2014年10月

10月28日個別相談★オキナインコさん&ヨウムさん&コイネズミヨウムさん★

10月28日にお越しいただいた鳥さんたちをご紹介させていただきます。

《オキナインコさん》

度々登場してくれています、オキナインコさん。自咬を矯正するために取り組んでいます。エリザベスカラーが取れて3週間が経過しましたが、いまのところ順調です。どうかこのまま、自咬を再発しませんように!と飼い主さんと一緒に祈る想いです。
オキナインコさんは、エネルギーを上手に発散させてあげないといけない鳥種だと感じています。一見大胆で怖い物知らずに見える反面、初めて見るようなおもちゃを怖がってしまい、結果的におもちゃをケージに入れられず、持て余したエネルギーを発散できずに毛引きや自咬に発展してしまっているというケースは珍しくないように感じています。

個別相談にお越しいただいているオキナインコさんも、はじめはおもちゃで遊ぶことを知らないという状況でしたので、少しずつおもちゃで遊ぶことや、頭を使ってもらうためのトレーニングを取り入れて、現在に至ります。

ターゲッティングを使って、ターンもできるようになりました。
ルビーちゃん1028-1
ルビーちゃん1028-2
割りばしをターゲットに使って、タッチしたらご褒美♪
そして、たくさんの褒め言葉♪

握手も1週間くらいで覚えてくれました↓
ルビーちゃん1028-3
「あくしゅっ」
飼い主さんだけでなく、私(=トレーナー)にも握手してくれて、そのかわいさにやられてしまいました。

以前は咬み付き屋さんだったのが、最近では咬むこともほとんどなくなったそうです。ただ、ご家族の特定の人に対して、人側がどうしても咬まれた経験から怖がってしまい、その不安な気持ちがオキナさんにも伝わってしまっているようで、その方との関係性もうまく築いていけたらいいなと思っています。
ルビーちゃん1028-4
トレーナーの肩で、半目の瞬間を激写!トレーナーにも咬まずに、ちゃんと手にものってくれます。

次は、2週間後です。この間、たくさん遊んで、たくさん頭を使って、自分の体を傷つけるよりももっともっと楽しいことがあるねということに、夢中になってくれることを願っています。

《ヨウムさん&コイネズミヨウムさん》

飼い主さま同士がお友達ということで、それぞれ個別相談をご利用いただいているヨウムさんとコイネズミヨウムさんがお越しくださいました。

ヨウムさん&コイネズミヨウムさん1028

どちらの鳥さんも、カジカジ遊ぶスイッチが入ってくれるようなことを手探り中です。
ヨウムさんはダンボール、コイネズミヨウムさんは小さい箱で以前よりは遊んでくれるようになったとのことで、もっともっと難易度を上げていけたらいいなというのが現在の目標です。

こちらは、ヨウムさん。
ヨウムさん1028
咬み付き矯正と手にのってくれることが目標です。
咬み付き矯正の方は、以前と比べてずいぶん咬まなくなってくれたそうです。これも飼い主さまが適切に接してくれているおかげだと思っています。
過去の経験から手が怖くなってしまって、まだまだ少しずつトレーニング中ですが、こうして足にのってくれるようになったということも大きな前進だそうです。左足でTシャツをギュッと握っているのがお分かりでしょうか。
それいぜんに、以前だったらキャリーからも出たがらなかったとのことですが、慣れない空間でもおしゃべりを披露してくれるくらい度胸がついてくれたようです。
本当に一歩一歩、少しずつ少しずつ、前進してくれているのがうれしいですし、鳥さんはやればできるんだな~、あきらめてしまってはそこで終わりなんだな~と改めて痛感しています。

コイネズミヨウムさんは、とにかく飼い主さまの愛情を確かめることに精一杯だったようです。
コイネズミヨウムさん1028
ヨウムさんの方に注目が集まると、もういてもたってもいられないという感じで、「自分が一番だよね!?自分が一番愛されているよね!!」とソワソワしていて、ヤキモチをやいている姿がとても感情豊かでかわいかったです。

たまには鳥さんも、自分の家以外の場所で他の鳥さんや人に合うことはいい刺激になってくれるようです。

一羽一羽、個性が違う鳥さんたちに、それぞれに合った接し方や解決策などを今後もお伝えしていけたらいいなと感じた一日になりました。本に書いてある通りにやってるんだけどうまくいかない・・・とお思いの飼い主さまもいらっしゃるかと思います。それは、もしかしたら鳥さんの個性に合った方法ではない場合もありますので、どうぞあきらめずにあれこれ試していただけましたら幸いです。
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ハリソンバードフードのパッケージ袋のここがすごい

