれたモモイロインコさん↑
「な、な、なんですか!?これは??」
という眼差しを向けられてしまいましたが、段ボールを破壊するのは好きだということなので、遊びの一貫にしてくれたらいいなと思っています。

そしてこの日、トレーナーに対しても変化が観られました。
ケージ越しで頭をカキカキしていると、これまでは最初は気持ちよさそう~にしていたのに、急にガブッ!としていたのですが、この行動も見せなくなりました。
カキカキしていて、急にガブッ!とくる鳥さんは決して珍しくなく、この原因を考えた時にいろいろ考えられます。
1)気に入らない所を触ってしまった。
2)生えかけの筆毛に触ってしまった。
3)時間が長く、しつこいっと思われた。
以上が考えられます。
そして、4番目に、「習慣となっている」ということも挙げられます。
つまり、カキカキ⇒ガブッ!がセットになっていて、このガブッ!をやらなきゃいけない!と思っているケースです。4番目を学習した過程として考えられるのは、カキカキ⇒ガブッ!の後に、飼い主さまが「もう!なんでガブッとするの!!」という風にリアクションの大小にかかわらず、鳥さんにとって楽しいなと思う反応が返ってきたことが発端となっていることが多いようです。

この流れ、または癖を矯正する方法は、このモモイロインコさんの場合・・・
1)おやつを見せる
 ↓  ↓
2)おやつを受け取ると、ケージ越しに額を押し当ててくる
 ↓  ↓
3)カキカキタイム
 ↓  ↓
4)そろそろ、ガブッ!がくるかなの手前でカキカキを終了
 ↓  ↓
そして、また1)へ。
もし、4)の時にガブッがきたら、1)にはもう戻りません。つまり、カキカキタイムも終了となります。

以上を相談室にお越しの度に繰り返していました。回数で言うと4度目(実際に実践したのは1回につき4~5回程度)のご来訪で、カキカキからガブッ!と咬む行動を矯正できたことになります。カキカキしてもらうのは、鳥さんにとってはきっと気持ちいいはずです。ガブッと咬んだりする前に一旦終了することで、「あれ!?どうしてやめちゃうの??もっとやって!!」というカキカキに対する欲求が高くなるので、一連の流れになってしまっていた「ガブッ!」を消去できたという訳です。

発情の時期であったり、心の成長の時期や身体の成長の時期で、どんなに難しい時期であったとしても、一貫した適切なルールを守って接してあげることで、鳥さん側はきちんと学習してくれるということを知っていただけたら嬉しいです。
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