個別相談★モモイロインコさん★透明なものは受け入れやすい?

以前から定期的にお越しいただいているモモイロインコさん。
1月10日の様子をお伝えさせていただきます。

ご相談内容は、今現在、特に困った行動があるという訳ではありませんが、大型の鳥さんと一緒に暮らすのが初めてという飼い主さまが、接し方や問題行動に発展させないための注意点、エネルギーの発散法などを知りたいとのことで定期的にお越しになっています。

前回(11月)の課題と言えば、手にすんなりステップアップしてもらうことでしたが、ご家庭で遊びの一貫でステップアップの練習をしていただいたご様子で、今回はすんなりステップアップしてくれるようになりました。
手を出したら必ずステップアップしなければならない!というスタンスではなく、鳥さん側も「今は乗りたくないです」の意思表示を示してくることがあります。
咬み付き屋さんにしてしまうパターンの一つが・・・
①手を差し出す
②鳥さんが「今は乗りたくないです」の意思表示(ボディランゲージで体をそらす、後ずさりする、視線をそらすなど)
③鳥さんの意思を無視して無理矢理手に乗せようとする
④鳥さんが、「今はいやだってばっ」ガブッ!
⑤飼い主さんが手を引っ込める
という流れだと、これから起こり得る可能性としては、「なんだ!いやな時は態度で示すんじゃなくて、咬めばいいのか!じゃあ次から咬もうっと」という風に学習してしまう恐れがあります。

人に対する咬み付きは学習行動だと言われています。
上記の流れで、②の後に、「あらそう、じゃあまたあとでね」と一旦タイムアウトを取って、もう一度「手にのってくれる?」と手を差し出してあげることが将来的に咬み付き屋さんにさせない分かれ道となります。
タイムアウトは5秒程度でも結構です。
または、手の角度を変えてみると、すんなり乗ってくれる場合もありますので、鳥さんに合わせたアプローチが必要です。

こちらのモモイロインコさんの場合、手首から先を差し出すよりも、手首部分を差し出した方がすんなりのってくれるということに飼い主さまが気付いてくださいました。さすがです。
手の角度を変えるだけでも今まで手を出すとガブッとしていた鳥さんが、すんなり乗ってくれたというのは珍しくないので、ご家庭の鳥さんでもあれこれ試していただけたらと思います。手の角度を変えてもガブッと咬んでしまうという場合は、トレーニングによって改善していくことになります。

さらに課題の内の一つ、おもちゃで遊ぶということも、飼い主さまがいろいろと試していただいているようで、一人でせっせと遊んでくれているようです。その中の一つで、段ボールの隙間にご褒美を隠して、それを破壊しながら探すというフォージングにも取り組んでくださっています。
百ちゃん150110-1
「ほら、入れるよ」と見せてあげて(視線はカメラの方を向いてますが)渡すと・・・
百ちゃん150110-3
あっという間に中身をゲット!
百ちゃん150110-2
この後、段ボールをガジガジして遊びます。本当にかわいくて、賢いモモイロインコさんです。

お越しいただいた1月10日は、モモイロインコさんの2才のお誕生日ということだったので、トレーナーからおもちゃをプレゼントさせていただきました↓
百ちゃん150110-4
どの色に興味を持ってくれるかな~と見ていたら、一番最初はピンクのものをガシッと掴み、そのあとはそれぞれの色でも遊んでくれていたので、今のところ「この色が一番好き!」というものはないのかもしれません。あるいは、この4色の中には好きな色がなかったのかもしれません。これからも遊びの一貫で、色にも注目して、モモイロインコさんの反応を観察していただきながら、好きな色、嫌いな色が把握できるといいなと思っています。

モモイロインコさんは、色はピンクですが白色オウムの仲間です。
なので、どんどん頭を使ってもらえるような遊びやフォージングを試してみてください、とご提案させていただきました。この日、試してみますと「フォージングホイール」というフォージングのおもちゃをお持ち帰りになられたのですが・・・
百ちゃん&フォージングホイール1

なんと!翌日には、「回して穴のところを合わせれば中身がゲットできる!」とすぐに学習してしまったとのご連絡が!
百ちゃん&フォージングホイール2
「こんなの簡単♪もっと難しいのもってきてよ」
と言いたげなお顔に見えます。や、やばいっ。次の手を考えなければっ。

飼い主さまの教え方もお上手だったんだと思います。これからも、モモイロインコさんとの知恵比べを楽しんでもらえたらうれしいです。

まだ数羽のデータしかありませんが、この「フォージングホイール」は、臆病でどんなおもちゃでも遊ばない!という鳥さんたちに試していただき、今のところみんな受け入れてくれています。サイズ的に大きいものなので、飼い主さんも最初は、「こんな大きいのはうちのコには無理だと思います」という感じでしたが、やってみないと分からないということで挑戦していただいた結果、「遊んでくれました!」というご報告をいただいています。サイズ的には大きいけれど中身が見える透明なものなので、受け入れやすいのかなと分析しています。これからも、いろいろな鳥さんに試していただきデータを取っていきたいと思います。
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