2015年07月

当店オリジナル国産皮付餌(500g)長期欠品のお知らせ


いつもBirds’GroomingShopをご利用頂いております皆様、こんにちは。

本日は、表題につきましてオリジナル国産皮付餌(500g)長期欠品のお知らせを致します。

現在、製造元より、原料(国産シード類)の収穫量が予定よりはるかに少なく、長期欠品をするとの連絡がございました。

つきましては、誠に不本意ではありますが当店の在庫がなくなり次第欠品とさせて頂きます。

次回の入荷に関しましては、正確な目処は立ってはおりませんが、秋頃の見込みとの事です。

当店、通販サイトをご利用頂いております皆様には大変ご迷惑を

お掛けすることと存じますが、何卒ご理解ならびにご了承賜りたく存じます。


    ※欠品商品
国産皮付餌


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個別相談★ヨウムさん&コイネズミヨウムさん★あきらめなくてよかった!

定期的に灰色の鳥さんたちが集う会を開催しています。

もちろん、れっきとした個別相談です。と言いましても、ご提案内容も出し尽くした感があり、ここ数か月は経過観察という形でヨウムさんとコイネズミヨウムさんにお越しいただいています。

★ヨウムさん
・手に対する恐怖心の克服⇒継続して実践中、コツさえ押さえれば手にのってくれるようになりました。
・咬み付き改善⇒ずいぶん激減して、「イヤ」の表現は咬むことで伝えるのではなく、顔をそらすことで伝えてくれるようになりました。

★コイネズミヨウムさん
翼の下の自咬改善⇒継続して実践中。傷の具合はひどくはなっていませんが、あともう一息、といった感じですが、この「もう一息」をどうしたら乗り越えられるか思案中。

このような二羽ですが、相談室にもすっかり慣れて、お互いの存在にもすっかり慣れて、まずキャリーから出してもらってスタンド止まり木にとまったら、「こんにちは」の応戦が始まります。

ヨウムさん「こんにちは」
人「こんんちは」
コイネズミヨウムさん「こんに…」 *本当はちゃんと「こんにちは」と言えます。
人「…ちは」

という感じで、自分の方が上手に話せるぞ、というお互い負けず嫌いな二羽に付き合わされる飼い主様たち。

灰色会20150704-1
足でチリンチリン♪とボールを鳴らすコイネズミヨウムさん↑

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特に仲良しという訳ではありませんが、お互いの存在は認めている様子の二羽。動きがシンクロしています↑
こんな感じで、ヨウムさんにとっても、コイネズミヨウムさんにとっても楽しいひと時であり、いい刺激になっているのではないかと毎回、密かな手応えを感じています。

そしてある日、「しまった!ヨウム棒を忘れてきてしまったっ!!」と、ヨウムさんの飼い主様が声を上げられました。
ヨウム棒とは、コンクリートの止まり木なのですが、過去に治療を受けざるを得なかった経験から、手を怖がるようになってしまい、手には喜んでステップアップできなくなったヨウムさんが、唯一心を許せる移動手段の止まり木です。これを使って、キャリーから出したり、入れたり、羽ばたきの練習なんかにも活躍していたコンクリートの止まり木です。

トレーナーも含め、じゃあ今日はとりあえず、スタンド止まり木にキャリーから移動してもらって、パタパタの羽ばたき練習(遊び)はなしかな、と思っていましたが、「そうだ!試しにT字棒を使ってみましょう!」ということになりました。
ヨウムさんとコイネズミヨウムさんの飼い主様だけでなく、トレーナー自身も、おそらく拒まれるかな。。。ということを予想していたのですが、なんと!T字棒にすんなりステップアップしてくれました!
灰色会20150712-3
これは、ものすごい発見でした!

