個別相談

最後の鳥さん個別相談

バードトレーナーの退職についてブログにてご挨拶をさせていただきましたところ、これまで個別相談をご利用いただいた飼い主さまから予想以上にご連絡をいただき、とても恐縮しています。それと同時に、これまでやってきたことがお役に立ててるということに安堵しています。
体調が悪いからですか?など、気遣うお言葉もいただいたりしましたが、退職の理由は、決して体調が悪いことやトレーニングで何かしくじってしまったということではありませんので、どうぞご安心ください(笑)
ショップにお電話やメール、そしてご挨拶に足を運んでくださいました飼い主の皆様、本当にありがとうございました!

昨日(3/8)、鳥さん個別相談をご利用いただいた方がショップでのご相談受付がラストとなりました。

こちらのコザクラインコさんは、度々ブログにも登場してくれています。
ララちゃん20170309-2
ララちゃん20170309-1
「今の様子を見てあげてください!」とご連絡いただきました。
自咬改善に取り組んで、今は毛引き改善に取り組んでくださっています。
自咬はもうやらなくなったそうで、第一の目標をクリアできて本当によかったです。「諦めずに頑張ります!」と飼い主さま。ぜひ、楽しみながら続けていただきたいと思います。
ララちゃん、元気でね!

すずちゃん20170309-2
すずちゃん20170309-1
バードトレーナーが退職することになったので、この日一回限りのご相談となってしまったコザクラインコさん。
自咬改善が目標です。
じっくりヒアリングさせていただき、コザクラインコさんの行動を観察させていただいたところ、精神的な要因ではないのではないかなと判断しました。ケージに取り付けてあるおもちゃではあまり遊んでくれない、、、とのことでしたが、おもちゃで遊ぶ動機付けなどをご提案させていただき、「これどう?」と試していただきました。
すると、ご覧の通り!
このコザクラインコさんは、遊べるコです。そして、ペレットへの切り替えもご提案させていただきました。
そして後日、飼い主さまより「おもちゃで遊んでいます!ペレットも食べてるみたいです!これからいろいろ試していきます」とのご報告を受けました。
おもちゃで遊ぶことで、首に巻かれたカラーも取れると思っています。これからもぜひ、楽しみながら続けてくださいね!
すずちゃん、遊びで忙しくなるね!

ヒメコンゴウインコさん20170309
そして、こちらは個別相談ラストのヒメコンゴウインコさんです。
咬みつき改善が目標です。
最近は落ち着いているとのことでした。お迎えした時から咬むクセはあったそうです。どうやら、人の手は咬むものではないよということを適切に教えてもらっていないタイプの鳥さんです。
ポジティブレインフォースメント(正の強化)を使った褒めるトレーニングをお伝えさせていただきました。
前々からお伝えしていますが、咬みつき改善に関しては、適切に伝えれば1週間で変化が現れます。行動が定着するまでは1か月ほど一貫したルールで継続していくことが必要です。適切でない方法で何カ月も、何年も続けても改善には至らないでしょう。
ヒメコンゴウインコさんは2才でまだまだ若いので、ぜひ今の内に人と暮らすルールを適切に教えていげてもらいたいと思います。

以上となります。

こちらのブログでお伝えしてきたのは、
・獣医師は病気やケガは治してくれるかもしれないけれど、根本的な原因がもし鳥さんを取り巻く環境にあるとしたら、この部分を変えていかなければならない。
・発情するから、おもちゃは全て取り除いてください。鳥は咬んで当たり前、我慢してください(上記のヒメコンゴウインコさんの飼い主さまが周りから言われたこと)などなど。
これらは全て、ナンセンスであることを声を大にしてお伝えします。

●発情するから、おもちゃは全て取り除いてください。
⇒発情対象を取り除くことは賛成です。ただし、発情が全ておもちゃに起因している訳ではありません。食餌量や鳥さんを取り巻く環境を見直す必要があります。おもちゃを全て取り除いた結果、鳥さんは何を楽しみに暮らしていけばいいのでしょうか。何かを禁止するなら、何かを許可する。これが鉄則です。

