9月15日開催:第1回Birds' Grooming セミナーご報告

去る9月15日に開催いたしました第1回Birds' Groomingセミナーのご報告を(ようやく)させていただきます。

ご参加いただきました皆様、改めてお礼申し上げます。
今回ご参加いただく機会を逸してしまわれた方におかれましては、またの機会にご参加いただけましたら幸いです。

セミナー会場

《第1回Birds' Groomingセミナーご報告》

前座は、BGSバードトレーナーの柴田がお話をさせていただきました。
「おやつの活用法」~おやつを活用しないなんてもったいない!~
・おやつのイメージは決して悪いものではなく、「特別な楽しみ」としてとらえて、「食の楽しみ」、「ごほうび」、「コミュニケーション手段」に活用してもらいたい。
・ペレットメーカーのおやつに注目
・種子類とは違って、ビタミン、アミノさんなど栄養素が含まれている。ビタミンD3供給源も。
・ペレットが混ざっているので、皮付餌(シード)を主食としている鳥さんに与えることは栄養が含まれている優秀なおやつに。
・おやつを使うなら・・・
 有効に使って、「おやつ」と「人」の価値を高めよう!
試してみたけど、うちの子は食べてくれない!と言ってあきらめていませんか。
工夫次第で食べてくれることもありますし、何よりもあきらめないことが大切です。(※あきらめない、ということは「ひつこくする」という意味ではないのでご注意を)
飼い主さんが機会を断ってしまうと、鳥さんの可能性はそこで終わりになってしまいます。偏食の17才のヨウムさんは17才を過ぎてから、こういうものが好きだったんだ!と気づいたという事例もあります。鳥さんの大好きなものを見つけることは、食欲が低下してしまった時にも役立つ場合もあります。具合が悪くなってから探すのではなく、常日頃から、鳥さんが大好きな物を探求していただけると幸いです。

そして、ふじさわアビアン・クリニック院長の牧野先生からの講演は、
「日本とアメリカの鳥類医療」についてです。
牧野先生
臨床に進めば進むほど基礎の重要性に気付き、しかしながら日本の大学では鳥類学はないため、最先端の国と言われているアメリカへの留学を決意された牧野先生からは、日本とは規模や取り組みが大きくことなるアメリカにおける鳥類医療の貴重なお話をしてくださいました。
・日本とアメリカの教育の違い
・日本とアメリカの医療の違い
・日本とアメリカの病気の違い(感染症の違い:大陸アメリカと島国日本)
最後に、今後の日本の鳥類医療についてもお話いただきました。
アンケートで最も関心が高かった内容が、「鳥さんの精神状態によって、血液検査の値に大きな変化が生じる」という点でした。鳥さんを病院に連れて行く際は、出来る限り興奮させないようにすることが大切なんですね。
そのためにも普段からキャリートレーニングやタオルトレーニングをしておかれることをお勧めしたいと、トレーナーの立場からお伝えさせていただきたいと思います。

そして、最後に横浜小鳥の病院、海老沢院長からのお話でした。
「鳥のアンチエイジング」~肥満は大敵だ!~
老化のメカニズムから、人や鳥さんにも通じる活性酸素の発生原因のお話、つまりいかに食べ過ぎ・肥満が大敵であるかをわかりやすく解説していただきました。
スライドでは、カロリー制限をしているセキセイインコさんやオカメインコさんが高齢であってもとても若々しい外見である一方、肥満と診断されたいくら若い鳥さんであってもその見た目から不健康さが伝わってくる画像を織り交ぜながら、事例を数多く見せてくださいました。
食餌制限(低カロリー食)は、老化を遅くし、がん、糖尿病、心疾患など加齢と関連の深い病気の進行を遅らせる、ということに加えて、発情の抑制にもつながります。
食餌制限だけでなく、飼い主さんから働きかけて鳥さんに飛んでもらう、あるいはよじ登ったり下りたりといった運動の機会を作ってあげることの大切さに、参加者の方々は改めて「このままではダメだ!」と思われた方が多かったようです。

海老沢先生

「長年、横浜小鳥の病院にお世話になっているけれど、院長先生を初めて拝見した!」というお声をいただきました。確かに、こういう場でない限り、お顔を合わせることもありませんよね。
そして、こういう場でないと、院長がどういう想いで日々、鳥さんたちの命と向き合っているのかなど、聴いていただける機会はないんだなと改めて痛感いたしました。最後の締めの院長の言葉に、涙している方もいらっしゃったとか。

講演内容全てをお伝えできないのが残念ですが、今後も定期的にセミナーを開催してまいりますので、機会がありましたらご参加いただけましたら幸いです。
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