ついついトレーニングの話に偏りがちになってしまっているブログですが、今回はアメリカ・ハリソン社の「パッケージ袋」についてご紹介させていただきます。

products.png

ハリソン社のペレットの特徴は、ずばり・・・
●100%オーガニック原料を使用
 ⇒アメリカは特に「オーガニック」の基準が厳しいので、かなり信頼できるものだと感じています。
●無添加無着色、保存料が一切入っていない
●世界の獣医師から信頼が厚い
という点が、他のペレットと比べて特筆すべきポイントになるでしょう。

だからと言って、結局はどのペレットが好きか選ぶのは鳥さんになりますので、ハリソンのペレットが一番優れていますよという訳ではないということをご了承いただきたいと思います。

今回はペレット自体についてというよりも、ハリソンが使っているパッケージの袋についてご紹介させていただきます。

ペレットを保存する際に、どのように保存されていらっしゃいますか。

よく、冷蔵庫に入れて、他の容器に詰め替えて、など飼い主様によって様々だと思います。
ハリソン社が推奨しているハリソンのペレットの保存方法は以下の通りとなりますので、ぜひご参考にしていただけましたら幸いです。

***ハリソンバードフード/ホームページより抜粋***

「保存と保存可能期間について」

ハリソン社のフードはあなたの鳥さんを人工保存料から守ることに専念しています。

・ペレットの袋を閉じる際は、中の空気を押し出してからジッパーを閉じてください。
・もし、ジッパーが破損してしまった場合、開口部分を数回折り曲げてクリップなどでとめるようにしてください。
・ペレットは購入した時の袋で保存してください。ハリソン社のパッケージ袋はアルミ箔を使用しており、酸素透過を防ぎ、含有されているビタミンを破壊する光も防ぎます。
・ビニール袋・プラスチック袋、タッパー容器に移し替えるのはやめてください。なぜなら、ハリソンのパッケージ袋で保存する方がより新鮮な状態で保存できるからです。

・開封後は、4~6週間で使い切ることをお勧めします。
・冷蔵庫や冷凍庫で保存することで、新鮮さを保つ手助けになるでしょう。

*****************************************

ハリソンのペレットに関しては、他の容器や袋に移し替えずに、購入した時の袋でそのまま保存する方が、たとえジッパー部分が破損したとしても、上記の理由からお勧めとのことです。
パッケージ袋の中身はこんな風↓になっていて、いかに新鮮に保つかを考慮して作られているそうです。そして、開口部分についているジッパーも比較的頑丈です。(何度も開け閉めして負担がかかり過ぎるとやはり壊れてしまいますので、ご承知おき願います。)
ハリソン中身

冷蔵庫や冷凍庫で保存することも可能ですが、ご留意いただきたいのは、冷蔵庫・冷凍庫から出した後の室内との気温差でできる結露です。この結露の水滴が袋の中に入ってしまうとカビの原因にもなってしまいますので、これはハリソンのペレットに限らずどのメーカーのペレットやシード類も、保存場所を冷蔵庫で行っている場合はこの結露に十分ご注意いただけましたら幸いです。

小型の鳥さん用フォージングボール

大型の鳥さん向けのフォージングボールはありますが、小型~中型の鳥さん向けのものはなく、なんとかならないかな~と探し求め、試行錯誤してまいりましたが、ようやくいいものに出会うことができました!

直径3cmの球形カプセルです。
小型用フォージングボール(4)
この球形カプセルに穴を開けて、コロコロと転がすと中身がでる仕組みです。
この穴を開けるのに、どうやったらうまく開けられるかで犠牲にしてしまったカプセルも。。。 そのおかげで、ようやくコツをつかみ、こうしてみなさまにご紹介させていただけるまでこぎつけました。

おそらく、ガチャガチャのカプセルを利用してフォージングに使っている方もいらっしゃるかと思います。
小型用フォージングボール(1)
左がガチャガチャのカプセル、右がフォージングボール↑
こうして見ると大きさが全く違いますね。
大きさで怖がってしまっていた鳥さんに対しても、この球形カプセルはいいサイズだと思いますし、このサイズは半月の餌入れにも入るので、さらにおススメです。もちろん、何度も開けたり閉めたりすることができます。