●鳥は咬んで当たり前、我慢してください。
⇒鳥さん、あるいは人のどちらかが一方的に我慢をする状況は果たして楽しいでしょうか。適切な方法でトレーニングを行えば、咬みつきは改善できます。このことを一人でも多くの飼い主さまに今後も伝えていけたらいいなと思っています。

鳥さんとの暮らしに直接的にかかわる具体的な方法などを伝えていける役目の人が、もっともっと増えてくれるといいなと思っています。
これまでは、病院併設ショップということで、バードトレーナーとしてメリットになっていたことも数多くありましたが、活動の場がショップだけに限られていた部分もあったと思います。これからは、長崎を拠点にして、もっともっと幅広く、鳥さんと飼い主さまの暮らしをよりよいものにいていくための活動ができたらいいなと思っています。

お問い合わせで、次はどこでやるんですか?、引き続き、ご相談にのってくれないんですか?とのお声を多数いただいております。これからゆっくりじっくり、ホームページなどを立ち上げていけばいいかとのんびり構えていたので、ご案内できるようなものが何もない状況で申し訳ありません。
お手数ではございますが、これからホームページなどの発信や受付ができるものを作ってまいりますので、もしよろしければ、
「バードトレーニング 長崎 R+ アールプラス」
上記キーワードで検索していただけると、ヒットできるように準備を進めてまいりたいと思いますので、折を見て、検索していただけましたら幸いです。お手数をお掛けいたしますが、よろしくお願いいたします。

ショップの方では、これからも鳥さんの食事に関することやダイエット、発情抑制、保温、看護などについてはスタッフがご相談にのらせていただきますので、ぜひお気軽にご相談いただけましたら幸いです。

バードトレーナーの柴田からの記事は、これで終わりとなります。
これまで、本当にお世話になりました。
鳥さんとの暮らしがより楽しく、より健康なものになりますように。
心より願っています。

柴田祐未子
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バードトレーナー退職のご挨拶

ショップのオープン当初から続けてまいりました鳥さん個別相談ですが、この度、バードトレーナーの柴田が退職することとなりましたので、個別のご相談も終了となりますことをお伝えさせていただきます。

約3年弱、およそ150羽の鳥さんたちが個別相談をご利用いただき、様々な環境や行動といった方向から少しでもお役に立てていたらいいなと思っています。

鳥さんへの直接的な働きかけをしない分、トレーナーの役目は、飼い主さまにご提案をして、飼い主さま自らが鳥さんにアプローチをしていただくという方法が想像以上に難しく、思考錯誤する日々でした。
そのような中で、やはり確信したことは、「応用行動分析学は鳥さんに罰を与えることなく、効果があるものなんだ!」ということです。鳥さんが変わっていく様を観て、飼い主さま自身も変わっていく、まさにハリソンバードフード社の言葉を借りると「鳥が幸せなら飼い主も幸せ」という言葉を体現させていただきました。※細かいことを言うようですが、まず変わったのは飼い主さまの方です。
そして、その方法を知っていただいた飼い主さまと鳥さんがこれからも末永く楽しく元気に暮らしてくれたら本望です。

今後は、地元長崎に戻って、九州で暮らす鳥さんと飼い主さまのために、何かしらの方法でお役に立てたらいいなと考えています。九州はただでさえ鳥さん専門病院が少ない地域です。私は獣医師ではりません。しかしながら、食事を含む環境面がいかに大切かということを学ばせていただき、この方面からのアプローチで、「治療より予防」ということを目標にしていけたら、病院はせめて年1回の健康診断だけで済むのではないか、そうなったらいいなと思っています。

これまで、たくさんのことを教えてくれた鳥さんたち、そして、飼い主さまたち、本当にありがとうございました!
これまでの経験はわたくしにとって宝物です。

ショップの方はこれからも存続いたします。
トレーニングといった踏み込んだ内容についてのご相談は難しいかもしれませんが、食事のことや生活環境のことなど、ぜひショップスタッフを頼っていただけましたら幸いです。今後とも、Birds' Grooming Shopをよろしくお願いいたします!

