おもちゃ初心者向けにおススメ★マンチボール★

1)うちのコはおもちゃで遊ばない
2)おもちゃを怖がってしまう
という鳥さんに対して、「何かおススメのおもちゃはありますか?」と飼い主さんからよくご質問をいただきます。「はい、これなんかどの鳥さんも大好きですよ!」なんて言えるものがあればいいのですが、残念ながらそのようなものはなく、私(=トレーナー)にたまたま当たってしまった場合(ショップスタッフは全部で3人います)、「お時間いいですか?」から始まり、質問タイムがスタートします。

1)の場合:
□以前は何かおもちゃで遊んでいましたか。
□(ケージの中におもちゃがある場合)どんなおもちゃを取り付けていますか。
□もしケージの中におもちゃがあるとしたら、どのくらいの期間取り付けていますか。
□放鳥時間は?
□家にあるもので興味を示しているものはありますか?

2)の場合:
□今まで試してみたおもちゃは何ですか?
□怖がるのは、大きさですか?色ですか?素材ですか?
□初めて見たものは怖がりますか?
□テレビのリモコンや携帯電話、あるいはパソコンのキーボードに対して怖がりますか?

という風な質問から始まりどんどん掘り下げていくことになりますが、1)も2)も共通の質問事項があります。
それは「今やっている鳥さんの行動は?」
という質問です。
するとたいてい「新聞紙は齧る」という風な、何かしら今やっている行動はどの鳥さんにも必ずあるので、この行動をヒントにして、遊びの幅を広げていくご提案をしていくことになります。ついつい「鳥さん用おもちゃ」と思って、「買わないといけない」、と思われている方が多いようですが、鳥さん用のおもちゃとして販売されている物以外でも、鳥さんが大好きな行動をヒントに「遊べる物」は意外と身近にあったり、且つ経済的だったりします。

おもちゃを怖がったり、遊び方を知らない鳥さん向けに、最初のとっかかりとしてご紹介している物の一つが「マンチボール」です。自然の木の蔦を編んで作られている鳥さん用おもちゃの定番で、大きさもいろいろあります。ここで一緒に考えていただきたいのですが、下の①~④の中から、どのタイプのマンチボールを選びますか。
マンチボール1
いずれも同じ値段で、違いは編んである蔦の密度と緩さ加減です。④に行くほど、密度は緩くなっている感じです。

どのタイプが正解ということはないのですが、ついついユルユルの③や④のマンチボールよりも①や②の方が良さそうに見えてしまうようで、③や④タイプは残っていく傾向にあります。もしかしたら、③や④は出来が良くないマンチボールと思われてしまっているのかもしれません。
いつもお伝えしているのは、「人目線」で選ぶのではなく、「鳥さん目線」で選ぶことが大切だということをお伝えしています。

実は、おもちゃ初心者の鳥さんには、最初のとっかかりとして③や④のように緩めのものでスタートして、鳥さんが慣れてきたら②や①のように密度が高いマンチボールに難易度を上げていくとスムーズに遊び方を教えてあげられることも少なくありません。

マンチボールの活用法その1:鳥さんの大好きなものを挿してみる↓
マンチボール2
ここでも、ボールの中にギュッと押し込めずに、最初は簡単に大好きなものだけがとれるくらいに挿しておいて、少しずつ少しずつ中に入れていきます。中に入り込めば入り込むほど、今度はマンチボールを齧って破壊しないと大好きな物が届かないということになっていきます。鳥さんのこの「齧る」というスイッチが入れば、本能として持っているカジカジして遊ぶという行為ができるようになってくれるはずです。最初は、このカジカジスイッチを入れてあげるまでに、いろいろなアプローチで試していくことが必要になります。

マンチボールの活用法その2:密度の高いマンチボールに少しずつ移行していく↓
マンチボール3
密度が高くなっていくと、小さめの食べ物(画像ではひまわりの小粒の種)を挿せるようになります。

マンチボールの活用法その3:ご褒美が小さい物は中に新聞紙やティッシュを入れてあげる↓
マンチボール4
いくら密度が高くなっても、穴が空いているボールなので、もしカナリアシードが好きだという鳥さんの場合は、中に新聞紙やティッシュなどを入れてあげると、これらにカナリアシードが絡みついて漏れにくくなります。この状態は、新聞紙をひっぱり出すというワンステップがプラスされて、実はすでに初心者向きではなくなるので、一番最初は新聞紙を齧るのが好きだという鳥さんの場合は、簡単にひっぱり出せるようにしておいてから、少しずつマンチボールの中に入れていき、ご褒美を追加する、というやり方が無理がなく難易度を上げていけると思います。

こちらでご紹介したのはほんのさわりといった感じですが、ご家庭の鳥さんの遊びの幅を広げるためのご参考にしていただけましたら幸いです。

【ご注意】
おもちゃで遊んでもらう時は、鳥さんがその素材を呑み込んでいないかどうかをまずはご確認をお願いいたします。
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