餌入れに入れている様子↓
小型用フォージングボール(3)
上記画像の餌入れのサイズは、一番長いところで6cmです。
餌入れの中でフォージングボールをコロコロと転がして中身がでたら、セキセイインコさん、オカメインコさん、コザクラインコさんでしたらちゃんと顔を突っ込んでクチバシが餌入れの底まで届きます。つまり、ちゃんと食べられます。もう少し大きい餌入れもあるので、そういうものでも動きがでていいのではないかと思っています。

フォージングボールを使って・・・
●ダイエット中の鳥さんの一気食い防止。単に食餌量を減らすだけでは鳥さんのストレスになってしまい、その鳥さんを見て飼い主さんもストレスになってしまうようですが、一仕事与えることによって、ストレスが軽減できたらいいなと思っています。
●コロコロ転がさないと餌が食べられないので、暇つぶし防止。特に毛引きの鳥さんは、自分の羽をいじるよりもほかに関心が向けられます。
●食べるのにひと手間かかりますし、鳥さんは頭を使わないといけないので、まさにフォージング(餌探し)ができる。
●慣れてきたら、中身を出やすいものから少しずつでにくいものにアレンジしていける。
というメリットがあります。

鳥さん(のストラップ)たちに声援を受けながら、鋭意制作中です。一つ一つ手作りなので、穴の位置や大きさは、正直ばらつきがありますが、カプセルの中に入れるもののサイズでお選びいただけたらと思います。
小型用フォージングボール(5)
11月1日にダイエット作戦セミナーを開催するので、この時にご参加いただくセキセイインコさんにモニターになっていただき、またブログの方でご紹介させていただきます。

このフォージングボールを販売してまいりたいと現在準備中です。
興味がある方は、ぜひ試していただけましたらうれしいです。

*ご参考* 「フォージング(Foraging)」とは?
「フォージング」とは「餌探し行動」のことを言います。
野生の鳥たちは、家庭で暮らす鳥たちとは違って、自力でエサを見つけなければなりません。飛んだり、齧ったり、つついたり、失敗したり、鳥たちはエサをみつけるために、一日の内の多くの時間を費やしています。例えば熱帯に生息する鳥たちは、12時間以上を睡眠に費やして、活動をしている残りの12時間の内のおよそ8時間をこのフォージング活動、つまり餌探しや食事に費やしていると言われています。これ以外の時間は、寝床からの移動や群れの鳥たちとの交流、羽のお手入れに費やしているそうです。

一日の内のおよそ30%の時間を餌探し行動に費やしていると考えると、人と暮らす鳥たちはどうでしょう。
上げ膳据え膳であっという間に平らげてしまって、残りの時間をすべて自分の羽のお手入れに費やしているのであれば、念入りにやり過ぎて、羽を齧ったり抜いたりするという行動に出たとしても決して驚きではないはずです。

そこで、ご家庭でも飼い主さんの知恵を絞っていただき、フォージングを取り入れていただけたら、鳥さんの知的好奇心を刺激し、餌を探して得られる喜びを演出してあげられるのではないかと思います。フォージングを使って鳥さんとの知恵比べを楽しんでいただけましたらうれしいです。

個別相談★ルリコンゴウインコさん★

定期的にトレーニングにお越しいただいているルリコンゴウインコさん。
10月26日(日)にお越しいただいた際の様子をお伝えさせていただきます。

元々は咬み付きの矯正でお越しいただいておりましたが、今ではめったなことでは咬まなくなってくれたそうです。これも飼い主さまが適切な方法でトレーニングを続けてくださったおかげです。
どうやら、相談場所として使っているショップ2階のお部屋が好きなご様子。場所が好きなのかも知れませんが、個人的に分析すると、「この場所にくれば自分が一番!飼い主さまご夫妻を独り占めできる♪」という状況が満足度を高めて、結果的に「好き」だと思ってくれているのではないかと思っています。ご家庭では他にも鳥さんがいるので、なかなか自分一人だけかまって!という要求は満たされないんだと思っています。

とてもリラックスした様子のルリコンゴウインコさん。
キョロちゃん1026

最初にお会いした時は毛引きも目立っていたのですが、今では本当にきれいになりました。おもちゃでもよく遊んでくれているようで、飼い主さんもおもちゃを手作りしてくださっているのがとても嬉しいです。

電話帳
おもちゃの一例です。鳥さんが気に入ってくれればというのが前提ですが、大型の鳥さんにはこのくらい豪快なものがお勧めです。電話帳を二つに切ったものに穴をあけてぶら下げておくだけで、ページをちぎっては投げちぎっては投げできるすぐれものです。電話帳はカッターを使ってひたすら切っていくと、真っ二つに切ることができます。