挙句の果てに、T字棒にのった状態で、T字棒を上下に動かしながら、「ワッショイ♪ワッショイ♪」とやると、バランスをとりながらとても楽しそうにしてくれたのです。
灰色会20150712-2
お顔が活き活きとして楽しそうなのがお分かりになるでしょうか。
この日に、ヨウムさん自ら「ワッショイ♪」と覚えてしまうくらい、気に入ってくれたようでした。

ヨウムさんは、ケージに設置してある止まり木をずーっと変えられないくらい、新たな物を受け入れるにはとても時間がかかるタイプです。このようなバックグラウンドがあるだけに、「どうせ無理かな」、「のってくれないかな」と思っていた予想うを見事に裏切られたのです。

ここで改めて、試してみる前から、「どうせ無理だろう」とあきらめてしまわなくて本当によかったな~と痛感しました。
人が鳥さんの限界を作ってはいけないというまさに実体験です。

何度も何度も、T字棒にのった状態で「ワッショイ♪ワッショイ♪」と、上下運動を繰り返すことになった飼い主様たちとトレーナーは、後半はクタクタになってしまいました。それでも、楽しそうにしているヨウムさんのために頑張りました。
これまでのコンクリートの止まり木よりも使いやすい、持ちやすいと飼い主様もおっしゃってくださったので、ヨウムさんにとっても、飼い主様にとってもいいことだと感じています。

息切れをしている飼い主様たちとトレーナー、そして、楽しそうにしているヨウムさんを傍らで冷静に観察していたのがこの方↓
灰色会20150712-1
「何が楽しいのかしら?」という感じのコイネズミヨウムさん。
そ、そんな冷静な目で見ないで。。。

おそらく、数か月前に試していたとしても、今回のようにスムーズにT字棒を受け入れてくれたかどうかは疑問です。
これまでの飼い主様の少しずつの試みが、ヨウムさんに新たな一歩を踏み出す手助けになっていたのではないかなと考えています。
14才(くらい)で新たに出会ったT字棒。
あきらめていたら、出会えることもなかったと思います。
どんな鳥さんにとっても、もしかしたら、今はイヤなものやできないことでも、あきらめずに定期的に出会える機会を作ってあげることで、鳥さんの可能性を広めていけるのではないかなと感じています。

個別相談★セキセイインコさん/自咬改善★新たな一歩!

みなさん、こんにちは!

福ちゃん20150718-2
これまで、ちょこちょことブログに登場していたこちらのハンサムボーイ、見覚えがありますか?
(ブレててすみません。。。)

そうです!こちらのセキセイインコさんは・・・
福ちゃん20150602
昨年末から自咬改善に取り組んできたセキセイインコさんです。
7月18日に、晴れて、カラーが取れました!!

最初の自咬から足かけ3年以上、ご相談にお越しになったのは2014年12月末からで、この半年以上、環境と食餌を改善して、長らくお世話になっていたエリザベスカラーをはずすまでに至りました。
最初にセキセイインコさんに会った時に、「このコのカラーを何とか取ってあげたい!」と、とても強く思ったのを覚えています。

福ちゃん20150704-1
ここ数か月は、カラーの幅を1mmずつ短くしていきながら、様子を観ていました。(病院側で)
去年までは、幅20mm(画像左)のテープを首に巻いていたのですが、少しずつ短くしていって今年の7月14日の時点で幅14mm(画像右)に。
飼い主様も、「そろそろはずしてもらおうと思います」と言えるほど、ご自宅でもとても落ち着いて過ごせるようになったそうです。
以前までは、癇癪を起すなどして、カラーを首に巻いていても首に噛んだ跡(傷)ができるほどだったのですが、
●落ち着いて過ごしてもらうための環境の改善
●接し方の改善
●食餌内容の見直し
を地道に取り組んでもらい、カラーをはずしてみようという段階に至りました。
何度か、飼い主様に厳しいことを言ってしまったこともありますが、ここまでこれたのは飼い主様の地道な努力のおかげです。

しかしながら、カラーがとれたからと言って、これでめでたしめでたし!ではありません。
これからが正念場だと思っています。
また自咬を始めてしまう可能性はゼロではありません。このことは、飼い主様も十分ご承知で、「どうしよう、どうしよう、また自咬を始めたら・・・」とビクビクして過ごすことがないように、これまで通りの接し方で、「また自咬を始めたら、もう一度やればいいから大丈夫!」というお気持ちで過ごしていただくことをお願いしました。

自咬もそうですが、毛引きの改善は、一度癖になると改善するには本当に時間がかかりますし、根気が必要です。
完璧に改善まで至らず、少しは改善できたという場合も多々あります。
たとえそうであっても、いつもこれらの問題行動に取り組む時は、飼い主様と目標は一つ、「自分の体や羽根をいじるよりも、他にもっと楽しいことがあるよ」ということを伝えられたらいいなと思っています。

