個別相談★ヨダレカケズグロインコさん★鳥さんの記憶力

5年ぶりにケージの外に出してもらえるようになったヨダレカケズグロインコさんが、11月9日にお越しいただきました。

さて、ターゲッティングのトレーニングの成果はどんな感じかな・・・

空ちゃん1109-3

ローリーさんは動きが俊敏だということは知っていましたが、割りばし(=ターゲット)目がけてタッチするスピードがとにかく群を抜いています。前回までは、ケージの側面を降りる動作はちょっと恐々といった感じでしたが、今回はそれも克服していて、右へ左へ、下へ上へと、完璧に「タッチする」⇒「ご褒美がもらえる」という関連付けを学習してくれたようです。そして、割りばしを持つ指を目がけて、ガブッとすることもありません。

ご自宅でも短時間ではありますが、放鳥してあげられるようになったとのこと。本当によかったです。
次なる課題は、ご自宅では高い所に飛んで行ってしまってトレーニングができないとのこと。そしてなかなか高い所から降りてきてくれないんです、、、とおっしゃっていた飼い主さん。
高い所に行った時にどうしてますか?と尋ねると、降りてきてほしいからとにかく下から呼んでいるそうです。

もうお気付きでしょうか。

鳥さんは飼い主さんの気をいかに引くかということに関して、いつもあれこれ考えていると思っています。ヨダレカケさんも、高い所へとまる ⇒ 飼い主さんがそばに来てくれる+ずっと話かけてくれる♪ ⇒ 楽しい~なぁ~♪
という構図ができていると推測しました。

お越しいただいた際に実際に、高い所にとまった時の対処法をご提案させていただきました。

自動販売機の上にとまってもらったヨダレカケさん↓
空ちゃん1109-1
敢えてそばに行かずに、飼い主さんは離れたところに座ってもらい、視線を合わせないようにしてもらいました。ヨダレカケさんの方はしばらく文句を訴えていたのですが、自分から飛んで降りてきてくれました。

高い所にはいかないでね、と教える代わりに、じゃあここならいいよ、という代替行動を教えてあげる必要があるので、許容できる所にとまったらたくさんの声掛けやご褒美をあげていただき、許容できない所にとまったらノーリアクションをしていただくことをご提案させていただきました。

ケージにも自分ですんなり入ってくれるようになりました。
空ちゃん1109-2
「トレーニング後の枝豆は格別だね!」と、満足気なお顔。
お帰りの車の中でもご機嫌だったそうです。

5年振りにケージから出してもらえるようになったヨダレカケさん、5年前に覚えた言葉をしゃべった!と飼い主さんがびっくりしていらっしゃいました。
お迎えして間もない頃(5年前)に何度かケージから出して、なかなかケージに戻らなくなったり、咬むしでケージから出してあげられなくなったという経緯がありますが、この時に飼い主さんが言った「空ちゃん、おいで」を真似していたそうです。
そして、ケージから出してあげられないまま5年が過ぎ、「空ちゃん、おいで」をしゃべったことすら忘れていたところに、飼い主さんと同じ口調で「空ちゃん、おいで」とおしゃべりをしたそうです。

おもちゃや好みの食べ物もそうですが、言葉も流行りがあるようです。以前、よくしゃべっていた言葉をしゃべらなくなったとしても、忘れてしまった訳ではないようです。あることをきっかけにして鳥さんの口から飛び出すことがあります。
ヨダレカケさんにとっては外の世界と自分のことを下から呼ぶ飼い主さんの記憶がよみがえって、「空ちゃん、おいで」と5年ぶりにおしゃべりしたのかなと思っています。
鳥さんの記憶力は本当にすごいなと改めて実感しました。
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