咬み付き、呼び鳴き、オンリーワン、毛引き、自咬、発情抑制をはじめ、ペレットへの切り替えや基本的な鳥さんとの接し方について、わたくしを頼って個別相談をご利用いただいた皆様、本当にありがとうございました。
中には、飼い主さまの理想としていらっしゃるゴールに100%近づくことはできなかったパターンもあったと思います。それでも、鳥さんの可能性を摘んでしまわずに、根気強く、そして楽しく取り組んでいただき、その姿にたくさんの刺激をいただきました。

駆け足ではありますが、前回ご紹介させていただいた個別相談以降に、ご利用いただいた鳥さん、あるいはその後の報告をいただいた鳥さんたちをご紹介させていただきます。

ルーチェちゃん1
ルーチェちゃん2
目下、フォージングスピンを特訓中!
ケージの中で、お留守番中でもきちんとゴハンを食べてくれるようになって本当によかったです。これからも少しずつ、ケージの中でのお仕事を増やしていけたらいいですね。

ふうちゃん
ある日突然、毛引きが!!と飼い主さまは驚かれていましたが、いろいろと原因を探っていき、少しずつお腹の羽根が生えはじめました。生え掛けの時期は気になってしまうかもしれませんが、これを乗り越えてもらえばおそらく大丈夫だと考えています。そのためにも、少しずつのステップでできるところからフォージングを実践していただいています。

じじ君
ショップオープン当初ぐらいからの長いお付き合いのオキナインコさん。
自咬の経験が長い分、じっくり時間をかけて飼い主さまと一緒に取り組んできました。
エリザベスカラーの幅を少しずつ小さくしていく作戦を取っているところです。最初に出会った頃とは比べものにならないくらい度胸がついてきて、いろいろなフォージングトーイもクリアできるようになりました。
あとは、すっかり習慣化してしまった自咬を少しずつ減らしていけるといいなと思っています。
じじ君、元気でね!

くうちゃん2
くうちゃん1
定期的に個別相談をご利用いただいていたオキナインコさん。
毛引き改善を目標に、遊びやフォージングのご提案をしてきました。ただし、飼い主さまが頑張り過ぎて疲れない程度を目標に。
遊びが増えて、以前と比べたら毛引きの量は減ってきたそうです。
毛引き改善の場合、一気に改善に向かう訳ではありません。数か月、半年、あるいは一年くらいのスパンをかけて、「そういえば、去年の(あるいは前回の)この時期はもっとひどかったけど、それほどじゃなくなってきたね」という感じです。
方向性的には間違っていないので、これからもぜひ、鳥さんとの知恵比べを楽しみながら続けていただきたいと思います。

オリーヴァちゃん20170302
退職が決まったこともあり、通常、個別相談は2回セットなのですが、1回きりのご相談となってしまったコザクラインコさん。
ご相談内容は毛引き改善です。
おそらく、お話を聴く限りでは精神的なものではないと判断したので、おもちゃで遊ぶことやフォージングについてご提案をさせていただきました。個別相談に到着してすぐは緊張しまくりといった感じでしたが、個別相談終了時間になるとトレーナーの手にちょこんとステップアップしてくれました。
これからは、羽根をいじるよりももっと楽しいことがあるよということを教えてあげてくださいね!