咬み付きは矯正できましたが、次の目標である「呼び戻し」を前回から練習中です。
「呼び戻し」、つまり、呼んで、腕に飛んできてくれるようになることが目標です。しかし、しばらく飛んでいなかったことと、どうやら着地がよくわからないのではないかということに。飛ぶことや着地は、人が教えてあげられることではないので、きっかけ作りとなるようなことをあれこれ考えて、いろいろと試しています。

そして、この日は大きな進展が2つありました!!
一つ目は、今まで人の腕への着地ができなかったのですが、きちんと着地してくれました!動画でお見せできないのが残念でなりません。腕へ着地できたのは、飼い主さんの受け止め方が絶妙だったということが大きかったと思います。今までは壁に激突していたけれど、激突することなく、腕へ着地できたことがルリコンゴウインコさんにとっても大きな自信につながったようです。
まだまだ自分から飛び立つにはあと少しの勇気がいるようですが、「できた!!」と思ったのは人側だけでなく、鳥さんの方も同じように感じていることがひしひしと伝わってくるようでした。

大きな進展の二つ目は、トレーナーの腕にものってくれました!
手にのってリラックス
飼い主さまご夫妻以外の手にのったのは初めてとのことで、写真を撮ってくださいました。
前回ものってくれたのですが、写真を撮る余裕がなかったので、今回は証拠をお見せすることができてうれしいです。腕にのった状態でリラックスしてくれています。

トレーナーの腕にのってくれたのも、「仕方なく」といった状況だったことを白状しなければなりませんが、咬むことなく腕にのってくれたルリコンゴウインコさんの足の温かさと力強さは、飼い主さまご夫妻のがんばりと鳥さん自身のがんばり全てが伝わってくるように感じました。

キョロちゃん1026(1)
こちらは、ルリコンゴウインコさんにとって大大大好きな奥様に甘えている様子。
私(=トレーナー)を含めた好きな人・物ランキングは以下のような感じです。

【ルリコンゴウインコさん好きな人・物ランキング】2014年10月26日現在
第1位 奥様
第2位 ご主人
第3位 止まり木スタンド
第4位 床
第5位 トレーナー
第6位 T字止まり木棒
という感じでしょうか。
ここにケージやキャリーが入ると、トレーナーの順位はもっと下に下がってしまいます(涙)

大好きな場所、つまり鳥さんがリラックスできる場所はどこかということを把握するのは、ご褒美を選ぶことと同じくらい大切なことです。
たとえば、ステップアップの練習をする時に、鳥さんにとって一番落ち着く大好きな場所で練習をしても、腕にステップアップする意味がないので、なかなかステップアップしてくれないでしょう。かと言って、そわそわして落ち着かない場所でトレーニングをやっても、腕にステップアップするどころか、まったく集中できないようです。
適度に落ち着けて、適度に緊張できる場所を探しあてて、ご褒美は大好きな物を使うことで、トレーニングには最適な環境作りが整います。

ステップアップだけでなく、体重計にのる練習やキャリーに入る練習の際も、ちょっと場所を変えていただくだけですんなりできるようになるというケースもあるので、なかなかうまくいかないとおっしゃる方は、ご褒美の見直しと場所の見直しをしていただけたらと思います。

個別相談 ★アオメキバタンさん第15回目★ちゃぶ台返し

10月24日のアオメキバタンのりんちゃんの様子です。

相変わらず元気いっぱいでとても喜ばしいことですが、最近こんなこと↓をするようになったとか・・・
りんちゃんちゃぶ台返し
エサを入れてあげるとひっくり返してしまうようになったとのことでです。
これは決して珍しい行動ではなく、この行動にもやはり理由があるので、まずはエサ入れをひっくり返した後にどのように対応しているかを教えてもらいました。

朝、エサ入れをケージに設置して、ひっくり返すと・・・
人:「ダメでしょう~、どうしてひっくり返すの~」
人の行動:そばに近づいてエサ入れを拾って、もう一度エサを入れてケージに設置
そしてリピート・・・