次回、セキセイインコさんがお越しになるのは2週間後です。
内心ドキドキしていますが、トレーナーがこんなことではいかんと思い、平静を装いつつ、報告を待ちたいと思います。

セキセイインコさんのこれまでの様子↓
2015年1月10日
2015年1月24日
2015年2月7日
2015年3月28日

究極(?)のフォージングのアイディア

度々、フォージング(餌探し行動)について、ブログでも、個別相談でもご紹介させていただいておりますが、鳥さんは本当に頭がいいので、次の手を考えるのが大変です!とおっしゃる飼い主さまが大勢いらっしゃいます。

ホームセンターで見つけた、ステンレス製のボルトとナットを使って工夫をされていらっしゃる方もいますが、こちらのビデオはいかがでしょうか。


(Slate News Scienceより)

特にトレーニングを受けていないシロビタイムジオウムさんが、2時間弱で攻略した複雑なパズルが紹介されています。

透明の扉の中にナッツが入れてあって、このナッツをゲットするにはピン、スクリュー、ボルトを取り外して、輪(車輪)を90℃回転させ、カンヌキを横にスライドさせなければ、透明の扉が開けられない仕組みになっているようです。

ここまで手の込んだものをとは言いませんが、ご自宅でのフォージングのアイディアにしていただけましたら幸いです。

個別相談★タイハクオウムさん★じっとしている鳥さんはいい子??

6月28日に個別相談にお越しいただいたタイハクオウムさん(オス、5才)をご紹介させていただきます。

飼い主さんは、これまでヨダレカケズグロインコさん(咬み付き改善&手にステップアップ)、モモイロインコさん(咬み付き改善&ケージの外で遊ぶ)を個別相談で取り組んでいらっしゃった、いわば常連さんです。

タイハクオウムさんはこの日初めてのお越しでしたが、特に現在問題行動があるわけではなく、このままの接し方でいいのかについて、ご相談にお越しになりました。

ご自宅でのタイハクオウムさんはこんな感じ↓だそうです。
●飼い主様にベッタリ。飼い主様のそばから動かない。
●咬んだりしない。
●ずっとカキカキを要求。
ということで、一見、「良い子」という印象ですが、トレーナーからしたらとても心配になってしまいました。

白色オウムさんであれば、いわゆる鳥らしさとは・・・
●自分の意思を主張・表現する
●じっとしていない
●いろいろなことに対して興味を示す
●エネルギーが有り余っている
鳥さんの性格によっても程度の差はあるかと思いますが、これらが白色オウムさんの魅力であると考えています。

ご相談にお越しいただいたタイハクオウムさんと飼い主様のやりとりを観ていたら、なるほど、どうやらタイハクオウムさんは、「動く必要がないから動かない」という状況ではないかと思いました。

そこで早速、相談室の手すりに止まってもらい、「おいで」の練習として、タイハクオウムさんから少し離れたところにご褒美を差し出すと近寄って来てくれました。近寄って来てくれて、ご褒美、を繰り返すと「おいで」トレーニングができます。徐々に、ご褒美を見せないようにしていくと、合図だけで来てくれるようになります。
そして、飼い主様にも試していただいたところ、タイハクオウムさんは、飼い主様がいる方向とは逆の方向に向かって歩きだしました。さて、この後どうなるかな~と思って観ていると、「ほら、こっちだってば、もう来ないのぉ?」と、言いながら飼い主様の方がタイハクオウムさんの方に近づいてご褒美をあげてしまいました!

