ヨウムさん&コイネズミヨウムさんの灰色会 その3

2月25日にお越しいただいた灰色の鳥さんたちの様子をご紹介させていただきます。

今回で、ヨウムさん1羽とコイネズミヨウムさん2羽との集まりは3回目となります。

前回の様子はコチラ

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「よっ!久しぶり!」
と言い合っている感は全くないのですが、飼い主さま同士がお知り合いということもあり、人が和やかに話している雰囲気もあって鳥さんたちもある一定の距離感を保ちながら和んでくれている様子でした。

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↑左のヨウムさん、普通に手にのってくれていますが、これは本当にすごいことなのですっ。
個別相談では、咬み付き矯正と、腕にのってくれるようになることを目標にして取り組んでまいりました。小さい頃に、病気治療のため手が怖くなってしまったとのことで、それ以来、手や腕に対していい思い出がなくなってしまったらしく、なんとか手に対する恐怖心を克服して、手にのってくれるようになったらいいなというのが飼い主さまの想いです。
前回の集まりでは、“腕”の方にしかのってくれないとのことでしたが(それでも大きな一歩だと喜んでいました)、1か月経った今回は、こんな風に“手”の方にのってくれました!!
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手にのるのはまだまだ緊張が伴うみたいですが、腕の方に移動しようと思えば移動できるはずなのに、緊張しながらも手にのってくれている姿にとても感動しました。
これも、飼い主さまが少しずつ、無理なくトレーニングに取り組んでくださったおかげだと感じています。
次の目標は、わたし(=トレーナー)の腕にものってくれることですが、この日試してみたとおろ、「あっ!」と怒られてしまいました。。。それでも、咬まずにきちんとボディランゲージで伝えてくれるところが、偉いな~これもまた感動しました。

他の飼い主さまと話していたことですが、「手にのってくれていた時は当たり前のような感じがしたけど、いざ手にのらなくなったり、咬み付き癖がついてしまった時に初めて、手にのってくれることのありがたさがわかりました」と、おっしゃっていました。
飼い鳥は、「手乗りになってくれる」、「手にのってくれるのは当たり前」みたいな認識が初めて鳥さんをお迎えする方にもあるようですが、鳥さんが人の手にのることは、いろいろな鳥さんと接してきたり、いろいろなタイプのご相談を受けてきて、わたくし自身も本当にすごいことだなと感じています。
手にのってくれるということは・・・
●飼い主さんを信頼している。
●手を信頼している。
●人も手も安全なものだと認識してくれている。
という、これらのことが鳥さん側であいまって、手にのってくれているのだと感じています。
これら3つの中からどれかが欠如してしまうと手や人に対して恐怖心や不信感を抱いてしまい、それがすなわち、「手にはのらない」ということにつながるのだと思っています。
一緒に生活を共にする過程や、こちらのヨウムさんのように、病気を治療するためやむを得なくではありますが、手に対してイヤな想いを経験してしまい、手を怖がってしまうようになった鳥さんに対して、たとえ時間はかかったとしても、少しずつ、もう一度信頼を取り戻せる方法はあると思っていますし、10年以上人の手にのらなかった鳥さんや、元々荒鳥だった鳥さんのトレーニングをしたことがありますが、手に初めてステップアップしてくれた時の、あの手に触れる誰の手にも触れたことがない鳥さんの足の裏の温かさや、「この人なら信頼してもいいかな」と勇気をだして手にステップアップしてくれたのかなと思うだけで、目頭が熱くなったことを今でもよく覚えています。
ヨウムさんもいまはまだまだぎこちない感じですが、これから少しずつ、手にすんなりステップアップできるようになってくれたらいいなと思っています。

こちら↓のコイネズミヨウムさんは、翼の下の自咬を改善中です。
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以前は定期的に通院をされていらっしゃいましたが、傷口はまだありますが、広がっていないことから、今は通院は卒業となりました。
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お気に入りのダンボール(段ボールの素材にこだわりがあるようです)でもよく遊んでくれているそうですが、ネックは地震です。地震大国の日本でこれからも暮らしていかなければならないので、地震に対する恐怖心をなんとか解消してあげられたらいいなと、目下、飼い主さまとあれこれ思考中です。この日、ご提案させていただいたのは、いろいろな意味で自信をつけてもらおうということで、ご自宅でもフライトの練習やおもちゃを使った頭を使える遊びを試していただくことにしました。

人同士、そして、鳥同士(外見上はツーンとしていても)が時々顔を合わせることによって、いい刺激になっているみたいですと、飼い主さまからご報告を受けているので、これからも定期的に開催をしていきたいと思っています。
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