もうすでにお気付きかもしれませんが、りんちゃんのちゃぶ台返しは、「人の関心を引くため」の手段だと言えると思いました。

りんちゃんには呼び鳴きを覚えないように接してもらっているので、雄叫びを上げて人の気を引くことはしませんが、このちゃぶ台返しで人の気を引く効果があるぞ!ということを学習してしまったようです。
さらに本当に賢いな~と思うのは、
●水入れの方はちゃぶ台返しはしない。
 ⇒過去に1度やったことがあるが、自分にもひっかかったし、ケージの下がベチャベチャになってしまい楽しくなかったらしいと思われる。
●夕方にエサ入れを入れる時は、ちゃぶ台返しはしない。
 ⇒就寝時間はほぼ日の入りと同じくらいなのが習慣となっているので、これが一日の最後の食餌となることを認識しているからだと思われる。

自分(=りんちゃん)のメリットになることをちゃんと考えての行動だと言えるのではないでしょうか。本当に頭がいいです。

りんちゃんの場合のちゃぶ台返しの対処法は、
●エサ入れをひっくり返しても、すぐに近寄らない、声を掛けない、もう一度エサをすぐに入れてあげない。
 ⇒りんちゃんの様子を観察してもらいながらというのが条件付きですが、ひっくり返したままにしてみて、お昼くらいに、りんちゃんがばらまいて下に落ちたペレットを自分で食べているかどうかを確認しつつ、この時にエサ入れをもう一度設置する。
●ばらまいたペレットをりんちゃんが見ているところで拾わない。
 ⇒鳥さんがよくやる遊びに、自分(=鳥さん)が落っことすから、飼い主はそれを拾う係ね~、の遊びをテーブルの上からやケージの上からなど、これが遊びになっている鳥さんは多いです。りんちゃんの場合も、ペレットをばら撒いてあげるから拾ってね、と学習している可能性があるので、ペレットを拾い集める時はりんちゃんの視界に入るところでやらないようにしてみてください、とご提案いたしました。

他の鳥さんのケースであったのが、ペレットをばらまいてすぐに近づいて拾い集めないとしても、例えば、仕事から帰宅したらいつもペレットをばら撒いているからどうにかならないですか、という飼い主さんにいくつかご提案したのが、「鳥さんの目の前でばら撒かれたペレットを拾わないようにしてみてください」ということでした。ばら撒いてから拾うまでの時間があいたとしても、「ばら撒いた物を飼い主が拾ってくれる♪(=そばにいてくれる時間が長くなる)」と学習していたようで、これを止めてもらったら、ペレットをばら撒いてしまうことはゼロにはなりませんでしたが、極端に減ったそうです。

上記の対応に加えて大切なのは、こちらのブログでもちょこちょことお伝えさせていただいております、「代替行動」を教えてあげることです。
「これをやってはいけないよ」、と教える時は、「これならやってもいいよ」と教えてあげることが大切です。鳥さんは人の気を引きたいので、りんちゃんの場合は「りんちゃん、こんにちは!」とおしゃべるできるので、おしゃべりしたら「えらいね~りんちゃん、こんにちは!」と大げさに返してあげる(近づいたりしなくてもいいですが、何回かに1回は顔を見せてあげるともっと効果があります)ことで、「自分のことを気にかけてくれてる♪」と安心してくれるはずです。

「りんちゃん、ちゃぶ台返しにはまってるの?」
りんちゃん1024(1)
りんちゃん「そんなことはした覚えがありません」

「ねぇーねぇーやったよねー、動かぬ証拠もあるよね」
りんちゃん1024(2)
りんちゃん「さっぱり記憶にございませーん」
ちなみに、新たに「じょーずじょーず!(上手、上手)」を覚えていました。たくさん褒められてるみたいでよかったね、りんちゃん。

鳥さんの行動には全て理由があると思っています。
この行動の動機付けを考えることによって、適切な接し方を客観的に観察し試してみることができます。決して飼い主さんを困らせようと思ってやっている訳ではなく、ただただ大好きな飼い主さんの気をいかに引けるかを命題にしているのが鳥さんなので、知らず知らずにうっかりやってしまっている飼い主さんの行動が実は鳥さんにとってご褒美になっていないかを今一度考えていただけたらと思います。

個別相談★オカメインコさん&モモイロインコさん★

10月25日(日)の様子です。
日本一(?)臆病なオカメインコの座から転落し、日本で何番目かの臆病なオカメインコさんに進化したピピンちゃんが、本日も度胸付けにお越しいただきました。
すんなりケージから出てきてくれるようになりましたし、トレーナーに対してもずいぶん友好的になってくれました。