もうお気付きでしょう。
これでは、タイハクオウムさんが主導権を握っていて、「おいで」トレーニングをされているのは飼い主様の方です。
飼い主様の方は意図していたことではなく、知らず知らずにトレーニングを受けていたという図式です。

鳥さんは、効率良く、手っ取り早いことを望む傾向にあります。
だからこそ、「咬めばいいのか!」と思うと、咬むことで自分の意思を表現しようとするのはこのためです。もちろん、この咬み付きも人側が知らず知らずに教えてしまっていた行動で、鳥さんからしたら学習行動です。

タイハクオウムさんもやはり、自分から努力をせずに、おやつももらえて、カキカキもしてもらえて、ありとあらゆる接待が出てくるのであれば、動く必要はないということをすっかり学習しているようでした。
飼い主様に対しては、この接し方でOK、そして、この日初めて会った人(=トレーナー)は、どうやら同じ態度じゃだめみたいだから、動かなきゃ、と思っているのが見え見えで、トレーナーが相手をすると、「おいで」の合図や、足を上げて「は~い!」の反応はとても素晴らしかったです。

足を上げて、「は~い!」ができたらおやつをあげるトレーニング中↓
タオちゃん20150628-2
タオちゃん20150628-1
シャッターチャンスがうまくいかず、、、
本当は、もっと高く足を上げられます。

タオちゃん20150628-3
スタンド止まり木にとまっている時も、クチバシにおやつを持っていくのではなく、鳥さんの方から移動して来てくれたらご褒美を。
飼い主様曰く、「こんなに動けるんですね!今まで知りませんでした。。。」と、新たな発見をしてくださったご様子でした。

せっかくおやつを食べてくれるのであれば、これを利用しない手はありません。
これができたらご褒美(おやつ)がもらえる!ということを遊びの一環として、学習してもらえると、鳥さんの知的好奇心の刺激にもなります。

そして、病院の方でも「運動」、つまり、「飛ぶ」ことを推奨しています。
筋力をつけたり、カロリー消費、そして、飛ぶということは鳥さんにとって運動になるので、精神的にも満たされるという見解からです。飛んでもらうには、無理矢理飛ばせるということではなく、鳥さんの意思で飛んでもらうことが必要です。
つまり、
●移動したらご褒美
●移動したら大好きなおもちゃがある
などの飛ぶ動機を作ってあげることが、鳥さん自身が考えて、飛ぶ、そしていいことがある♪という、満たされた状態になるので、こんな生活を送らせてあげることができたらいいなと思っています。

クッキー82才の誕生日!

「クッキーが、82才の誕生日を迎えたんですって!」
と、以前からのお知り合いの飼い主様に教えていただきました。
「おーーーっ!今年も元気に誕生日を迎えたんですね~」と、会ったこともない鳥さんですが、数年前からちょくちょく動画などを観ていたので、とても感慨深いものがあります。

クッキーとは、クルマサカオウムさんのお名前で、アメリカ・シカゴのBrookfield動物園にいる鳥さんです。
この動物園がオープンした当初からいたそうです、もちろん、オープン時にいた動物の中で現在、生きているのはクッキーだけです。
Cookie82.jpg
(Brookfield Zooより)
毎年、誕生日ケーキのロウソクの代わりに、えんどう豆みたいなものが立てられているのが印象に残っています。

クルマサカオウムは、通常40年から60年の寿命だそうです。
そして、クッキーは、最も長生きしているオウムとしてギネスに登録されているとのこと。
クッキーがシドニーにあるTaronga動物園で誕生したのが1933年。う~ん、本当に長~い鳥生を歩んできたんですね。

Brookfield動物園では、一般に公開されていたのは2009年の76才までだったそうで、現在は飼育員さんがいるお部屋でみんなに見守られて過ごしているそうです。
年も年なので、骨粗しょう症や骨関節炎という症状も出ているようですが、これからも楽しく過ごしてくれたらいいなと思っています。

クッキーの82才の誕生日を祝う動画↓

飼育員さんたち、そしてベニコンゴウインコさんたちも祝福してくれています。

個別相談★オオバタンさん/毛引き改善&セキセイインコさん/発情抑制★

こんにちは!雪之丞ですっ。

ボクがショップに来てから4か月くらいが過ぎたかな。おかげさまで、元気にやってます!
ここんところ、本当~~~に暑いよね!今日は、水浴びを楽しんだよ♪
雪之丞水浴び20150715-1
雪:うぉ~~~~っ!!!
雪之丞水浴び20150715-2
雪:さぁ来いっ!

相変わらず、おさぼり気味のブログだね。まだ、6月の出来事がアップしきれていないとスタッフが言ってたよ。まぁ、ボチボチ
お付き合いの程、よろしくお願いします!