きいちゃん&あおちゃん20170301-2
きいちゃん&あおちゃん20170301-1
昨日、個別相談をご利用いただいたセキセイインコさんたち。
飼い主さまは、およそ40年振りくらいに鳥さんをお迎えしたとのことで、昔の飼い方のギャップや、ネットに飛び交う情報に混乱気味のご様子でした。現在は、特に問題を抱えている訳ではないけれど、食事面や接し方、暮らしなどについていろいろとご質問をいただきました。
鳥さんにも個性がありますし、飼い主さまにもお仕事や生活のリズムがあります。
その中で、できる範囲で大丈夫なので、ぜひ「楽しい♪」という気持ちで接してあげていただけたらいいなと思っています。

さて、鳥さん個別相談も残すはあと2件です。
1回限りのご相談となってしまいますが、最後まで精一杯務めさせていただきたいと思います。
残りのご相談についてはまた改めてご紹介をさせていただきたいと思いますので、お別れの言葉はまだとっておきたいと思います。

鳥さん個別相談★ソロモンオウムさん★毛齧り改善

ソロモンオウムさんが遠路はるばる静岡からご相談にお越しくださいました。

ソロモンオウムさんは、1才9か月の男の子。
ヒアリングを進めていくと、
・羽繕いの延長線上で、熱心になりすぎて羽根を齧っている
とのことでした。
一度やり出すとしばらく続くとのことで、「あ!齧ってる!」と気付いた時にこれまでの対処法をおうかがいしてみたところ・・・
●羽根を齧る
⇒【飼い主さまの行動】
 ・声を掛ける
 ・おもちゃを渡して気をそらす
 ・アーモンドをあげる
という対応で羽繕いから関心をそらしていたそうです。
お気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、どうやらこれらは全て、ソロモンオウムさんにとって「ご褒美」になっているのではないかとお伝えしました。
毛齧りを止めさせるための飼い主さまの働きかけだというお考えではありますがが、応用行動分析学でいうと、対象となる行動の出現率が減少、あるいは消去できていない場合は、飼い主さまのお考えとは裏腹に、鳥さんに対する行動は「報酬」となっていて、対象となる行動の出現率を維持、あるいは増加させていると考えられます。

このことを聞いて
「あ~~~、なるほどね~~~」という感じの飼い主さま。
今後のご提案内容としては、ソロモンオウムさんにとって、飼い主さまの気を引ける上記行動とは180度逆のことを行うようにご提案させていただきました。
【羽根をいじっていない・羽繕いをしていない時←望ましい行動】
・声掛け
・おもちゃを渡す
・アーモンドをあげる

【羽繕いに集中し出した時、羽根を齧っている時←望ましくない行動】
・視線を送らない(でも、視界のすみでは観察している感じ)
・話しかけない

以上を徹底していただくことにしました。
それでも、これまでの鳥さんの経験と実績で、トレーニングに取り組む最初の段階では熱心に羽繕いをしてしまって、羽根を齧ってしまうことが多いかもしれません。こんな時は放置しておかずに、声掛け以外で鳥さんの関心をそらしていただくようにお願いしました。
例えば、一回パンッ!と手を叩くことでもいいですし、何か音を鳴らすことで気をそらしていくようにして、鳥さんが「あれ?今の何??」とキョロキョロして毛齧りを止める⇒毛齧りをしていない状態で10秒程度経ったら声掛けOK、という感じです。

その他に、鳥さんとのコミュニケーションは体に触れることだけではないということもお伝えさせていただきました。個別相談室では、その教え方をお伝えさせていただきましたが、ソロモンオウムさんはとても協力的で、ターンもすぐにクルリと回ってくれるようになりました。ぜひ、ご家庭でもこのようにゲームの一環として鳥さんに思考してもらう機会を作っていただくようにお願いしました。

一通り、ターンのやり方や口にくわえたものを飼い主さまの手に落とすドロップのやり方をお伝えして、挑戦した後のソロモンオウムさん↓
だいちゃん20170208-1
だいちゃん20170208-2
ふぅ~~~~。。。
とお疲れのご様子。
逆光でかわいいお顔がよく写せていなくて、残念です。。。

