個別相談★サザナミインコさん★臆病と思いきやっ

2月7日に個別相談にお越しいただいたサザナミインコさんのご紹介をさせていただきます。

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【ご相談内容】
手に対する恐怖心の改善、臆病を克服

【サザナミインコさんのバックグラウンド】
サザナミインコのメス(推定)5か月弱の子。
ペットショップにいた頃から手を怖がっている子で(指1本ならギリギリ大丈夫な位)、少し臆病なので、保定が出来るレベルまで改善出来たらと思っております。
インコちゃんがもっと安心して生活を送れるよう、幸せに暮らせるようにしてあげたく思っていますので、どうぞよろしくお願い致します。
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という内容でした。

まずはお越しいただいて、サザナミインコさんの様子を観察したり、生活環境などを飼い主さまからおうかがいしながら無理のないプランを立てていこうと思っておりましたが、トレーナーの準備やプランは見事に打ち砕かれることになりました!

最初はキャリーに入ったまま、まずは飼い主さまからのヒアリングを行いました。この間、サザナミインコさんの様子を観察していたのですが、「え?臆病?本当に?」という感じだったので、試しにキャリーの扉を開けてもらいました。キャリーから出てくるかどうかは本鳥の意思にお任せして、様子を観ながらヒアリングを続行。キャリーの扉を開けてすぐに出てきてはくれませんでしたが、5分も経たない内に自らよっこらしょと出てきてくれました。この時点で、臆病どころか、意外と大胆で度胸が据わってるんじゃない!?と感じていましたが、結果的にそんな感じのサザナミインコさんだったのです。

キャリーから出てきてくれて、数回、相談室の中を飛び回って、飼い主さまの頭の上に着地。そのあと、トレーナーの腕にものってくれました。確かに、指や手のひらに対しては腰が引けていましたが、飼い主さまによると、この日の相談までに少しずつアプローチをしていらっしゃったようで、最近はお迎えした当初よりもずいぶんと手を怖がらなくなったそうです。

本当~~~に臆病な鳥さんなら、初めての場所や初めて会う人の前では、まずキャリーから出てきてくれませんし、(そのような様子であればキャリーの扉を開けてみましょうとはご提案しません)、まして・・・
ひじきちゃん20150207-1
臆病じゃない証拠:その1)初めてみるT字棒にのったり

ひじきちゃん20150207-2
臆病じゃない証拠:その2)初めてのったT字棒の上で余裕の羽繕いをしたり

ひじきちゃん20150207-3
臆病じゃない証拠:その3)初めてのスタンドにのったり

ひじきちゃん20150207-4
臆病じゃない証拠:その4)初めての体重計に近づいたり

ひじきちゃん20150207-5
臆病じゃない証拠:その5)画像に撮り損なってしまいましたが、初めての体重計に直にのったり、ましてご褒美を受け取る余裕もあるなんて!

これだけの証拠がそろってしまったからには、「臆病ではないですね!」という結論に至りました。
指を怖がっているのであれば、指から直接おやつを受け取ることもできないはずです。

これまで出会ったサザナミインコさんの中でトップにくるくらい、肝が据わっているかもしれないと思っています。いろいろとプランを練っていたのですが、期待を大きく裏切られたご相談となってしまいました。もちろん、とても喜ばしいことです。

飼い主さまのご希望の中の、「保定ができるくらいに」という点については、もともと手に対していい思い出がない鳥さんの場合、これからもっともっと手に対して恐怖心が消えていったとしても、保定ができるくらいまでにはならないかもしれないということをお伝えさせていただきました。そもそも、保定ができるくらいにはという目的をおうかがいしましたところ、毎日の健康チェックのためにということでしたので、保定をしなくてもできる方法、例えば、こちらのサザナミインコさんはタオルは平気みたいだということでしたので、タオルを使って身体をチェックするという方法もあるということをお話させていただきました。

本当に人懐っこくて、かわいくて、相談らしい相談にならなかったという感じでしたが、今後の接し方のアドバイスとしては・・・
●手からは「楽しいこと」=カキカキ、や「おいしいもの」=おやつ、が出てくるとっても嬉しいものだよ、ということを認識してもらうようにする。
●食餌内容が、皮付餌が主食とのことでしたので、サザナミインコさんは体質的にペレットを主食にした方が消化にもいいので、改善していただく。
以上2点をご提案させていただきました。

野生のサザナミインコさんは、柔らかい新芽を食していると言われています。そのため、硬めの皮付き餌を食べることによって未消化の便が出たり、身体に負担がかかってしまうと言われています。定期的に、フンを指でつぶしてみて、指に当たるもの(=消化しきれなかった食べ物、あるいは食べかす)がないかも、こまめにチェックしていただくことをお願いさせていただきました。

飼い主さまに鳥さんの保険についてご質問があったので、ざっとパソコンで調べていると、(この日初めて出会った)スタンドにのぼって、さらにパソコンにまでよじのぼって来てくれたサザナミインコさん↓
ひじきちゃん20150207-6
お、おぬし!全然臆病じゃないでしょ!!と確定いたしました。
かわいいから万事OKですが。

今回のご相談は、飼い主さまの「インコちゃんがもっと安心して生活を送れるよう、幸せに暮らせるようにしてあげたい」というお気持ちがとても嬉しかったですし、相談内容自体(=トレーナーが練っていた恐怖心改善や臆病改善プラン)は空振りに終わった感がありますが、飼い主さまの想いに対して、少しでもお手伝いができるよう頑張っていきたいと思うひと時となりました。
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