★6月16日の個別相談の様子★

この日は、3回目のお越しとなるオオバタンさんの毛引き相談でした。
おりんちゃん20150616

前回、毛引き改善よりも、まず挿し餌を卒業させましょう、ということになり、2週間取り組んでいただき、めでたく挿し餌を卒業できました。
そして、人の気を引くため、そしてやることがないという状況の中で、相変わらず羽根をいじっている姿は観られるそうですが、以前よりもこの行動は減ってきたそうです。
2週間前、おもちゃに興味を示さない、食べ物にもそんなに関心がないみたい、、、ということでしたが、それはなぜでしょう?という私(=トレーナー)の問いかけに対して、首をひねっていた飼い主様でしたが、今回、晴れて挿し餌を卒業してから、食欲が出てきたとのことに、合点がいかれたようです。
おもちゃに興味を示してもらおうと、おもちゃの中におやつを隠しても、そもそも食べ物に興味を示さなかったので、その結果おもちゃを齧る行動に至ることもなかったのですが、挿し餌を卒業して、空腹の時間が出来、その結果、「そっか!自分で食べないと!」と思い始めてくれたようです。鳥さんは、努力しなくてもいいことはやらないようで、つまり、挿し餌が習慣になっていた以前の状況は、自動的にご飯がもらえたから、苦労することも努力する必要もなかったという状況でした。
この状況が一変したので、これからがどんどん鳥さんらしさ、つまり餌を探す喜び、おもちゃで遊ぶ喜びを出していけると思います。

この日は、オオバタンさんの向こう側に工具が写っているように、現在、使っているおもちゃをご持参いただき、これに穴を開けておやつを隠せるように加工しました。果たして、次回はどんな変化が観られるでしょうか。

★6月17日の個別相談の様子★

この日は、個別相談初回のセキセイインコさんがやってきてくれました。

アワ太郎ちゃん20150617-1
どうですか?
いかした髪型でしょ?

アワ太郎ちゃん20150617-2
本当にかわいいです!

ご相談内容は、吐き戻しが頻回に観られたので、発情抑制がメインのご相談内容となりましたが、実はこちらのセキセイインコさんの飼い主さまは、以前、オカメインコさんのご相談にお越しいただいた経験があり、その時に少しだけ、セキセイインコさんに関するアドバイスをしていたのですが、それをご自身なりに実行されて、この日お越しいただいた時は、すでに改善されていました。

同居のオカメインコさんのお話はコチラ

オカメインコさんのご相談の時は、呼び鳴き改善でしたが、この取り組みもいい方向に向かい、あんなに鳴いていたのに鳴かなくなったというご報告を受けました。
発情抑制や呼び鳴き改善、内容的には異なるタイプのご相談ですが、基本的には、あれダメ!これダメ!という風に禁止事項を増やすのではなく、鳥さんのQOL(Quality of Life:人生の質)を上げるために取り組むことが大切だと感じています。
オカメインコさんも、セキセイインコさんも、ご相談内容を活かしていただき、いい方向に向かっているのは、飼い主さまの取り組みのおかげです。
これからもぜひ、楽しく健康に暮らしてもらえたらいいなと思っています。

個別相談★マメルリハさん★一緒に過ごす時間を有効に

4月から月1回のペースでお越しいただいたマメルリハさんのお話です。

と言いましても、マメルリハさんはご同伴せず、飼い主様がおよそ月一回のペースでお越しになり、ご報告を受け、取り組み内容の見直し、ご提案、そして実践という感じで、進めてまいりました。

個別相談自体は今年の4月からとなりますが、こちらのマメルリハさんとは3年前くらいから顔見知りです。
マメルリハさんの性格は、本当に臆病で、人の手どころか存在に対しても怖がっていました。どうして、このように臆病になってしまい、人に対して警戒心を持つようになったのかは、マメルリハさんのバックグラウンドは実は分からない状態でした。
そして、現在の飼い主様と出会い、マメルリハさんを引き取ってから、どういう風に接していけばいいのかを以前からご相談を受けていたという経緯があります。

マメルリハさんを引き取った当初は、あまりのビクビク振りに、「本当に自分でよかったのだろうか?自分がこの子(=マメルリハさん)に何かしてあげられるのだろうか?」と悩んでいらっしゃったそうです。