白色オウム、それもオスの場合、上手にエネルギーを発散させてあげないと、本当にエネルギーが有り余ってしまいます。
身体を撫で回すことは発情を促すのでお勧めしていません。発情すると、パートナーと見なしている人以外に攻撃的になったり、毛引きにもつながることもあるからです。そして、野生下では通常1年に1~2回の発情に対応している身体の機能なのに、これが毎日フル稼働した場合、とても負担が大きくなってしまいます。ただし、首から上のカキカキと足裏マッサージはOKです。
おそらく、身体を撫でてもらった経験がある鳥さんの場合、翼を持ち上げて「ねぇ、ここカキカキして」と催促してくると思いますし、喜んでいるとは思います。しかしながら、鳥さんが喜ぶことが全て鳥さんの体にとっていいこととは限らないということをよくお伝えさせていただいています。
鳥さんは知能が高い生き物なので、思考する機会を作ってあげることで、エネルギー発散にもなります。もちろん、体を動かすことも大切な運動にもなりますし、エネルギー発散になります。
これから長いお付き合いになると思いますので、人も鳥さんも健康で楽しく過ごしてくれたらいいなと思っています。
次回のご相談は3月末くらいを予定しています。

鳥さん個別相談★オカメインコさん★毛引き改善…の前に

鳥さん個別相談をご利用くださったオカメインコさん(3才、男の子)のご紹介です。

ご相談内容は・・・
・毛引き改善
・発情や換羽などのリズムを整えたい
鳥さんに覚えてもらいたいことは・・・
・おもちゃで遊ぶ
・一人でもごはんを食べること
という内容です。

毛引き改善とのことでしたが、毛引き以前に気になった、「まずこれを何とかしなければ!」という点があります。それは、「お留守番中、一人ではご飯を食べてくれない」という点でした。人がいれば食べてくれるそうです。なので、飼い主さまご夫妻がお仕事から帰宅をすると、待ってましたと言わんばかりにご飯を食べる、という習慣が出来上がっていました。
飼い主さまからしたら、少しでも帰宅が遅くなると気が気でない状況だったようです。
ご提案としては、毛引き改善に向けてのアプローチも取り組んでいきつつ、まずはケージの中で、お留守番中に一人でもご飯が食べられる鳥さんを目指すことを最優先していくことにしました。

まずは、一人では食べられない原因が環境にあるのかなと思い、オカメインコさんのケージの置き場所やケージ内のレイアウトをお聞かせいただきました。これらに関しては、特に問題はなさそうだったので、まずは至ってシンプルな方法、それは、オカメインコさんがずーっとある一か所にいるというそのすぐそばにエサ入れを設置していただくことに。

毛引きをしている、そして、人がいないとご飯を食べないと聞いて、どんなタイプのオカメインコさんか想像つきますか?
20161211ルーチェちゃん2
とても人懐っこくて、動きが活発な鳥さんです!
初めましてのトレーナーにもすぐに近づいて来てくれました。
飼い主さまご夫妻は、毛引きの原因が「何か精神的にストレスを感じているのではないか・・・」と心配されていらっしゃいましたが、オカメインコさんの様子を観察する限り、ストレスが原因とは考えられないとお伝えすると、ホッとされているご様子でした。
結局のところ、何が原因かは分からないのが正直なところですが、オカメインコさんの性格は活かし甲斐があるので、ほんの少しのステップを踏みつつ、おもちゃ遊びもフォージングもいろいろなことにチャレンジしながら、自信を付けていくことで、結果的に自分の羽根をいじるよりも、もっと他に楽しいことがあるよ、と教えていけるのではないかと思いました。

20161211ルーチェちゃん3
画像↑は、本当に簡単なフォージングに挑戦中。
薬包紙にエサを入れて、遊びながらこの中に入っているよと学習してもらっている様子です。薬包紙は、良い感じで中身が透けてみえるので、最初のとっかかりとしてはよく活用しているツールの内の一つです。そして、鳥さんが齧った時のパリパリ、カサカサ感もツボにはまるコは多いようです。
上手!上手!と、カジカジやってくれているところを撮ろうとすると、しっかりカメラ目線!
あ、、、どうぞお続けください。