そして、机の上に降りてその上で滞在してくれる時間も長くなりました。以前だったら、机の上に降りてくれるどころか、ケージからも出てくれなかったオカメさんが本当にここまで度胸をつけてくれたと飼い主さんも感激していらっしゃいました。
ピピンちゃん1025(2)
なぜか、机のこの位置がお気に入りのご様子。

ピピンちゃん1025(1)
冠羽が立っていて緊張しているように見えますが、これでもリラックスしてくれています。
ニオイがかげるくらい、顔のそばによってきてくれます。
ピピンちゃんの目標は、びびり過ぎずに健康診断を受けられるくらいの度胸をつけられたらいいなと思っています。

そして、午後からお越しいただいたのはモモイロインコさん。1才9か月の女の子の百(もも)ちゃんです。
百ちゃん1025(1)
特に問題行動があるということではなく、これから長いお付き合いになっていくので、問題行動をうっかり教えてしまわないような接し方をお伝えさせていただきました。
咬み付きも呼び鳴きも、学習行動なので、「うっかり」、「知らず知らずに」、「良かれと思ってやっていたことが実は…」ということがないように、接し方のポイントを実際に百ちゃん相手にお話をさせていただきました。

ちゃんとおもちゃでも遊んでくれる本当にかわいい鳥さんです。
「百ちゃん!こっち向いて~!」
百ちゃん1025(2)

「お望みのポーズはこの角度かしら?」
百ちゃん1025(3)

本当にかわいくて、トレーナーはメロメロになってしまいました。
百ちゃん1025(4)

今回お越しの際に、キャリーに入る練習の時間がとれなかったということもあり、百ちゃんをつかんでキャリーに入れてきたということでしたので、それじゃ今練習してみましょうということに。
百ちゃん1025(5)
画像はキャリーに入ってご褒美のカキカキの嵐を受けている様子。

ご褒美を使って何度かキャリーに入ったり出たりを繰り返している内に、自らキャリーに出入りできるようになってくれました。本当に賢いです!
キャリーに入ってもらう練習のポイントは、入ったからと言ってすぐに扉を閉めてしまわないことが大切です。(上の画像でもキャリーの扉が開けっ放しになっています。) 何度か鳥さんの意思で出たり入ったりを繰り返して、そのあとに扉を閉めてみます。そして、キャリーに入ったら飼い主さんとの接触が断たれてしまう⇒だから入りたくない!と思われないように、キャリーに入った後の声掛けや百ちゃんの場合はカキカキをたくさんしてあげることで、キャリーに入ってもいいことがある♪と認識してくれて、自分で入ってくれるようになりました。

飼い主様より…
「今まで気づかなかったことをたくさん教えていただき、勉強になりました。やはり本で読んだり話を聞いたりするだけでなく、実際にやってみることができるのは、とてもわかりやすかったです。」
という嬉しいお言葉をいただきました。

トレーニングと言うよりも、遊びの一貫としてできるようなステップアップやおいでの練習、キャリーに入る練習を日頃から取り入れていただき、人も鳥さんも楽しくというのがトレーニングの基本なので、適切な方法を一人でも多くの飼い主さんに知っていただき、うっかり問題行動を教えてしまった!などということがなくなったらいいなと思っています。

おもちゃ新入荷しました&九州にお住まいの鳥好きさんに朗報です

海外のおもちゃはなかなか小型さん用のおもちゃが少ないので、今回国内でおもちゃを手作りされている「Aloha Heaven」さんから入荷いたしました。

おもちゃAlohaHeavenさん

素材は、紙(薄目~厚目)、木材(固め~柔らかいものまで)、紐、ストロー、コルク、ゴムという風に、鳥さんのストライクゾーンにはまってくれるものが何かしらあるといいなと思っています。

そして、話は変わりますが、九州やその近辺にお住まいの方に朗報です!

鳥さんの雑貨&作品展
「第1回鳥AMP」(トランプ)
が、11月1日(土)~11月16日(日)まで佐賀県神崎郡吉野ヶ里町松隈で開催されるそうです。

鳥AMP
「鳥AMP」のチラシ↑

鳥さんモチーフの雑貨はもちろん、あの有名な「インコアイス」も九州上陸するそうです。

この機会に足を運んでみられては、いかがでしょうか。

「飼い主さまの声」更新しました ★玉石混交ダイエット★

ホームページの「飼い主さまの声」を更新いたしました。

今回は、セキセイインコさんのダイエットについてです。
青ちゃん
「ダイエット頑張ったよ♪」 from 青ちゃん

飼い主さんのダイエットの工夫や、ダイエットをすることによって鳥さんにも、飼い主さんにもメリットがもたらされたこんなことやあんなことなどをご覧いただき、ご自身の鳥さんのダイエットにもお役立ていただけましたらうれしいです。