こういう場合は、やはり時間を掛けて、少しずつ少しずつ警戒心を解いていき、信頼関係を築いていくしかありません。
しかし、単に「時間が解決する」とは思っていません。
もちろん時間を掛けながらという点は合っていますが、やはり人側の適切なアプローチも必要だと思います。このアプローチがあるのとないのとでは、かかる時間の長さは大きく違うと感じています。

飼い主様が取り組んでいらっしゃったことは
●怖がらせることは避ける。しかし、腫れ物に触るような接し方はしない。
●手を好きになってもらいたいので、まず最初の目標設定は、手からおやつなどを受け取ってくれること。
●少しずつ、ケージ内のレイアウトを変えてみて、行動範囲を広げていく。
ということが大きなポイントです。

過去の画像をお見せできないのが残念ですが、以前は、携帯カメラを向けるだけでも恐れおののいていたマメルリハさん。
およそ3年弱が経過した現在は・・・

ド~~~ン!
瑠璃ちゃん20150418
とても近くに携帯カメラを向けられても平気になりました。
望遠で撮っている訳ではなく、本当に鳥さんのすぐそばで撮ってくださったそうです。
写真を撮れるようになっただけでも本当に大きな進歩ですが、さらに、このような状況の中でもご飯を食べる余裕もあるなんて。。。感無量です。
そして今では、手から直接ご褒美も受け取れるようにもなりました。

瑠璃ちゃん20150418-2
現在のケージの様子↑
最初は、本当に殺風景なケージレイアウトでした。それもそのはず、本当に臆病だったのです。
それが、今ではどんどんいろいろなモノが増えて、本当に楽しそうなレイアウトに!

瑠璃ちゃん201507_1
カラス穂をついばんでいる、よくある風景かも知れませんが、以前は、飼い主様が一つ一つ穂の部分を摘み取ってあげないと、枝についた状態だったら怖がって近づけなかったそうです。
それが今ではどうでしょう。余裕の表情を見せながら、おいしそうに食べていますね。

そして、現在取り組んでいるフォージングのおもちゃ↓
瑠璃ちゃん20150704-2

使い方としては、ケージの側面に取り付けて、クルクル回せば中身が出てくるというモノですが、いくらずいぶんと度胸がついてきたとは言え、そこはまだまだ新しい物に対しては少しずつのアプローチが必要です。
飼い主様が考えてくださったのは、まずは、フタの部分を取り外して、横に置いてみることからスタート。
しばらくすると慣れてくれた様子です、今ではこのフォージングのおもちゃが置いてなかったら、「あれないよっ!どこいったの??」と飛んで探し回るようになったそうです。ものすごい成長振りです。
次のステップは、ケージの側面に取り付けて、自分でクルクル回して中身をゲットできるようになるといいなと思っています。

瑠璃ちゃん20150704-1
背中側から撮っていただいた様子。
背後に回られようが、本当にへっちゃらなんですね、大したものです。

7月11日にお越しいただいた際は、こちらのおもちゃ↓を
b-02_w_06-07.gif

フタの部分が半開きの状態でキープできないので、パタンと閉じてびっくりさせないように、どうしたものかと思っていた飼い主様ですが、フタ部分を透明のビニールシートにアレンジすることに。
工作1
工作2
透明ビニールを使うことで、中身も見えてより一層燃えてくれるのではないかなと期待。
こういう工夫が大切ですね。
これは元々、いつもおもちゃのアイディアを共有してくださるK様からのアイディアです。
一人で考えると煮詰まってしまったり、思いもよらないことも、いろいろな人のアイディアで新たな一歩が踏めるんだな~とつくづく感じています。

さて、マメルリハさんの反応はいかに?というところですが、こちらに関してはまた後日、ご報告をいただくことになっています。

これまでの取り組みは、決して短い期間だったとは思いませんが、少なくとも、飼い主様もマメルリハさんも楽しみながら、確実にQOL(Quality of Life)は上がっています。本当に本当に楽しそうです。
怖がらせないように、怖がらせないように、という想いだけで、何のアプローチもしなかったら、ここまでの変化は見られなかったと思います。系統的脱感作法でアプローチをしながら、時間を掛けてということが大きなポイントだと思います。

