オカメインコのパルちゃん ~ペレットへの道~

個別相談では、様々なお悩みに可能な限りご相談にのらせていただいております。

今回は、オカメインコのパルちゃんのペレットへの切り替えについてご相談を受けました。
パルちゃんは元々、呼び鳴きの矯正についてご相談をお受けしたオカメインコさんです。出会った頃は、おもちゃで遊ぶこともなく、ただただ「かまって!かまって!」と鳴き続けていました。

呼び鳴き矯正については、時間と飼い主さんの忍耐が必要になってきますが、パルちゃんの飼い主のN様ご家族は、ご家族みなさまで一貫したルールの元取り組んでいただき、今では許容できる範囲の鳴き声で鳴いてくれるようになったそうです。
この「許容できる範囲」というのがとても大切で、鳥さんは野生下では群れで暮らす生き物なので、仲間同士でコンタクトコールを使って仲間の安否などを確認しあいます。これは、人と暮らしている鳥さんも同様です。
呼び鳴きに発展させずに、「いますか~?」(鳥さん)、「いますよー」(人)というコンタクトコールを、許容できる範囲で教えてあげることが大切です。

呼び鳴きもそうですが、咬み付きも学習行動です。
「大きな声で鳴けば来てくれる!」
「大きな声で鳴いたら反応してくれる!」
と学習してしまった結果が呼び鳴きです。
人側はたとえ、「うるさい!」と言っていたとしても、鳥さんには言葉の意味は理解できません。
「反応を返してくれた!」と学習してしまうのが、人が知らず知らずに教えてしまった結果ということになります。

何も適切な方法で教えてもらっていない鳥さんを一方的に責めるのは、フェアではないと思っています。
鳥さんにはきちんと、「こういう声で鳴いてくれたら嬉しいな」と教えてあげる必要があります。

そして、N様ご家族は、パルちゃんが鳴いた時に口笛で反応をしてあげて、その口笛に対してパルちゃんも口笛で返してくれた時に「偉いね~上手だね~」とたくさんの褒め言葉を繰り返してくださいました。
その結果、パルちゃんは、「そっか!口笛を吹けば飼い主が反応してくれるんだ!」と学習してくれたようで、許容できる範囲で鳴く確率が上がったそうです。
鳥さんなので、四六時中静かにして!ということは不可能です。
鳴くのがコミュニケーション手段ですし、全く鳴かないというのは無理な話です。
呼び鳴きで悩んでいる飼い主の皆さまも、コンタクトコールを決めていただき、一貫したルールで継続をして試してみてはいかがでしょうか。

そういえば、今回はペレットへの切り替えについてお伝えしたかったのでした!
パルちゃんの次の目標は、シード食からペレットへの切り替えということで、N様ご家族がパルちゃんと一緒にまたお越しくださいました。
久しぶりに見るパルちゃんの表情はイキイキとしていて、N様ご家族が工夫を凝らした手作りのおもちゃでも遊ぶようになってくれたというお話を聞いて、楽しく遊ぶことによってパルちゃんの満足度が満タンになっているからこそ、表情にも現れているのかなと感じて、とても嬉しくなりました。

そうでした!ペレットへの切り替えについてでした。
もしかしたらせめてつついてくれるようなペレットはないかなと思い、まずは数種類のペレットをパルちゃんに試してもらいました。
パルちゃん2
パルちゃん「パクパク♪」
人「!?」

パルちゃん1
パルちゃん「モグモグ♪」
人「!!!???」

な!なんと!すぐに食べてくれました!
N様ご家族も私もびっくりです。
過去にペレットに切り替えようとして、うまくいかなかったというお話を聞いていただけに、いろいろと作戦を練っていたのですが、パルちゃんはあっさりと食べてくれました。

警戒することなく食べてくれた要因は、パルちゃんのお世話係のN様の娘さんが上手に誘導してくださったおかげだと思っています。画像ではわかりづらいのですが(食べてくれた!とはしゃいでしまい、上手く撮ることができていません。。。)親指と人差し指を鳥さんの嘴に見立てて、ペレットをコツコツとついばんでいるようにしてくれたおかげで、パルちゃんもつられて、コツコツと食べてくれたんだと感じています。さすがです!

パルちゃん3
パルちゃん「ペレットいけるね!」(と思ってくれているとうれしいです)

鳥さんによっては、とても苦戦するペレットへの切り替えですが、あの手この手で根気強くトライしていただけたらと思います。今回のN様のアプローチ法が全ての鳥さんに通用するとはお約束できませんが、一つの方法としてご参考にしていただけましたら幸いです。
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