20161211ルーチェちゃん4
いろいろやってくれそうな予感!
第一回目は、これで終了です。
まずは、お留守番中に一人でもご飯が食べられるようになること、これが優先順位的には一番の目標に。

第一回目からおよそ1か月が経過した頃に、第二回目にお越しいただきました。
果たして、オカメインコさんの行動に変化はあったのでしょうか。。。

実は、第二回目の個別相談の少し前に、メールで報告を受けました。
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留守番中じーーっとしているのは相変わらずなのですが、ご飯の位置を変えたところ1人でもご飯を食べてくれるようになっております!
薬包紙を使った遊びも楽しんでくれているようです!
…日に数回は羽繕いをしながらピギャっと痛そうに泣いていますが、血を出してしまうような場面には合いません。
私自身相談をさせていただいてから、接する時に前向きな気持ちになれるようになりました。
ただ頭の固い自分なので、遊び方がワンパターンにならないようにご助言いただけたらと強く思っておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。
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一人でも食べてくれるようになったようですね!まずは第一の目標クリア!といったところです。

そして、第二回目の個別相談では・・・
・お留守番中、一人でもご飯を食べられるようになった。
・毛引きについて、左足根本(以前は両足をやっていた)は少しやった形跡があるが、脇はやっていない。
・薬包紙でエサを包んだもので遊んだり、ヤシの葉のおもちゃも齧ってくれる。
とのことでした。

一人でも食べてくれるようになり、毛引き改善もいい方向に向かい、何よりも飼い主さまご夫妻の表情が明るかったのがとても印象的でした。第一回目から第二回目までの期間は、それほどがっつりとご提案をした感じではありませんが、これからさらにケージの中での遊びやフォージング、エサ入れの位置について、いろいろと工夫していけたらいいですね、という感じでこれからもご家庭で継続をしていただくことに。

そして、第二回目に来てくれたオカメインコさんは相変わらず陽気で人懐っこかったです。
20170129ルーチェちゃん2
少し分かりにくいですが、フォージングスピンに慣れてもらうために、現在大好きなもののティッシュをスピンに差し込んでホラホラ、面白いよ~と誘っていただいている様子です。初めてのものに、今現在好きなものを合せると、慣れてくれる時間が短くて済みます。
相変わらずのカメラ目線です。

20170129ルーチェちゃん3
バルサ材にオーツをつきさしてみました。
遊びの幅を広げていくための、本当に一番最初のとっかかりはこれくらいからスタートです。

20170129ルーチェちゃん1
ワラはどうかな~と思ったら、ワラが入っていたビニール袋の方に興味津々。
こういう鳥さんの行動から、何が好きか、何に興味があるか、たくさんのヒントをもらえますね。
それで、ビニールはどう使いましょうか???と飼い主さまと頭をひねっていました。

20170129ルーチェちゃん5
「好かれている、うふふ♪」と仕事を忘れるトレーナー。

20170129ルーチェちゃん4
やっぱりカメラに興味津々!

そして、写真は撮れませんでしたが、第一回目の時にお伝えした、「物を運んで手やカップに入れる」ことを見事マスターしてくれていました。トレーナーにもわざわざ運んできてくれて、はいどうぞ、と掌にそっと渡してくれました!
芸を教えることが目的ではありませんが、飼い主さまとのコミュニケーションでもあり遊びでもあります。そして、この「できた!」が増えてくると、鳥さんにとっても自信になり、ストレス耐性も上がります。飼い主さま曰く、いろいろなことができるようになったからか、オカメインコさんに自信がついているんじゃないかと分かります、とのことでした。

これからもご家庭でいろいろと無理のないスピードで試していただくということで、個別相談は終了となりました。
BGSで定期的に開催する少人数制セミナーにも、ぜひオカメインコさん同伴でご参加いただけると嬉しいです。

鳥さん個別相談★オカメインコさん★ご家族みんなを大好きに!