手を怖がってしまう鳥さんに対するコミュニケーションに悩んでいらっしゃる飼い主様や、信頼関係を築きたいと思っていらっしゃる飼い主の皆様、程度の差はあれ、「適切」な方法を用いることで、決して不可能ではないと思っています。

マメルリハさんの飼い主様からは、
「アドバイスをいただくと自信をもって接することができるので、迷いのない様子が瑠璃や一緒に過ごす家族においてもよい事だと実感しました。
子育てママみたいですね。
他の飼い主さんでちょっと話をしてみたいという方がいらしたら「信じてトレーナーさんの提案にチャレンジしてみて欲しいなぁ」と思います。
こんなことを言っても・・・まだ手のりではありませんけれど(*^o^*)」
というお言葉をいただきました。

そうです。飼い主様とマメルリハさんの最終目標は、「手乗りになってくれること」。
これからも、マメルリハさんとの知恵比べを楽しみながら、目標に向けて少しずつ少しずつ、進んでいっていただけたらと思います。

個別相談★オカメインコさん★毛引き改善への道

3月29日から毛引き改善に取り組んでいるオカメインコさんをご紹介いたします。

前回(4/26)の様子はコチラ

経緯を改めて、簡単にお伝えしますと、新しいおもちゃをケージに入れたその日に、毛齧りが始まってしまったとのこと。
とても臆病なタイプではありませんが、初めて見るものには時間をかけて慣れてもらう必要があるタイプのオカメインコさんです。

前回(4/26)から間が空いてしまいましたが、継続して取り組み中です。

●6月14日にお越しいただいた時は、5月15日に激しく胸の羽根を齧ってしまい、肌が露出するくらいになってしまったそうです。その日の状況や、何か周りの環境、飼い主様の行動について変わったことがあったかを振り返ってもらいましたが、思い当たることがなく、この時の原因は不明です。
6/14にお越しいただいた時のオカメインコさんの様子↓
いちごちゃん20150614
ご覧の通り、背中の方も肌が見えてしまうほどに。。。

飼い主様は、ショックを受けられたそうですが、まだやれていないことがあるということで、気持ちを奮い起こして少しずつ継続を。この日にご提案した内容は、
1)アワ、ヒエ、キビの配合率の見直し
2)靴下が好きなので、ケージの外側に靴下をかける。こうすることで、目隠しの役割も。
3)携帯の充電コードを齧るのが好きだということで、これににたおもちゃを試してみる。
4)換羽中かもしれないということと、主食が皮付餌なので、ネクトンBIOを試してみる。
5)大好きなモノを探していくために、ラフィーバー/ニュートリベリーを試してみる。
以上を実践していただくことになりました。

●そして2週間後の7月5日にお越しいただいた時の様子↓
いちごちゃん20150705-1
いちごちゃん20150705-2
2週間前(一番上の画像)に比べると、羽根がフッサフサに♪
齧った跡はありますが、羽根を抜くという行動は全体的に減ってきたような気がするとおっしゃっていました。

この2週間の取り組みで、実践していただいたこと:
●ラフィーバー/ニュートリベリーを食べてくれたそうです。
 あまり、食に関心がないオカメインコさんでしたが、お気に入りの一品になってくれることを期待。
●靴下をケージの片面に吊るしていただいた結果、とても落ち着いた様子を見せてくれたそうです。
●上記の靴下作戦の影響か、これまで、放鳥中に近寄らなかったクッションのところに行くようになったとのこと。行動範囲が広がってきて、オカメインコさんの「自信」につながってくれたのではないかと思っています。
いつも同じところは安心できる場所という確かな保証があるのでしょう。
しかし、「違うところに行ってみようかな?」と思い、実際に行動に移すことができる段階は、鳥さんにとっても勇気がいることだと思います。まして、臆病なタイプの鳥さんであればなおさらです。
少しずつ、行動の変化が観られているだけでも、いい方向に向かっていると感じています。

6月14日にお越しいただいた時のご提案の内、
3)携帯の充電コードを齧るのが好きだということで、これににたおもちゃを試してみる。
ということを、いかに怖がらせずに無理なく慣れてもらうかということがカギだったので、飼い主様のアイディアで、ボールペンに巻いてみたそうです↓
見慣れたものから
すると、カジカジっとやってくれたそうです!
ほんのちょっとだったとしても、これは大きな一歩です。
オカメインコさん自ら近づいて、カジカジとしてくれるような工夫を考えてくださった飼い主様のアイディアの勝利です。これも継続していくことに。