「飼い主さまの声」はコチラから。

個別相談★ヨダレカケズグロインコさん★5年ぶりにケージの外へ

今日はあいにくのお天気ですが、静岡から遠路はるばるヨダレカケズグロインコさんが2回目の個別相談にお越しいただきました。

前回の様子はコチラ

第1回目で考えたトレーニング計画はこちら↓
《空ちゃんトレーニング計画》
①ターゲッティングがほぼ100%できること
②①ができたら、ケージの外に出てみる(ここから先は飼い主さんにとって未知の世界となります)
③ケージに自分で戻り方を教える
④手に乗せる
⑤知らない人の手(=トレーナーやショップスタッフ)にものる

そして、2週間のトレーニングの成果は・・・
①ターゲッティングがほぼ100%できること
⇒ケージ内で、ほぼ100%成功!水平移動だけでなく、上下の移動もできるようになったそうです。そして、何より大切な、ご褒美を受け取る時に指を咬まないということも覚えてくれたそうです。ちなみに、ターゲッティングの練習は、毎日ほんの5分程度だけ取り組まれたそうですが、それでも鳥さんは学習してくれますし、なんなら週に1回のトレーニングでも学習してくれます。
トレーニングのお約束事は、飼い主さんと鳥さんには学習してもらうという点では頑張っていただく必要がありますが、決して無理をしない範囲でとお願いしています。なぜならトレーニングは、人も鳥さんも楽しいものでなくてはならないと思っているからです。

②①ができたら、ケージの外に出てみる(ここから先は飼い主さんにとって未知の世界となります)
③ケージに自分で戻り方を教える
④手に乗せる
⑤知らない人の手(=トレーナーやショップスタッフ)にものる
⇒②~⑤の結果はと言いますと、本日、ショップにお越しいただき全てクリアできました!

飼い主さんのお話によると、5年振りにケージから出してあげられたそうです。
これまでの5年間、咬まれるのが怖くて、ケージから出してあげたくても出してあげられないというのが長年のお悩みだったそうですが、ショップで個別相談があるということを知り、トレーニングが始まりました。トレーニング開始から2週間で、これだけ変わってくれた空ちゃんに、本当に感動していらっしゃいました。
「変わってくれた」と書かせていただきましたが、空ちゃんはこれまで、人との接し方を教えてもらう機会がなかっただけだと思っています。本当に頭がいい鳥さんなので、アッ!という間にいろいろなことを覚えてくれたのは、きちんと適切に教えてあげたからだと思っています。飼い主さんも、頑張りました!

5年振りにケージから出してもらった空ちゃんの様子は・・・
空ちゃん1022(1)
まずは部屋の中を飛び回っていました。
5年振りにケージから出してもらえて嬉しかったんだと思います。そして、5年振りであっても上手に飛ぶことができて感動してしまいました。
しばらく飛び回った後に、ケージの上でターゲッティングの練習です。
上手にターゲット(=割りばし)をタッチして、ご褒美をもらうことができました。何度か勢い余って、割りばしを持っている指の方をカプッ(強くは噛んでいません)としていましたが、指の方をカプッとしたらご褒美なし、割りばしの方をタッチできたらご褒美+たくさんの褒め言葉、を繰り返していく内に、指がそばにあっても指の方をカプッとすることはなくなりました。本当に賢いです!

空ちゃん1022(2)
今度は、ケージの側面を移動する練習です。
少しずつ、ターゲットをケージの出入り口付近に移動すると、ちゃんと追ってきてくれて、ついにはケージの中に自分で戻ってくれました!
これまでケージから出してあげられなかった飼い主さんの心配事は、咬み付くからと同時に、ケージへの戻り方を知らないし戻せないから、ケージから出してあげられない、ということでした。一度、ケージへの戻り方を理解した空ちゃんは、それはもう見事に自ら戻ってくれるようになりました。すごいぞ!空ちゃん!