オカメインコさん、2才4か月のご紹介です。

ご相談内容は・・・
「手や人に対する恐怖心の克服」
です。

ご家族の中で、今回ご相談にお越しいただいたお母様のことは大好きで問題なく手にもステップアップしてくれますが、三男さんに対してはちょっと、、、という感じで何とかならないかということでした。
少し言葉を濁してしまいましたが、思い切って言うと、キライだということです。(三男さん、ごめんなさい、、、)
原因ははっきりしているとのことで、「しつこさ」がオカメインコさんとの信頼を築けずにいるようです。
詳しくおうかがいすると、オカメインコさんが全身で嫌がっているのに、手で掴んでしまう行為をしていたようです。決して、ご本人もいじめていたわけではなく、オカメインコさんの嫌がっている姿や怒っている姿がとてもかわいく見えてしまって、これを繰り返ししてしまっていたそうです。
オカメインコさんはお顔がかわいいだけに、怒っている姿もまったく怖くないという、何ともかわいさが仇になっていると言いますか、、、実はこのパターンで、オカメインコさんとの信頼関係が築けずにこじれまくっているパターンは少なくありません。

怒っていてもかわいいのは認めます!
でも、オカメインコさん側は本当に必死で怒っていて、やめてぇっ!と全身で訴えています!
この訴えをぜひ受け止めて、わざと怒らせるようなことはぜひとも止めてあげていただきたいと思います。

これだけ原因が明確であれば、アプローチ法としては・・・
●オカメインコさんに対してしつこくしないように、三男さんに徹底してもらう。
●三男さんの価値を上げていくため、オカメインコさんの大好きなものは、この三男さんの手からしか現れないようにする。
これに尽きます。
第1回目のご相談では、とにかく三男さんの姿が見えただけで威嚇をする、とのことでしたので、本当に時間をかけて取り組んでいくしかないということをお伝えしました。

当のオカメインコさんはと言うと、人見知りはしない鳥さんでした。
なので、本当に三男さんがしつこくした結果、今のように関係性にヒビが入ってしまっているのだなと確信しました。(三男さん、本当にごめんなさい。。。)
20161109むぎちゃん1
体重計にのる練習もしたところ、すんなりのってくれました↑
のっているところは画像に収められていません。

20161109むぎちゃん2
ふぅ~~~。と遠い目。

そして、第二回目は初回のご相談からおよそ2か月とちょっとが経過した頃にお越しいただきました。

ご相談者のお母様が、とにかく「しつこくしないこと!」「少しずつのアプローチを!」と、ご家族の方にお達しを出して実践してくださったそうです。
その結果・・・
●苦手だった三男さんの手から大好きなご褒美を受け取ってくれるようになった
●三男さんの肩にとまってくれるようになった
●お父様にもとまってくれるようになった!(以前は近付きもしなかったそうです)
とのご報告を受けました。

「三男が嬉しそうに“肩にとまってくれたよ!”と言ったのが本当に印象的で・・・」
と、お話をされるお母様もとても嬉しそうでした。

今回のポイントはずばり、ご褒美の価値の力をうまく借りられたことだと思います。
オカメインコさんの大好きなものをきちんと飼い主さまが把握していらっしゃったので、これを活用していくことができました。
そして、しつこくしない、大声を出さないなどのお約束事をちゃんと守ってくださったおかげでもあります。

20170118むぎちゃん1
20170118むぎちゃん2
ちなみに、オカメインコさんの大好きなものは、ラフィーバー社のニュートリベリーと赤粟穂とのこと。

「こんなに変わるなんて、びっくりしました!」
とおっしゃっていた飼い主さまですが、まず変わってくれたのが人側の方だからこそ、鳥さんにも伝わったのだと思います。
これから、定期的に開催していく少人数制のセミナーにも参加してくださるそうなので、またオカメインコさんとお会いできるのを楽しみにしたいと思います。