個別相談 ★アオメキバタンさん第15回目★ちゃぶ台返し

10月24日のアオメキバタンのりんちゃんの様子です。

相変わらず元気いっぱいでとても喜ばしいことですが、最近こんなこと↓をするようになったとか・・・
りんちゃんちゃぶ台返し
エサを入れてあげるとひっくり返してしまうようになったとのことでです。
これは決して珍しい行動ではなく、この行動にもやはり理由があるので、まずはエサ入れをひっくり返した後にどのように対応しているかを教えてもらいました。

朝、エサ入れをケージに設置して、ひっくり返すと・・・
人:「ダメでしょう~、どうしてひっくり返すの~」
人の行動:そばに近づいてエサ入れを拾って、もう一度エサを入れてケージに設置
そしてリピート・・・

もうすでにお気付きかもしれませんが、りんちゃんのちゃぶ台返しは、「人の関心を引くため」の手段だと言えると思いました。

りんちゃんには呼び鳴きを覚えないように接してもらっているので、雄叫びを上げて人の気を引くことはしませんが、このちゃぶ台返しで人の気を引く効果があるぞ!ということを学習してしまったようです。
さらに本当に賢いな~と思うのは、
●水入れの方はちゃぶ台返しはしない。
 ⇒過去に1度やったことがあるが、自分にもひっかかったし、ケージの下がベチャベチャになってしまい楽しくなかったらしいと思われる。
●夕方にエサ入れを入れる時は、ちゃぶ台返しはしない。
 ⇒就寝時間はほぼ日の入りと同じくらいなのが習慣となっているので、これが一日の最後の食餌となることを認識しているからだと思われる。

自分(=りんちゃん)のメリットになることをちゃんと考えての行動だと言えるのではないでしょうか。本当に頭がいいです。

りんちゃんの場合のちゃぶ台返しの対処法は、
●エサ入れをひっくり返しても、すぐに近寄らない、声を掛けない、もう一度エサをすぐに入れてあげない。
 ⇒りんちゃんの様子を観察してもらいながらというのが条件付きですが、ひっくり返したままにしてみて、お昼くらいに、りんちゃんがばらまいて下に落ちたペレットを自分で食べているかどうかを確認しつつ、この時にエサ入れをもう一度設置する。
●ばらまいたペレットをりんちゃんが見ているところで拾わない。
 ⇒鳥さんがよくやる遊びに、自分(=鳥さん)が落っことすから、飼い主はそれを拾う係ね~、の遊びをテーブルの上からやケージの上からなど、これが遊びになっている鳥さんは多いです。りんちゃんの場合も、ペレットをばら撒いてあげるから拾ってね、と学習している可能性があるので、ペレットを拾い集める時はりんちゃんの視界に入るところでやらないようにしてみてください、とご提案いたしました。

他の鳥さんのケースであったのが、ペレットをばらまいてすぐに近づいて拾い集めないとしても、例えば、仕事から帰宅したらいつもペレットをばら撒いているからどうにかならないですか、という飼い主さんにいくつかご提案したのが、「鳥さんの目の前でばら撒かれたペレットを拾わないようにしてみてください」ということでした。ばら撒いてから拾うまでの時間があいたとしても、「ばら撒いた物を飼い主が拾ってくれる♪(=そばにいてくれる時間が長くなる)」と学習していたようで、これを止めてもらったら、ペレットをばら撒いてしまうことはゼロにはなりませんでしたが、極端に減ったそうです。

上記の対応に加えて大切なのは、こちらのブログでもちょこちょことお伝えさせていただいております、「代替行動」を教えてあげることです。
「これをやってはいけないよ」、と教える時は、「これならやってもいいよ」と教えてあげることが大切です。鳥さんは人の気を引きたいので、りんちゃんの場合は「りんちゃん、こんにちは!」とおしゃべるできるので、おしゃべりしたら「えらいね~りんちゃん、こんにちは!」と大げさに返してあげる(近づいたりしなくてもいいですが、何回かに1回は顔を見せてあげるともっと効果があります)ことで、「自分のことを気にかけてくれてる♪」と安心してくれるはずです。

「りんちゃん、ちゃぶ台返しにはまってるの?」
りんちゃん1024(1)
りんちゃん「そんなことはした覚えがありません」

「ねぇーねぇーやったよねー、動かぬ証拠もあるよね」
りんちゃん1024(2)
りんちゃん「さっぱり記憶にございませーん」
ちなみに、新たに「じょーずじょーず!(上手、上手)」を覚えていました。たくさん褒められてるみたいでよかったね、りんちゃん。

鳥さんの行動には全て理由があると思っています。
この行動の動機付けを考えることによって、適切な接し方を客観的に観察し試してみることができます。決して飼い主さんを困らせようと思ってやっている訳ではなく、ただただ大好きな飼い主さんの気をいかに引けるかを命題にしているのが鳥さんなので、知らず知らずにうっかりやってしまっている飼い主さんの行動が実は鳥さんにとってご褒美になっていないかを今一度考えていただけたらと思います。
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