得意なことや好きなことをヒントに&鳥さんの行動には全て理由がある

すでにおさぼり気味になってきたブログですが、いつもご覧いただきまして本当にありがとうございます。

こんなおもちゃはどうですか?
こんな遊びはどうですか?
とご提案させていただいた後に、飼い主さまより「遊んでくれました!」や「まったく見向きもしてくれません。。。」などのご報告をいただくことが多く、どちらの結果にしろとても嬉しく思っています。「まったく見向きもしてくれません。。。」の方のご報告をいただくと、次こそは!と燃えるタイプです。

今回は、以前から度々登場してくれているタイハクオウムさんのご報告をいただきましたので、皆様にもお裾分けさせていただきます。

一人でもよくおもちゃで遊んでくれるタイハクオウムさん。本当にいい子です!そして、本当に賢いです。すでに知恵比べでは負けてしまいそうです。
年始のご挨拶に飼い主さまがお越しいただいた際に「これはどうですかね?」とご提案させていただいたおもちゃですが、鳥さん用に売られているものではなく、ピルケースみたいなものに穴を開けたものです。中におやつを入れると、うまくピルケース自体を動かさないと穴から出てこないというフォージングにはうってつけのおもちゃですが、果たして遊んでくれたのでしょうか。。。

ハロ君20150106-1
「がぶーーーっ♪」
気に入ってくれたとのご報告をいただきました!やりました!
ピルケースを振って、穴におやつを落としていってゲットする、という製作者側の意図は見事に裏切られましたが、蓋を器用にクルクルと回して開けるのが楽しいみたいです。
どんな遊び方にせよ、気に入ってくれて嬉しいです。
ハロ君20150106-2
さらにガブーーーッ!!
ハロ君20150106-3
そして、ブンッ!!

最後に、何でも通したがるタイハクオウムさんとのことで、野菜をアクリルのおもちゃに通しでドヤなお顔。
ハロ君20150106-4
か、かわいい。。。

鳥さんを観察していると、好きな行動や物(素材や色)が見えてきます。これが分かるには、やはり普段から行動を観察してあげる必要があります。こちらのタイハクオウムさんは、「何でも通したがる」行動が好きだということに気づくことができた飼い主さんのお手柄であり、さらに「何でも通したがる」という部分をあの手この手で試していただいている飼い主さんの勝利です。

残念なことに好きな行動や物でも、しばらくするとやがて飽きがやってきますので、一見同じ行動であっても工夫をしていくことが鳥さんを飽きさせない方法なので、大型の鳥さんに限らず、小型や中型の鳥さんにも応用できます。

そしてもう一つ、タイハクオウムさんの心温まるエピソードをいただきましたので、ご紹介させていただきます。
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私(飼い主さまの内のご主人)が放鳥ギリギリで帰宅したところ、ハロ(タイハクオウムさんのお名前)は大喜びになってくれました。
ヨシヨシってしながらケージに戻そうとすると、ハロはかなり攻撃的になり、妻に噛みつこうとするし、私にも噛みつこうとして、いやいやして、一向にケージに入ろうとしません。
そのときに「噛むには噛む理由がある」という言葉を妻は意識していましたので、ハロの行動を観察、分析しはじめていました。
結果、ハロは、自分が万歳をしたり、握手をしたりという一連の遊び(トレーニング)を私に見せて、ほめてほしいんだと気が付きました。
ハロはもう大喜びで万歳して、握手して、サフラワー食べて一通り褒められたらケージに戻っていきました。
(ここがたまらなくかわいいところで、二人して感動とともにメロメロになりました)
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何度かご相談にお越しいただいている飼い主さまご夫妻ですが、「鳥さんの全ての行動には理由がある」ということをしっかりと意識していただき、それに気づくことができたのは本当に素晴らしいことだと感動しております。

もし、タイハクオウムさんの訴えに気付いてあげられず、無理矢理ケージに戻してしまったとしたら、「どうしてわかってくれないの!!」と不満が爆発して、咬んで意思を伝えようとする鳥さんになってしまう可能性が高くなってしまいます。
鳥さんにも感情もありますし、こうしてほしいという欲求もあります。
一見、人を困らせようとしている行動にも、理由が隠れているかもしれません。
鳥さんのキモチを分かってあげられるようになるには、普段からの観察と意識付がとても大切なんだなと、改めて教えてもらった出来事でした。

ちなみにピルケースに穴を開けてフォージングのおもちゃにするというアイディアは、クルマサカオウムの飼い主さんからいただいたアイディアを活用させていただいたものです。一人で考えていたら思いつかないことも、飼い主さんからいただくアイディアもあれば、二人であれやこれやと話している内に思いつくことが多々あります。
タイハクオウムさんの知恵に負けないように、次の作戦を練らなければ!と思う今日この頃です。
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