空ちゃん1022(3)
そして今日は、新しいケージへのお引越しも目標にしていたのですが、こちらもすんなり入ってくれました。「こんなにスムーズにいくとは!?」と飼い主さんには驚きの連続でした。画像は、新しいケージで早速ご飯を食べている様子。

トレーニング計画の
④手に乗せる
⑤知らない人の手(=トレーナーやショップスタッフ)にものる
についても、ちゃんと私(=トレーナー)の手にも咬まずにのってくれたので、拍子抜けするくらいあっさりクリアしてしまいました。次回いらっしゃった時に、ショップスタッフにも協力を要請したいと思います。

そして、こちらのタイハクオウムさん。
ボクもやりたい
空ちゃんと一緒に暮らしている鳥さんですが、空ちゃんがターゲッティングの練習をしていると、「じ、自分もできます!やりたいです!」とアピールしている様子をお送りいただきました。本当にやりたそうですね。

そもそも、個別相談をやりたい!と思ったきっかけは、咬むからと言って、何年、何十年もケージから出してあげられない鳥さんと飼い主さんの境遇を何とか改善してあげたかったからというのがあります。
今回、一羽の鳥さんの生活が改善に向けて前進できたのは、私にとっても大きな喜びです。
これからの空ちゃんの生活が楽しいものになってくれるよう、頑張っていきたいと思います。

個別相談★オカメインコさん★&ただいま発育中!カナリーシード

こちらは10月19日にお越しいただいたオカメインコさん。
パルちゃん1019
写真が下手っぴでこんな表情になってしまいましたが、実物はもっともっとかわいいです。
最初は呼び鳴きの矯正でお越しいただいたのですが、ご家族みなさまの努力の甲斐あって、許容できる範囲で鳴いてくれるようになりました。
この日、呼び鳴き矯正のセミナーを開催いたしましたが、そこに動画で登場してくれたのがこのオカメインコさんです。ペレットにもすんなり移行してくれて、あまりにもスムーズ過ぎてちょっぴり肩すかしを感じていますが、現在はラフィーバーのペレットが一番のお気に入りとのことです。
フォージングのおもちゃで遊んでもらったりもほんの少しだけしたのですが、その時の様子を撮影していなかったのが悔やまれます。今回で会うのが3回目でしたが、覚えてくれていた様子に喜びをかみしめていました。

ブログでご紹介していますように、鳥さんについて個別相談をお受けしていますが、考えることは常に「鳥さんにとって何かいいものないかな?」ということです。
「何かいいもの」というのは、例えばおもちゃ代わりになるものや、毛引きの鳥さんでしたら自分の羽をいじるよりも他に関心を向けられるような物について、ということでいつも頭がいっぱいです。

昨日、合羽橋に行ってまいりましたが、もちろんこの時も「鳥さんにとって安全なものはないかな」や、「あ!これカジカジ楽しそう!」という視点で商品を見てしまっているので、お店の人も、人用の道具なのにまさか鳥さんの、まして破壊されることを前提に考えて商品を吟味しているお客だなんて夢にも思わなかったことでしょう。
鳥さん用のおもちゃは、わざわざお店で「鳥さん用おもちゃ」として売られている物を買わないといけないという決まり事はありません。飼い主の皆様も、これ遊んでくれるかも?というものにもしかしたら、ホームセンターや100円ショップなどで出会えるかもしれないので、アンテナを張り巡らせてはいかがでしょうか。ただし、くれぐれもニスが塗ってあったり加工がされていないものや、鳥さんにとって安全かどうかはご確認をお願いします。

「何かいいものないかな?」ということで、10月初めからカナリーシードを育ています。
鳥さんのためにお野菜を自家栽培していらっしゃる方は多いと思いますが、今回の目的は毛引きの代替行動になればと思いつき、カナリーシードを育てることにしました。
カナリーシード1008
カナリーシードを植えて、4日後の様子↑
芽が出ました!

カナリーシード1008(2)
毎日せっせとお世話。と言ってもお水をあげるだけですが。

そして、こちらが15日目の様子↓
カナリーシード1019
葉っぱがふさふさと成長中!
もし鳥さんがこの葉っぱを気に入ってくれたら、自分の羽をチミチミとやらずに、カナリーシードの葉っぱをチミチミとなってくれる方に関心が向いてくれたらいいなと期待を膨らませながら毎日お世話をしています。鳥さんの好み次第なので気に入ってくれるかは未知数ですが、まずはチャレンジあるのみですね。
本当は、この季節によく見られるねこじゃらしも試してみたいのですが、ショップ近くに生えているものが安全(農薬などが散布されていなか、ワンちゃんのテリトリーの目印がついていないかどうかなど)かどうかは確認がとれないので、二の足を踏んでいます。
カナリーシードの葉っぱの活躍(?)については、また後日ご報告させていただきたいと思います。