さらに、携帯の充電コードに似た素材のおもちゃはないかなということで、探してみたところありました!
似た感じの1
似た感じの2
紐の部分が、まさに充電コードにそっくりです。しかしながら、充電コードの方は色が白ということなので、どうなることやら。。。
もちろん、細かいおもちゃ部分は取り除いて、紐のみで試していただくことに。携帯に挿しておくフリをしながら、少しずつ慣れていってもらうことに。

こちらのオカメインコさんの場合、長期戦になりそうです。
毛引きの鳥さんの改善の際にいつも飼い主様にお伝えしていることは、もしかしたら、毛引きは改善できないかもしれないけれど、それでも、自分の羽根を齧ること以外で、もっと楽しいことがあるよ、ということを伝えられたらいいなと思っています。
オカメインコさんが毎日楽しく過ごしてくれるように、少しずつ少しずつ、これからも継続していきたいと思います。

最近の雪之丞

4月にショップの一員となった雪之丞@タイハクオウム。
やってきた当初は、環境の変化でなかなか体重が上がらず、白色オウムらしい雄叫びも上げず、ケージの中でも外でもほとんど動かない状況で、心配する日々が続いていましたが、3か月が過ぎて、最近ではかぶっていたネコをひっぺがしてくれたようです。

こんな風に変わりましたその1:
以前は、ケージの上にいてボーっとしているだけでよかったらしいですが、今では行動範囲が広がりました。画像は、教卓(セミナーの時に使っています)の中にしまってあるプロジェクターの箱を齧っていて、「なにやってるんですか!?」と見つかった時の表情↓
雪之丞20150702-1
雪之丞「あ!やべ!見つかっちゃった!」

こんな風に変わりましたその2:
ケージの中でもよく遊ぶようになってくれました。お気に入りなのは、どんなおもちゃよりも、ヒモ(特にサイザル)、そして2番目に好きなのはダンボールのようです。な、なんて安上がりな。
雪之丞20150702-3

雪之丞20150702-2
下の方に切り刻まれた段ボールの破片でお分かりの通り、本当によく遊んでくれています。

飼い主さまたちにも、「人に依存することなく、自分で自分を楽しませることができる鳥さん」を目指すことをお勧めしているので、雪之丞はそのお手本になってくれているようです。

お手本と言えば、「1つのメーカーのペレットだけでなく、いろいろなメーカーのものも食べてくれるように」ということもお勧めしている立場上、体重が安定してきた雪之丞にも挑戦してもらっています。
雪之丞は、ハリソンのコース(大粒)が主食です。他のズプリームやラウディブッシュのペレットは、エサ入れに入れていても、ハリソンは完食しても、その他のメーカーのペレットはきれいに残っている状態です。おそらく、他のメーカーのペレットを食べてもらおうと試みた経験のある飼い主さまにとっては、同じ光景ではないでしょうか。
しかし、これであきらめては専門スタッフがいるショップと謳っている以上、面目丸つぶれです。

そして最近、ラウディブッシュのペレットを食べてくれました!
ただいま移行中ですので、定着しましたら、雪之丞に実践した方法をこちらでご紹介させていただきます。

ショップに来た当初は、590gあった体重が、最初の1か月で540gまで下がってしまいましたが、最近ではよく動くようになってきたということもあり、食欲も出て体重が570g台にまで上がってきました。
夕方には、白色オウムらしい雄叫びも上げるようになったり、ショップでの生活リズムも理解してくれているようです。お世話が遅くなると、スタッフは叱られます。。。
個別相談にお越しになる飼い主さまたちのもかわいがってもらって、表情が明るくなってきたように思います。

とある事情でやってきた雪之丞。
今が楽しく過ごせているのであれば本当にうれしいですし、これからも雪之丞が心も体も充実できるような生活が送れるようにサポートしていきたいと思います。そして、ショップの一員なので、世の鳥さんたちのために少しでもお役立ていただけるように一緒に情報発信をしていきたいと思っています。